紙の本
やりきれない
2024/03/15 11:43
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きあっていたが結ばれなかった男女、ねじくれた復讐心を持った夫、商いに励む事なく安易に金を手に入れようとする悪党…
それらが収斂して起こった事件をえにし屋が解き明かす。
恵まれない人々が身を寄せ合って生きるる寺の平穏がこれからも守られると良いが。
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シリーズ第2弾。
物乞いの信太と、5年前に行方知らずになった子を探す夫婦。2つの縁が交差していく中、明らかにされていく真実が…。
明らかにされた真実は想定内な感じ。スッキリしたような、物足りないような。もう一ひねり欲しかった。
信太と太郎丸との掛け合いは微笑ましい。
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1作目よりキャラクターがハッキリしてきたシリーズ2作目。人と人との縁を結ぶ「えにし屋」、ミステリーの要素が強いので一気読みした。
時代小説はあまり読まないが、あさのあつこと宮部みゆきは別格。
江戸時代は、現代と違い、身分も職業
も来し方も様々、だからはるかに人間模様がおもしろいと、、、。2人の時代小説を読むといつも感じている。
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過ぎ去った歴史、近世の価値観を今さらどうこうならぬものの、どうやらこのシリーズでは物語として当時の男女差別の風潮に灸を据える意がこもっている。相変わらず裏に隠された真相を解明する過程が、いかにもまだるっこいのだけれど、細かで数多な不条理を紐解いて行く面白さ。お初の推察と洞察の鋭さは相変わらず。それでも、甘く見積もったしくじりが他者の命を奪ってしまう。情にほだされそうになる甘さも垣間見える。完璧ではないそこがまたいいっちゃいい。いずれにせよ、舟さん含めてけじめを保ちつつ子どもたちを救うえにし屋を応援したい。
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この度えにしやに持ち込まれたのは五年前に行く方知れずになった幼い息子を探して欲しいというもの。藁をも掴むようなその話を引き受けたえにしやのお初は、両親の周りから探り始めるのだが、そこには思いもよらない事実があった。
謎めいたお初や才蔵などのえにしやの面々の活躍と並行して物乞いの少年の成長も描かれている。
事実が突きつけられた時の人々の姿が残酷なよう。
時代小説版ハードボイルドという感じ。
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結局子供ができなかったのは摂津屋さんの方が原因だったのでは?子供には罪はないよなって読みながら思った。お常と平太が再会できたことは良かったです。