紙の本
ホラーをエコ活用
2022/01/21 08:00
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ホラープランナー」という聞き慣れない職業に、スポットライトが当てられて面白いです。寂れた行楽地の活性化から、廃墟・廃校のリノベーションにまで繋がりそうですね。
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日本で唯一、独立採算制のお化け屋敷を成功に導いたお化け屋敷プランナーによる実録。お化け屋敷運営のノウハウや苦労、楽しさが伝わる一冊。この本自身は怖く無いので、ホラー嫌いでも楽しめますよ。これを読んで私もお化け屋敷に入りたいと思いつつ、でも彼らのお化け屋敷は恐過ぎて入りたく無いかも…w
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お化け屋敷についての本です。
別にアトラクションとかの話ではなく、プロデュースする話なのです。
【内容を簡単に紹介】
詳しく書いてしまうと面白さ半減なので簡潔に。
元・お化け屋敷の名物バイトと、元・お化け屋敷の雇われ店長による、
悪だくみあり苦悩ありの、お化け屋敷プロデュース!
【心に残った点】
お化けが一番怖いものって何だと思います?
退魔師?
違います。
それは・・・
人間です。
もっと具体的にいえば、
「夢と現実の区別がつかない人」。
イメージしやすく言えば、ディズニーランドでミッキーやミニーの身ぐるみはごうとしたりする人です。
ディズニーランドも、お化け屋敷も、本質は一緒。
入口をくぐったその瞬間から、夢の国ならば"そこへ迷い込んだ人間"として、
お化け屋敷なら、"ある廃墟へ偶然立ち入ってしまった人間"として、
お客様は"非日常"を生きるわけです。
様々な"設定"が生きてこその、"擬似体験"なのに、そこに"日常"を持ちこんでしまっては、全てがぶち壊し。
さて、私も最近そんな目に会いました。
今年の夏、ある中学校の地下体育館を借り切り、お化け屋敷を作る、というイベントをやりました。
生まれて初めての"お化け"役。ハラハラドキドキしながら当日を迎えました。
しかし当日、残念なニュースが。
「かぶり物はいでくるんだよ~」
「抱きついてくるんだよ!」
そう、ここにもいたのです。"この種の人"が。
このほかにも、
一回入った人がもう一度入って、片っ端からでかい声でネタばらししながら歩いている、ところも確認しました。
せっかく、驚かされることを楽しみにしてきている人がいるのに、悲しくなりました。
私自身も、自分が隠れている場所をばらされたことがありました。
(その時は、出るもんかと思い、出ませんでした。このほかにも色々やられました)
さすがに、対策を考えよう、と言うことになりました。
この本で出てくるお化け屋敷では、スタッフが注意しに行くそうです。
来年やるときは考えようかな。。。。
お化けにクリンチ決めるとか、何がしたいのかと。
エンターテイメントは、日常から切り離された、"別の世界"。
客として参加する時は、細かいことは気にせずに"非日常"を楽しむことが大事なのだと思います。
【薦めたい人】
お化け屋敷が好きな人、お勧めです!
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HONZ.jp で薦められていた本。
本の装丁、筆者二人の名前からして面白い本のニオイがプンプンする。
お化け屋敷というエンターテイメントに並々ならぬ情熱を燃やすホラープランナーコンビ「幽霊ゾンビ」。
人を脅かすことへのプロとしてのこだわりやテクニックなんて、この本以外じゃ聞けないだろう。
独特なエンターテイメントの世界を覗く楽しみあり、夢に向かうゾンビ達の青春あり、意外と感動もあり。
個人的にほ、今年読んだ本の中でトップ5に入る、面白い本。
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台場にこんなハイレベルなお化け屋敷があるなんて、知らなかったな〜。エンターテイメントは奥が深い。ダーク、ライブサウンド、フィードバック、ミッションが、恐怖のエッセンスだそうだ。
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この2人はすごい!
お台場にある「台場怪奇学園」の店長の平野ユーレイさんと天才的お化けの斉藤ゾンビさんの2人組のお化け屋敷論。
今出来ることの中で、最大限のことをやる! それがやりたいからやるんですよ!という力が感じられる。失敗してもそれは糧だと。
いわゆる成功論ではないと思う(お金的な意味では、たぶんだけど)。それでも、今の時代で、個人が実現しようと思えば叶うことだ(ものすごい努力が必要だが)。
全力で仕事をやる楽しさ、というものをみせていただいた。
楽しかった「台場怪奇学園」に行きたくなる!
……しかし怖がりなんだよね。
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表紙がこれだし著者の名前もこれだし格好もコレなので、興味本位で読んでみましたが、意外に至って全うな仕事人の本でした。
いかにオバケ屋敷を作るか、いかに怖がらせるか、その為の研究も余儀なく、真剣に取り組んでいるその様は、青春小説を読んでいるようで清清しかったです。
オバケ屋敷といえば、ハリウッドのB級映画みたいに見た目とインパクトで驚かすのだろうという先入観がありましたが、「気配で怖がらす」を実践し、しかも成功しているとは凄いとしか言い様がありません。
この人達の作るオバケ屋敷に、入ってみたくもあり、入りたくなくもあり、複雑な気持ちになりました(笑)
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夏らしい読み物と言ったらいいのかな。学生バイト時代からお化け屋敷が大好きだった筆者たちが、お化け屋敷の店長としてスゴイお化け屋敷を作って、それを全国展開といってももう一箇所増やしただけだけど、仕事として軌道に乗せられるようになるまでのお話。失敗談とか、なかなか面白い。