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キャラ達の個性の魅力と、ドンパチ活劇の高揚感に、百鬼夜行な国際政治が絡んで面白い。一気読みした。シリーズ化に期待。
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珍しいもの読んでるね〜と言われました。が、月村本を読むのは何作目か。かなりバイオレンスで血が出るにもかかわらず、なんか優しいので、手に汗握らないというか(いい意味で)。なかなかにデリケートな話題というか、まあ、最初から元凶はあそこでしょうな、、と思いながら読みつつ、やはりの結果にモヤモヤなくすっきりした。日本側と香港側の双方ともに、いろんな能力と背景のある人物で構成されて、私の好きなサイボーグ009とかアベンジャーズとか、あのタイプのある程度現実味のあるような、ないような、そこらへんのええところ攻めてくる感じがよろしい。
水越警視のキャラ、ええですねぇ。彼女だけでなく全員ええキャラとバランスで、設定が楽しい。
何がなんでも変更しない呪い、、、
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読ませるアクションと展開に満足。登場人物の多さは海外ドラマ慣れしていれば問題ないかと。普通に配役考えながら読めば、わかりやすくこちらの想像力を信頼してくれてるような気がして心地よかった。結末に不透明な部分が多くあるが、それも委ねられている気がする。ウォンはドニーイェンで、ハリエットは伊澤彩織で、山吹は若い頃の真木よう子、嵯峨は東出、あとはむずい。映画化して欲しいです。
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以前『機龍警察』を読んだときに感じた難解さは全くなく、とても読みやすく楽しめた。香港と中国の問題を描きながら日本の闇についても考えさせられる。個性的なキャラが多く、続編が出たらまた読みたい。
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香港警察と日本警察が1つの部署として事件を追う話。ミステリとアクションと中国香港の闇が詰まった感じで面白く勉強にもなった。分室メンバーが個性的で誰も彼も裏がありそうで信じられずヒヤリとするやりとりも面白い。更に互いを認め合って事件に挑む様は良き。
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実際の香港と中国の問題が背後にしっかりあって、登場人物も魅力的。こんなに物騒な事件が起きたら嫌だけど、ただの刑事物ではない面白さが!次作あればいいのにと期待!
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香港警察東京分室と揶揄される「特殊共助係」が日港の警察官が、香港でデモを扇動したキャサリン・ユー元教授を追う。日中政府の思惑と中港関係、そして国際的な犯罪組織の抗争と、楽しいことがいくつも並ぶ。一国二制度が消える2047年問題と香港の警察官の矜持を描写するシリアスなシーンもあるが、基本的には独特なキャラが事件に対応し、日本ではありえないような銃撃戦を繰り広げる。そんなエンタメ小説の王道を行く作品である。シリーズ化されそうな予感もある。
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ド派手な銃撃戦が繰り広げられる熱いエンタメ小説。
アクションシーンも良いんだけど、何より登場人物たちが魅力的すぎる!
あ、でもその緊張感の中でそれぞれの過去が明かされ、心理が描かれていくから、やっぱりアクションシーンが良いのかな。
その魅力的な分室メンバーは、日本警察5名・香港警察5名の計10名。
みんな個性豊かでキャラが立ってる。
誰を主人公にしても面白い。
でもやっぱり目立つのは日本側のトップ、水越管理官だろう。
小柄で童顔、とぼけた口調で鋭い発言。
それを補佐する七村係長も頭が切れて、二人のコンビネーションは最高だと思う。
香港側のウォン隊長とゴウ副隊長の信頼関係もたまらない。
でも泣かされるのは、シドニーかな。
このままいくと10名全員紹介したくなるので書かないが、私は小岩井くんが好き。(一番下っ端でちょっと可愛い)
物語の背景は香港の民主化運動で、人ごとじゃないなと感じる。
またひとつ、知りたいことが増えた。
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キャラクター(癖)が強いメンバーですね(^^;;
国内で起こっているとは思えない銃撃戦(笑)
展開はほどよいリズムで、心地よいドキドキ感
24年後に……
警察組織を熟知する作者ならではの視点で、広くそして、深く切り込んでいく…
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読書備忘録804号。
★★★★☆。
月村さんの娯楽系エンターテイメント小説。
実は機龍警察シリーズを読んでないのですが、それ系に近いのでしょうかね・・・。
機龍そのうち絶対読むし!
平和ボケした国、ニッポン。
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者はめちゃくちゃ増えてる。国際犯罪を未然に防ぐべくICPO(インターポール)を仲介役として、警察庁と香港警務処(いわゆる香港警察)が共同で作った組織、「組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係」、略して組対部特殊共助係、人呼んで(バカにされて)香港警察東京「分室」接待係。
メンバーは警視庁と香港警察からそれぞれ5名ずつが配置され、上から管理官、係長、主任、捜査員2名で構成される。このはぐれ者的10人のキャラが立っていて面白い!
そして物語の柱となるミッション。
香港で民主化デモを扇動し、助手を殺害して日本に逃れてきた民主活動家たちの象徴、元大学教授のキャサリン・ユーを確保・逮捕すること!
日本で捜査権を持っていない香港警察のメンバーは、警視庁のメンバーと対となって捜査を開始!
キャサリンが日本で潜伏した先、中国の犯罪組織サーダーン配下の末端密輸業者セントラル・アジアン創業。捜査の為に訪れた先で、キャサリンの命を狙う犯罪グループ黒指安の襲撃に出くわす!
激しい銃撃戦!まるでショッカーのように次々に殺されていく使い捨て襲撃者たち!
そして分室のメンバーは無敵!まるで西部警察の大門軍団のようです!
なんとか襲撃を抑え込み、キャサリンを発見、病院へ搬送するが、そこでキャサリンは逃亡する?
なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか?なぜ逃げたのか?
そして、驚くべき中南海(北京中枢)の陰謀が明らかになる!
外務省、警察庁、警視庁、香港警察の思惑がドロドロを絡み合う中で、飛び跳ねる無敵の分室の男女メンバーたち!
水越(♀)管理官、グレアム(♂)隊長の知略!すっ呆けたやくざ嵯峨(♂)主任。強烈な身体能力、殺傷能力を発揮する山吹(♀)、シドニー(♂)、エイレン(♀)、山吹に逆らえない小岩井(♂)!
そして、クライマックスの見せ場で、とんでもないドンパチアクション(またまたショッカーがバタバタ倒れていく!)の陰に隠れたストーリー、シドニーの生い立ちから来る怒りと最後の捕り物シーンでのお涙頂戴劇がまたまた良いです。
もう!次の作品で彼らの活躍が早く読みたい!
いじょう!
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香港の警察とタッグを組んで日本での香港がらみの事件を追う警察小説。
設定は面白く、背景となった香港事情も興味深かったです。特に自分も香港経由で海外出張に多くいってた時期と香港デモのころは重なっていて、香港の自由や民主がなくなっていくのを目の当たりにしただけに哀しみがぶり返してきました。
ちょうど、周庭がカナダ亡命宣言をしたタイミングでもあり、物語の背景のリアルさも感じられました。
登場人物は中日ともにクセがあって、キャラ付けが極端なのですが、おかげで10人のメンバーの違いも把握でき、一気に読むことができました。
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機龍警察の雰囲気がある、香港と日本からそれぞれ5人ずつのメンバーで構成されて、それぞれのスキルが高く、パットしないと思っていた小岩井君までも最後に活躍する。ある意味超人集団の組体部特殊共助係こと香港警察東京分室のメンバーたちに乾杯だ。シリーズとして書いてほしい。
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香港警察と日本警察
香港の人は日本での警察活動の権限がなく日本の警察と行動を共にして同じパワーバランスにするためにも同じ階級のもの同士が配属
香港側が追っているのはキャサリン、ユーというデモを先導した元大学教授で助手殺しの疑惑もあって日本に逃亡中
そのキャサリン、ユーを信じ募っている民間人がかくまっていたり犯罪組織が関わっていたり
内部で裏切りがいたり
自分が思う信念、大事に思うものを守ろうとするために人はどんなことにもなれるしできる
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機龍警察シリーズがあんだけ面白いんだから、月村了衛の警察小説が面白くないわけがない。
登場人物たちの個性、ド派手アクション、現実の現代社会とリンクする問題点。読ませ処盛りだくさん。
映像で観たいが、下手に映画化するとギャップに絶望するヤツやなぁと、特に実写映画化すると、無駄なラブコメとか下手なゲスト交えて、駄作に陥る未来が見える。
続編の可能性を残して終わったので期待したい。機龍警察の前日譚と重なるとかの展開もありうるかと。