3話とも、優しいお話です
2023/02/14 15:36
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
多少、再会や出会いが極端だと感じましたが、割と読みやすかったです。
一人称で、自虐やノリツッコミのような物が多く、そこが個人的には好みではない表現でしたが、ストーリーは良かったと思います。
部活のイジメの内容もイヤかな?
全体的には、ほんわかしてて、皆が幸せになって欲しいと思うエンディングでした。
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トルンカで映画撮影!そして、千代子ばあちゃんの再会。
主演俳優・田所ルミの菫ねえちゃん似、シェード・ツリー浩太くんの覚醒。
元カレ宇津井くんとの再会から、絢子さんの旅立ち。
三つの物語を包むのは、馥郁たるコーヒーの香り。今回も心ゆくまで味わいました。
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第一弾でも絢子のかっこよさは光っていたのだけど、今回もまた良い。他人のためにはすぐ動く。自分のことは後回しだったが、もがき悩み、身体を壊し、大好きな安住の地・谷中から出てみる決断の時がやってくる。
まだ二十代で、「元カレ」とこんな良い距離感の、友情とも言い切れない関係になれるものなんだろうか、とも思うけど、理想的な関係だ。ヒロさんとの友情も和む。
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谷中の人情味溢れる純喫茶トルンカの周辺の人たちの物語。
表面上はなんてことない普通の日々を送っていそうな人たちにも、心の中はいろんな後悔や葛藤があって、小さな奇跡の物語がある。
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絢子とヒロさんの雰囲気がとても好き。というかヒロさんみたいな人に私も出会いたいと思う。これは私が父親コンプレックスを抱いているからかなとも思った。
千代子さんのストーリーも心が痛い。そういえばもうリアルな戦争の話をできる人が減ってきているなぁ。
コーヒー飲みたい
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前作を知らずに読み進めたが、どの話も心を穏やかな気持ちにしてくれた。シェードツリーの憂鬱の浩太がいい感じ。トルンカのような喫茶店が欲しいな。
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☆4
前作がとても良かったので、再び「純喫茶トルンカ」を訪れてみました❁⃘*.゚
今作では千代子ばあちゃん、浩太、絢子の3人が主役となった3編の物語でした。
前作に引き続き、今作でも人との繋がりが心地よい素敵な物語ばかりで、心がほっこり温まりました。(マスターが淹れてくれたコーヒーを飲んだら、もっとポカポカ温まるんだろうなぁと)
また続編が出てほしい、大好きな作品です(*´˘`*)
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今回も八木沢さんが純喫茶トルンカを舞台に、コーヒーの香り漂うハートフルな物語を紡いでくれた。コーヒーと同じく、心休まる優しさがいい。心がささくれ立ったら、また読もうっと・・・。(o^^o)
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2023.6.1 読了 ☆8.8/10.0
前作に引き続き、谷中銀座という人情味あふれる土地に根付く純喫茶を舞台に、前作で出てきた主要な人たちのアザーストーリーのような仕上がり
シェード・ツリーとコーヒーの木の関係の話をたとえにした、幼馴染の浩太と雫、亡くなった雫の姉の菫(すみれ)のさらなる結束の話や、近くの花屋で働く絢子の前作に続く珠玉の名言の数々 - 例えば -
〈友とぶどう酒は古いほど良し〉
〈山は山を必要としない。しかし、人は人を必要とする〉
〈バラは美しく咲くのではない、一生懸命咲いているから美しいのだ〉
〈自分の道を進む人は、誰でも英雄〉
しかし今作ではこの名言の数々では終わらない。
主人公の絢子は言う。
「どんなにたくさんの格言を知っていても、それらは所詮、借り物の言葉。大切な人に大切なことを伝えたいときには、なんの役にも立ちはしない」
「旅に出て、もっといろんな世界を見てこよう。私には圧倒的に経験が足りない。経験しなければいけないことが、まだまだたくさんあるもっと世界に触れて、その手触りを肌で感じたい。
見たいもの、触れたいもの、感じてみたいもの。私の知らないものがこの世界には、星の数ほど溢れている。いろんな格言や諺を頭にため込んで知った気になっていたけれど、私は何も知らないじゃないか。
だけど、知らないことは恥ずかしいことじゃない。
これから知っていけばいいのだ」
そしてフリーの絵描きの彼女は旅に出る。
そんな彼女の決意の旅立ちを、純喫茶トルンカに関わるたくさんの人が背中を押して応援してくれる。
"このお店がなかったら出会えなかった人"
そんな人との出会いは、当たり前なようで少ないのではないか。
日常感あふれるタッチなのに、かけがえのない素敵なストーリー。
どこかの街の、どこかの店で、誰かに惹かれて通う。
そんなお店を自分も見つけたいと、そう思えました。
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〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉
純喫茶トルンカ、レトロな雰囲気の珈琲が美味しい下町の喫茶店。
読むとほろりと心がほぐれるやさしいお話。
「午後のショパン」というトルンカの常連客千代子さんの初恋のお話が一番好きだった。
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千代子おばあちゃんの物語は本当に素敵だった。自分とは全く違う時代、特に戦時中の話はどうしてこうも胸が苦しくなるんだろう。そして会いたいという気持ちがもたらす奇跡。私もかつては何も告げられなかった初恋の人に、いつかはもう一度会いたいと思った。
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前作からの登場人物たち、それぞれのエピソードが心に沁みる。同じ瞬間でありながら、各自の心模様がその瞬間はこうも違っていたのか、と読み進める。喫茶の常連客すら家族のような間柄に、自分もその一員でありたいと、喫茶を探してしまいそうだ。
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喫茶トルンカにまつわる人の物語。20年来の常連客の千代子おばちゃん。マスターの娘の雫の幼なじみの浩太、フリーのイラストレーターの絢子さん。トルンカのコーヒーを通して、大切に誰かを思っていてほっこりさせられました。
表紙に惹かれてよみましたが、これはシリーズ2作目だったんですね。でもちゃんと理解できました。
いつかシリーズ1作目も読みます!
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純喫茶トルンカの続編。前回深く触れられなかったメンバーに重きが置かれていて、また違った心温まる話になっていた。特別大きな事件が起こるわけではなく、誰しもが通る日常が中心になっているけど、そこで起こる小さな奇跡に心があったまる。私にもこんな奇跡が起こるかも、と思わせてくれる。
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どの話も心が温かくなるようなお話で癒されました。
人と人との縁素晴らしさを改めて実感しました。
珈琲の馥郁たる香りも美味しそうでした。