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5章からなる対談集なんだけど、全編面白いわけではないのだけれど、面白い章はとことん面白かった。
面白くないのは、お二人と司会役だけで話が完結してしまっているような感じがするところで、一言あるいは説明が一文あっても良いのになと思うところがついていけない感覚になる。
ところが、何故だろう、南海トラフ地震が起きれば、明治維新や戦後のように日本が大きく変わるというテーマのときはやたら面白く読めたな。
こういう人はこのお二人だけではなくもっと在野にも沢山いるのだろうから、もっともっと出てきて侃侃諤諤やれば良いのにとき思う。でもまあそれだけでは他力本願がすぎるので、自分でも何かできないかな、まずは田舎に移住だな。移住したとて何かがすぐに生み出せるわけではないのだろうけど、土の道を歩く日を増やせば、自分の何かを引き摺り出すようなことができるのではないだろうかと、この本を読んで強く思った。