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この薄い絵本にとてつもない情報量、知らなかったことが沢山描かれている。
ラオスの村モン族のスカート作りが題材。言語・切手・学校・気候・作物・生産物などの暮らしがわかる。
訪ねてみたくなった。
かわいい絵と写真のバランスもgood!
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ラオスの村に暮らす女の子。
その暮らしと、民族衣装であるモン族のスカートづくりについての絵本。
まだまだ学校へ行くことが楽ではない(麓の学校まで片道一時間位上歩く)、家の仕事(田畑)を手伝うための長い夏休みなど、日本で暮らす子どもたちとは全く異なる暮らしの風景に驚きます。
そしてタイトルにある主人公マイが自分の民族衣装を家族のみんなに手伝ってもらいながら何ヶ月もかかって作るのです。
普通、私達が想像する洋服づくりは、布を裁ち、ミシンで縫うというようなものですが、ここで言う服作りは伝統に則り、麻の栽培から行われるのです。
しかもスカートに必要な布の長さが半端ない!!それを糸を撚って機織り機で織っていくのです。
その後も、布を染める藍や模様を入れるためのミツロウ、藍に染める際に使う石灰をすべて自分たちで調達。
その工程の長さと作業の手間に脱帽です。
以前、アジアを中心とした民族モノを取り扱うお店でモン族の民族衣装のスカートが売られているのを見ました。確かに刺繍やプリーツも細かく、ズシッとした重みもありました。
でもあのスカートにこんなにもの多くの時間がかけられていたとは!
一生ものの宝物なのだなぁと感じました。
世の中にはいろんな伝統や文化があるのだと改めて感じました。
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「ラオス・モン族の美しい刺しゅうのスカートができるまで
ラオスの山に暮らすモン族の女の子・マイは、おかあさんから教わり、初めて民族衣装のスカートを作りました。材料は、すべてがまわりの山や畑でとれたもの。麻の布は、種をまくところから始め、糸を織り、布を染め、そして最後に美しい刺しゅうを縫いつけていきます。おかあさんやおとうさん、おばあちゃんたちの手を借りて、とても長い時間をかけて作り上げた、美しい刺しゅうのスカートをご覧ください。」
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ラオスのモン族のスカートができるまで。自然と暮らし、自然の恵みそのままのスカートは特別な日に履きます。