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山の木を伐り、使う。崩れた石垣を補修する。荒れた屋敷地を整える。山の水を家に引く。薪や炭の技術、囲炉裏の再生など昔からの技が詳細なイラストと写真で紹介されています。ちょっとハードめの山暮らしの書。今迄のアウトドアの本では、書かれたことがなかったのではないでしょうか。
営々と積み重ねられた、先人たちの知恵と技術をなんとか伝承していきたいという著者の心が強く感じられる本です。 (H)
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私は 別に「自然農主義」でも「自給自足志向」でもないので
内容の「哲学面」に関しては必ずしも共鳴しないのですが、
単に技術書としてみれば
とても分かりやすくまとめられていると思います。
山村の簡易水道にそのような見方があるというのも
初めて知って関心しました。
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石垣の組み方や、山からの湧水を飲料水として使うための濾過の方法など、かなり本気で山で自活したい人のための本格的な実践書。
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わずかであっても自宅に山や庭木があると何かと必要なものがある。
カマやノコ、斧はもちろん、ついに私は倒木処理のためチェーンソーを買ってしまった。ロケットストーブはあるので今後は、囲炉裏や薪風呂釜も使いたいゾ。
この本の内容は実に幅広い。チェーンソーの知識、鎌やのこぎりの手入れ、丸太から板を割る方法、堆肥置場の作り方、石垣の作り方、水源からの取水方法、生物浄化の給水・排水計画、水のろ過装置、屎尿処理、掘立小屋つくり、囲炉裏など。身近なものを微生物まで最大限働いてもらおうとする姿勢に大いに共感している。かつての豊かな日本人の暮らしをかいま見ることができる。
基本的な事もなるほどそうだったのかと改めて知ることも多く、今すぐではないが、いつかは必要になるかもしれない智慧も多数。なによりイラストや写真が豊富で楽しい。
2014年第9刷発行。この本はロングセラーになっていくと思う。
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本格的な田舎暮らしをされる方のバイブルになるであろう一冊。
イラスト入りで分かりやすいが、手先や考え方が器用な方でないとなかなか実践は難しそうです。
最近流行りのキャンプや庭仕事よりもう二、三歩進んだ内容。
一度、自分に馴染んでしまえば、どこでも暮らせる自信がつくと思います。