紙の本
呪われた小説
2023/10/17 17:39
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『鈍色幻視行』の核となる作品。鈍色でなんとなくの雰囲気はわかっていたけど、時代設定や登場人物が好みで、閉塞感や匂いを感じながら楽しめた。
表紙の鈍い赤が印象的
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ恩田陸さんの『鈍色幻視行』に登場する作中作を出版という企画。本編を先に読むべきなのでしょうが、諸事情でこちらから開始。
山奥にあった遊郭を舞台とする幻想譚ですが、残念ながらストーリーの「飛び方」も展開もイマイチでした。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
こっちを先に読んでしまった。
なるほど、そういうことか、って感じ。
この作品だけでは特にこれといってはないかも。
本編を読んだら、あらためてどう思うかな。
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鈍色幻視紀行を読んで、どんなに怖い小説なのかと思ってた本作。
常に不穏な気配を色濃く漂わせているけど、まったく恐ろしかったり怖いことはなく、恩田陸の小説だなぁと世界観にどっぷりハマれて良かった。
ラストも、あぁそうかとなるほどという感じでとても良かった!
これでまたしばらくは、恩田さんの新刊はお預けかぁ
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『鈍色幻視行』の核になる小説との謳い文句の本書。
幻想、妄想が入り交じった世界は魅惑的。
しかし、この小説と『鈍色幻視行』とのつながりが少ない気がする。
読み込みが不十分で理解が間違っているのかもしれないが、メタフィクションであれば両方の小説で全体として完成するという構成だと思うのだが、『鈍色幻視行』はこの『夜果つるところ』を題材にはしているものの小説としては完全に独立している。
メタフィクションにするのなら、映画の脚本としての『夜果つるところ』を題材にした方がつながり易かった気がする。
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作中作
物語が進行するにつれ、息を殺し、中を覗き込み、見えない何かを見たいがために引き寄せられる、大いなる引力は圧倒的
恩田陸の脳内映像化させる力は幾度もハッとさせられる
「愛好家」たちは、怨念や執着が漲るその闇部に魅入られてしまっているのだろう
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「鈍色幻視行」からの「夜果つるところ」。
「墜月荘」という名前の場所にピッタリの不穏なお話。夢や妄想と現実が入り組んでるけど、意外と読みやすい。あっというまに読了。
「夜果つるところ」から読んでも楽しめるけど、
捉え方は微妙に変わるかも。
トビラと奥付は要チェック!
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「鈍色幻視行」を読んですぐに「夜果つるところ」へ。
やっぱり、この順番で正解。
鈍色…の登場人物が惹き付けられた世界観をあれこれ想像しながら読むという、普段とは違う楽しみ方が出来たのがよかった。
装丁も内容にマッチしていて素敵!
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CL 2023.8.14-2023.8.15
鈍色幻視行の作中作。この作品に惹かれた人たちを描いたのが鈍色幻視行なのだから、これを読まないわけにはいかない。
終盤の畳み掛けるように諸々が明かされていくところは読み応えあったけど、鈍色幻視行で皆がこの作品にとらわれている、そこまでの魅力は感じられなかった。
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思ったよりは普通の本で、そう思って読むと全然普通じゃない。おまけの位置付けだと思っていましたが読み応えありました。
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初め独特の文体に読みにくいかもと思ったが、段作品の不吉でどこか官能的な世界観に段々とのめり込み、すぐに読み終えてしまった。
最後のどんでん返しは全く想像できていなかったもので驚いた。
え、著者恩田さんじゃないの!?と驚いたがそうゆうことなのね、鈍色も読んでみたいと思います。
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『鈍色幻視行』のカップリング小説なのだが、予約が回ってくるのがずいぶん時間がかかってしまったため、どう関与していたのかすっかり忘れてしまっていました。結果、鈍色~を読んでいなくてもコレ単体で成り立つ、昭和の遊郭を舞台にした耽美的な(?)小説でした。最後の最後にいろいろ種明かしがあってまずまず面白かったです。
『蜜蜂と遠雷』を超える作品がなかなか出てこないのがもどかしいところ。
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まず装丁が凝っていて、中身も工夫されているから愛おしさが増します。
小説の中身もこれまた凄いよ〜 本当にあったことなのか幻なのか…読んでいくにしたがって足元がなくなる感じに〜
なるほどこれを映画化したいのもわかるし観てみたいよね。
恩田陸先生の引き出しの多さに驚嘆。
大傑作を
ぜひ〜
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最初に読んだ印象としては、耽美・幻想という感想が一番近い。
鈍色幻視行でも誰かが言っていた気がする。
とりあえず、もう一度「鈍色幻視行」が読みたい。
そして、そこに登場した皆さんと「夜果つるところ」を読んだ感想を語り合いたい。
装丁(奥付も)が凝っていて、恩田陸と飯合梓の両方があった。
こういうのも面白い。恩田陸→飯合梓が書いた小説だと思って、その世界に入り込めた気がする。
個人的には、「夜果つるところ」→「鈍色幻視行」の順番で読んだ方が面白いのでは?と思った。
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『私には三人の母がいる』という広告文を読まなかったら、こんなに読みたいとは思わなかったでしょね。
遊郭のような場所。出入りする不思議な人々。
その影についた死人の姿をみる主人公。
私の好みのドストライクでした(^^)
続きのミステリをどうするかは考え中です。