1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一に続いて二も読んでみた。
やっぱりいろいろな見方ができて面白い。
裁判結果が気になるな。
この中だと浦島がひどい男なんだが(笑)。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみの昔話が題材なので、結構身近に感じられる内容になっています。法廷闘争になると恐ろしいものですね……
投稿元:
レビューを見る
本当はSeason1から読みたかったのですが、貸し出し状況等により2巻目から読むことになってしまいました。
といっても、シリーズもののストーリーがあるわけではないので、問題はありません。
今回はキリギリスに食料を恵まず餓死させたとして「保護責任者遺棄致死」に問われたアリ(無罪主張)、大きなつづらに毒虫や蛇をつめて強欲なおばあさんを殺そうとしたとして「殺人未遂」に問われたスズメ(無罪主張)、そして煙による老化で浦島太郎を殺害しようとしたとして、やはり「殺人未遂」に問われた乙姫(情状酌量による執行猶予を要求)の3件の「裁判」が記録されています。
それぞれ、弁護側・検察側の弁論も正式の裁判の形式にのっとって展開されており、よくできていると思います。
読者は裁判員として裁判を傍聴しながら、裁判の経過を見守り、最後の審議の様子も踏まえて適切な判決がどのようなものか考えることができるようになっています。
「正解」が提示されているわけではなく、読者がそれぞれの立場(読者自身の人生経験や被害者・加害者のどちらに正当性があると考えるかどうか、など)により、自由に判決を考えることができるというのは、この手の本にしては珍しい形のつくりだと思いますし、頭の体操にもなると思います。
特に法曹に興味のある中学生などには、公民科の勉強の一環としても(模擬裁判を体験する、というような種子でも)有効であるように思います。
とはいえ、元ネタになっている「昔話」については”自明”のこととして開設がなされていないので、「アリとキリギリス」「舌切り雀」「浦島太郎」の大まかなストーリーは知ったうえで読まないと、全く話が分からないということになりそうです。
投稿元:
レビューを見る
アリとキリギリス 舌切り雀 浦島太郎 動機の心理を論争して評議しているが、被告が否定しているのに、こういう気持ちだったからと「殺意認定」は強引であろう。物証を軽視している。
投稿元:
レビューを見る
おもしろ〜。
子どもたちに考えさせたいなーと思って買いました。
けど小学生には難しいかな。
昔話が、現代チックになるとこんなに笑えるのか!と思いました。NHKってすごいな。ほんとに視点がすごい。ネタのバラエティが参考になります。プロだ。
とくに浦島太郎は、恋愛もの。もっと装飾したくなる。
私は実刑だ!
投稿元:
レビューを見る
昔話の登場人物が裁判で有罪か無罪かを話し合います。両者の意見に納得させられるところがあり、面白くて一気に読めます。
舌切り雀の話が印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
第一話 アリとキリギリス
アリはなぜ空腹のキリギリスを救わなかったのか。自分の優越感を守るためか。家族を守るためか。自分で食べ物を用意しなかったキリギリスは
本当に被害者なのか。
保護責任者遺棄致死罪?無罪?
第二話 したきりすずめ
すずめは意図的に大きい箱に毒へびを入れたのか。それとも本当は小判を入れたのか。
おじいさんを利用し、おばあさんを殺害しようとしたのか。おばあさんのたった一箇所の傷は嘘か。
殺人未遂罪?無罪?
第三話 うらしまたろう
乙姫はなぜ玉手箱を渡したのか。途中で思いとどまったので、「開けないで」と言ったのか。
人間の開けたくなる心理を使い、「開けないで」と言ったのか。
お腹にいる赤ちゃんを見捨てたうらしまたろうを
殺したくなるのは当然か。
殺人未遂罪?執行猶予?