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陸上自衛隊の方が書いた本は結構読んできたのですが、海上自衛隊の方の本は初めてかも。
潜水艦の中という特殊な環境下のはなしは号令、命令、訓令の違いなど結構勉強になります。失敗の本質とかが好きな方は是非
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元海上自衛隊幹部の著者がフォロワーシップの考えを整理している。
自衛隊はトップダウンが強い印象だがそうではなく部下からの提案も場合によっては受け入れる組織とのこと
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参謀の教科書 才能はいらない。あなたにもできる会社も上司も動かす仕事術
著:伊藤 俊幸
部下自ら頭を使い、積極的に上司の意図を理解し、上司に意見を述べたり、働きかけたり、補佐したりできる部下のあり方のことを「正しいフォロワーシップを発揮した状態」もしくは「理想的なフォロワー」という。
組織を劇的に変えたいなら「リーダーのあり方」で悩むのではなく、8割のフォロワーのあり方にメスを入れたほうが圧倒的に効果的である。
本書の構成は以下の6章から成る。
①参謀は「最強の部下」である
②提案力 科学的思考をしよう
③提案力 最高のブレーンを目指す
④対人力 組織で生かされるには「礼節」が必要
⑤危機管理能力 プランとプランニング
⑥正しい参謀がよきリーダーになる
誰もがリーダーでもあるが、それよりも誰もが部下でもある。
そしてその部下のあるべき姿・必要能力・スキルが本書で説明されている「正しいフォローシップ」であり、「理性ある服従」等分かりやすく、ユーモアに富んだ表現で説明されている。
リーダーである前に部下であり、基礎的な力はむしろ「フォロワーシップ」に詰め込まれており、それが出来てこそ、リーダーにつながり、リーダーとしてもその根底を理解出来ていなければ、良いリーダーシップを発揮することはかなわない。
言葉遊びではなく、心にまで踏み込んだ魂のフォロワーシップが非常に分かりやすく、穏やかに熱く説明されている。今一度、重要視すべきはリーダーシップよりフォロワーシップであることを痛感した一冊。
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リーダーを支える部下として、組織を動かし成功を導くための本。
組織の大半は部下で構成されている、かつチームのリーダーも更に上位組織の部下であるため、ほぼ全ての組織人にとって重要な知見だと思います。
大切だと感じたところにマーカーを引いていったら、マーカーだらけになりました。
※校正レベルの誤字が若干多いですが、内容には影響ありません。
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元海上自衛隊呉地方総監(海将)、現金沢工業大学教授の伊藤俊幸氏によるフォロワーシップに関するビジネス書。リーダーシップに関する書籍は数多く出ていますが、本書ではリーダーを支える部下のあり方としてのフォロワーシップについて解説しています。著者の海自での経験がベースになっているので一般企業に当てはまるのか疑問でしたが、最近の組織に関するトレンドなども取り入れて、実践的で非常に読みやすい内容になっています。組織を変えたいのなら数の少ないリーダーについて考えるよりも、多くのフォロワーを変えていければ効果的。
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いろいろ学びはあったが、部下としてよきフォロワーとなれ。
現場の視点、進むべき先の視点はなんとなく理解してるつもりだが、マネージャーとしての視点は足りてないかもしれない。(用語は多少違ったかもしれないけど)
279冊目読了。
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元海上自衛隊の大学教授による書。自分自身の今後のキャリアを考えた場合、ポジションの頭打ち感は認めざるを得ず、だったら、どういった役割が組織で重宝されるかな?と思考を巡らせた時に、「参謀」という用語がしっくり来た。で見つけた本。企業では、「リーダーシップを育てよう」とよく言われるが、組織の大半の人はリーダーではなく、「フォロワーシップ」を正しく理解し育成する事こそ大事!との筆者の主張には共感した。これからのキャリアを生き抜く術として、「参謀」系の書籍はもう少し読んでみたい^_^
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リーダーシップの重要性が大きく求められる中、リーダー的な性格でない私にとって、「フォロワーシップ」という言葉にピンと来た。
内容を読んでみて、正に自分が目指せる人材像だと、キャリアイメージが明確になった気がする。
今まで、リーダーになりたくないがために、仕事に対して後ろ向きだったけれど、フォロワーシップを備えた部下=参謀として頑張りたいと、仕事に前向きになれた。
仕事始めの時期に読めて良かった。
リーダーになりたくないけど仕事は頑張りたい人におすすめ。
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これまでフォロワーシップの本は数冊読んだが、その中でもずば抜けて満足度の高い一冊だった。
上司には上司の役割、部下には部下の役割があり、それぞれが機能しフォローすることで目的を達成するためのチームになる。って言葉は拍手したくなった。
※これを本当に自覚・認識して状況を観察したり物事を考え行動できている人は少ない気がする。
リーダーシップの考え方も視野が広がり、言語化が進んだ感覚がある。
良きリーダーは良きフォロワーだと思うけど、最強のリーダーは状況により一般的なリーダーシップとサーバントリーダーシップの引き出しを起用に使い分ける人だと思った。
とは言え、リーダーに選任されたり候補に上がるための最短ルートは圧倒的な業績だと今も思ってるし事実だと思う。(定量で全て把握し、評価できる)
サーバントリーダーシップはハードル高いなー。
でも、ありがたいことに言語化されてるからどんな能力が必要かわかりやすい。
俺的バイブル認定だな、こりゃ。
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「理性ある服従」が基軸。
「礼節」「連絡・相談・報告」「テクニカルスキル・ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキル」がビジネスに必須。
「組織においては上司の指示は絶対である」といった昔ながらの考え方がなかなか通用しなくなっている。服務規律の理解が不十分な点も一つであるが、個人主義や人権意識の高まりから、部下世代は仮に自分の能力不足であっても理解できない上司の指示を素直に聞けなくなっている。仮に業務に必要な指示であっても言い方ひとつで気分を損なうこともある。
かくいう私自身も上司の指示に反感をもつこともあり、「どうすれば苦手な上司であっても、業務の指示を素直に聞き、的確に理解することができるのか」と言った問題意識をもっていた。「気持ちよく」聞けた方が結果もよいものになるだろう。
自衛隊という特殊な組織に属したではあるが、筆者は「理性ある服従」が必要であると説いている。理性をもって服従するという考え方。斬新で腑に落ちた。ここには、対人関係で必要な「礼節」も自然と含まれる。この気持ちがあれば、「連絡・相談・報告」も容易にできる。組織で働く者のエッセンスが詰まった良書である。
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自衛隊呉総監を経験された方のリーダーシップ論
ビジネスにも共通することが書かれていた。
ここでも上司はあくまでも役割で、スキルがあり、高邁な精神を持ち合わせているわけではないいと書かれていた。ボスマネジメントやフォロワーシップが大事なのだと。
上司の機能 以下があることを伝える。
キャリアコーチ
アセッサ
トラブルシューター
スタンバー 承認を出してくれる
ハイパープロフェッショナル
コワーカー
ネットワーカー 自分にはない人脈を持っている
PDCAサイクルではOODAサイクル
Observe 観察
Orient 適応
Decide 決定
Act 行動
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再読。
初めて読んだ時は1年前。自分の仕事に疑問を抱いた時に読んだ。
立場が変わってから読むと、また気づきがある。今回一番心に残ったのは最後の法の部下とのエピソード。後輩の成長度にあわせ、ここまで自分に出来ることをやりきれているのだろうか…まだまだ自分に出来ることはあるんじゃないかと思わせてくれた。
この本を読んだ時に
経済学者 アルフレッド・マーシャルの
「cool head but warm heart 」という言葉を思い出した。
仕事はひとりでは出来ないもの。だからこそ、人のあたたかい心は絶対必要。でも、戦略を練り、実行し、人がついてくるためには、冷静に現状を分析できる頭脳が必要。どちらも欠かせないもの。
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リーダーシップ、フォロワーシップ、マネジメントの話だが、例が大体全て自衛隊の話なので、頭に入って来にくかった。
でも、アブダクションは、これまで読んだ本の中では出て来てなかったので、新たに知れてよかった。
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参謀ロジックにこだわる。
結論と根拠を先に述べる。何が目的で何が手段か何が結果で何が原因なのか、それらを全て言語がかつ構造化かつ数値化することが参謀には求められます。
この情報過多の時代、情報整理のコツはまず分けることです。そして、それらの情報を重複させないような工夫が必要です。
その組織の最高の頭脳を目指す。
例えば一般社員に求められるのはロワーマネジメント、すなわちテクニカルスキルといったものです。実務能力や専門知識を高めるといったことがそれに当たります。しかし、ミドルマネジメントといった中間管理職になると、ヒューマンスキルが求められます。それはコミニケーション能力が傾聴能力はもちろんのこと、協調性も求められます。
そして幹部と言われるトップマネジメントはコンセプチュアルスキル、すなわち概念化能力が必要になってきます。それは業務の本質を見抜き置き換える能力等がそれに当たります。
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これからの時代に必要なのは、命令を待つ人材ではなく、使命を読み取り自ら動ける“参謀”。参謀に求められる三大能力は、提案力・対人力・危機管理力。エレベーターピッチのように短時間で要点を伝える訓練が、論理的思考と伝達力を磨く。言葉にできるのは思考の6割、聞き手が理解できるのも6割。情報は想像以上に伝わらない。
仕事を受け取った際に最も重要なのは「使命の分析」。目的=到達点、目標=実現の通過点、手段=具体的アクション。意思決定の基準は「適合性・可能性・受容性」。とくに適合性、すなわち使命と行動の一致が最も重要。迷った時は、結論に至るまで考え抜いたかを問う。
参謀の本質は、上司の意図を汲み、かみ砕いて形にする力。航空自衛隊では「意図伺いしていないお前が悪い」という文化がある。命令の背後にある意図を分析・咀嚼・実行する力が求められる。役職が上がるほど必要なのは、実務スキルではなくコンセプチュアルスキル。概念化し、別の言葉や例に置き換えられる能力。経営者同士の異業種交流も、視点の転換と応用力強化の場となる。
現場からの正しい報告と進言がなければ、危機には対応できない。それを可能にするのが「心理的安全性」。普段から「そもそも」と問い合える関係性が土台。
アイデアは、問題意識の強さと日常の観察力から生まれる。アンテナを張り、ある日突然、異なる事象が結びつくことで視界が開ける。
最も重要なのは礼節。ドラッカーの言葉にもある通り、礼節なき人材はいかに能力があっても組織を腐らせる。廉恥、真勇、礼節を柱に据え、知(戦略・思考力)、情(感情理解・共感力)、意(目的意識)のバランスをもつ人材こそ、変革の中核を担う。