国家の債務を擁護する 公的債務の世界史 みんなのレビュー
- バリー・アイケングリーン, アスマー・エル=ガナイニー, ルイ・エステベス, クリス・ジェイムズ・ミッチェナー, 岡崎哲二, 月谷真紀
- 税込価格:3,850円(35pt)
- 出版社:日経BP
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紙の本
歴史から説く 国債は何なのか
2024/01/03 22:19
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
邦題の主タイトルは「国家の債務を擁護する」であり、原文のタイトルは"In Defense of Public Debt"であるが、副題の「公的債務の世界史」というのが内容である。公的債務がどのように使われ(戦争や恐慌、新型コロナのような、危機的な状況)、どのように公的債務が発展したか(絶対的な君主の下では発展に限界があったし、国債を持っている人が有権者の多数の場合(現在は民主化されている国が多いのでこうはなりにくい)はより財政再建が進んだ、など)を書いた本である。
2.評価
勉強になる本であった。
最近流行のMMT(金谷俊秀."MMT".コトバンク.によると、「政府が自国通貨建ての借金(国債)をいくら増やしても財政は破綻(はたん)せず、インフレもコントロールできる。したがって、借金を増やしてでも積極的に財政出動すべきだとする理論」とのこと)とは違い、オーソドックスな本なので、国債について勉強になるであろう。歴史的経緯、日本においてなぜ国債発行がなされているにもかかわらず低金利なのか(貯蓄が多い、がヒント)、どういう時に国債を発行すべきか、などが考察できる本なので、5点とする。
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