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ホント、滅茶苦茶!www
でも、コロナ禍さえ無ければこんなことには…って事は
大なり小なり、いろいろあるのは確かだしな。
これからも、その影響力は消えないわけで…
後遺症もあるし、行き詰まって自殺したり、鬱になったり、犯罪に走ったりもあると思うし、給付金詐欺に手を染めた人もいるだろう。
ストレスは本人も意識しない形で表れたりするから、平常心を忘れず、しなやかに生き延びたいものだな。
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仕事は順調、東京でシングルライフを謳歌する30代女性が始めた不穏な恋愛。下校中、不良に堕ちた元級友に再会した、とある北関東の高校生。老朽化したラブホテルを継ぐが経営不振に陥った静岡県在住の中年男。
刹那な現代をサバイブしながらも、孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。
イヤミスかと思いきや、海神とは違って最後に救いがある終わりで良かった。面白かったです!
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アラフォーの独身OL、高校生男子、ラブホテルの経営者。
居住地も場所もバラバラな彼らが、それぞれの人生をものの見事に転落していく。はたから見ていたら「そっちは選んじゃダメでしょ!」と思うような道を選択してしまう3人。
物語は3人の視点で切り替わりながら、交わらない3つの話が並行して語られていくが、最後には怒涛の展開でひとつの目的地に到達する。
終盤はタイトル通り、まさに「滅茶苦茶」!こんな出来事に関わりたくないと戦慄しながら、怖いもの見たさで読み進めてしまう。
極限のどん底に落とされたからこそ、最後のシーンは最大級のため息が出た。コロナ禍での鬱屈とした自粛期間を思い出し、本当にこんなことが起こっているのかもしれないと思わせる。
あの頃の閉塞感漂う雰囲気を、まだ体感として覚えている今だからこそ、これほど間近に登場人物たちの心情を感じとれるのだと思う。
ジェットコースター級の転落劇を読みたい人にオススメです。
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※
ほんの一つのつまづきで平穏な日常がガラガラと
崩れ落ちていく様子と、あっという間に最悪な
状況に追い詰められていく年齢も性別も立場も
異なる3人を描いた物語。
積み上げるのは大変なのに、転げ落ちていくのは
あっという間だということを改めて思い知らされ
てゾッとします。
どこにでもいる普通の人が絶望のどん底に
堕ちていく、止まれないほどの怖さ。
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仕事は順調、東京でシングルライフを謳歌する30代女性が始めた不穏な恋愛。下校中、不良に堕ちた元級友に再会した、とある北関東の高校生。老朽化したラブホテルを継ぐが経営不振に陥った静岡県在住の中年男。
刹那な現代をサバイブしながらも、孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。
以前よりはコロナコロナと叫ばなくなったが、それでも日々の感染者は増えているようだし、実際に自分も身近の人も感染した。気を付けていもかかるもんはかかるもんだと今なら納得するところはあるが、2020年当時はそんな状況ではなかったなと思い出した。地方に疎開してくる都会の人、県外ナンバーというだけで迫害される住民、コロナ感染者は犯罪者と同じぐらいの勢い。すごかったなぁと。
そんなコロナ禍での物語。おひとり様ライフを楽しんでいるはずだった30代女性、北関東の進学高に通う高校生、親から受け継いだラブホテルを経営する静岡の中年男性。みんながみんなコロナで生活が一変して、そしてどんどん悪い方向へ転がり落ちていく。
ありがたいことに、私はコロナは関係ない職だったから良かったが、このラブホテルを経営する中年男性に起きた「ラブホテルは持続化給付金は対象外」ということは知らなかった。おそらく、当時はこういう「助けてほしいのに、国が助けてくれない」という人がたくさんいたのだろうなと改めて思った。
高校生の子は、まぁ。自業自得感が満載だったが、ああいう子たちの縁の切り方はすごく難しいんだとうなと思った。どこまでも追ってくるかんじ。妹が忠告していくれたけど、あの時点では振り払うことはできなかっただとうなと。
この3人が一体どこへ辿り着くのか。気になって気になって一気に読んでしまった。しかし、最後のエピローグで、他の2人のあの後がわからなかったのが、少し残念だったな。おじさんは頑張ったのかもしれないが、高校生の子はあの後一体どうなってしまったのか。彼女の様子を見るに、大事には至らなかった可能性があるが、そこは想像するしかないのか。
タイトルの「滅茶苦茶」。本当に、あの頃は滅茶苦茶だったし、混乱していなと改めて思い出された。
2023.8.5 読了
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今井美世子は広告代理店のディレクターだ。37歳で未婚。現在、恋人はいない。
二宮礼央は男子校の2年生だ。進学校だが、周りについていけない自分を感じている。
戸村茂一は親から継いだ3軒のラブホテルを経営する中年男性。3人の息子がいる。
なんの縁もゆかりもない3人の、コロナ禍のために追い詰められていく日々が交互に描かれていく。
タイトルの由来は、コロナのために“滅茶苦茶”になってしまった暮らしゆえか、迷走する政治や後手に回る対策を揶揄したものか。あるいは最後に重なる3人の運命か。
社会問題をエンタメに昇華した染井さんらしい作品だが、やや小粒感は否めなかった。おもしろかったけれど。
※ 5/3、NetGalleyにて読了。出版社の指示により、レビュー投稿は刊行まで控えた。
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三者三様、ジェットコースターのように事態が悪化していく。
行き着く先は?
全部コロナのせい?
面白くてアッという間に読み終えました。
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コロナ禍が収まってきた今だからこそ面白く読めるのかも。
コロナで世界中の人が行動を制限されて、人間らしい生活が出来なかった時。人々はどのような日々を過ごしていたのか、そしてそれがこの本の中では全く交わりのない3人が最後唐突に交わり、人間の温かみに触れ、生きる活力を得る様子が、これから世界が取り戻していく世界観のように思えた。
ハラハラとドキドキ、そしてコロナへの納得が詰め込まれた本でした。
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犯罪を生み出す心情がわかってる
真面目な人こそ犯罪に手を染める、はまってしまうのかもと思えた小説。わちゃわちゃした中にドキドキとほのぼのとが垣間見える。
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2023/05/20リクエスト
コロナ渦での話。
東京に住む今井美世子、群馬に住む二宮礼央、静岡に住む戸村茂一。
それぞれコロナ禍で少しずつ何か崩れていく。
美代子は国際ロマンス詐欺。礼央は進学校で落ちこぼれ不良とつるむ。茂一はラブホテル経営が上手くいかずコロナ給付金詐欺の片棒を担ぐ。
普通の人もどんなきっかけで落ちていくかわからない。
気の毒にと思うが、みんなが同じ様になったわけでもない。
最後、3件の事件が何故か一箇所にまとまる。
まとまって、その後どうなったのかは不明。
めちゃくちゃだけど、そのままの話、特に印象に残ることもなかった。
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本当に滅茶苦茶すぎた。ありえないけどありえそうで面白くて怖かった。早くコロナのない世界に戻ればいいのに。
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彼の作品は読むのは7作目。いや、いつも全く違う形で楽しませてくれるわ。感心する。コロナ禍を扱っておりそれをこういうエンタメに仕立てるのは本当にすごい。でもまあ登場人物たちの誰にも一切共感できないので、読後感はさほどは良くない。でも、まあ読ませた
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3者3様のコロナ禍の破滅!
題名どおり滅茶苦茶なドタバタ劇が繰り広げられる。後に残るものはないが、将来コロナ期の時代考証として残しておいてもいいかなと思えるほどタイムリーな作品。
エピローグが蛇足のようなところが残念。
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ほんとに滅茶苦茶!!!!
何でそうなるの!ってイライラしてしまいました笑
最後のつながり方は意外だったけど、そのあとどうしたんだろう?って純粋に思った
設定の割にリアリティにかけるかなぁ
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そんなに悪人と言う訳でもない人があれよあれよと転落してゆく。そしてまさに滅茶苦茶w 希望のある終わり方で良かった