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「一国の国主」天文の乱十一年(1541)甲府洪水
晴信と名乗る若かりし武田信玄が奮闘した「信玄堤」のとっかかり事業
『家康、江戸を建てる』に繋がっていくような締め方でジンときた
「漁師」明治二十九年(1896)三陸沖地震
津波、、、どんなホラーよりもミステリーよりも怖かった、、、
“金と言うものはタダでもらうなら単なる数字だが、労働の対価として受け取れば人間の肯定そのものなのである。”この作者はこういう金言になりそうな良い事を散りばめてくる。
「人身売買商」寛喜二年(1230)大飢饉
鎌倉幕府第三代執権北条泰時の時代
寛喜の飢饉
鎌倉幕府の六波羅探題
「除灰作業員」宝永四年(1707)富士山噴火
第五代将軍徳川家綱治世の末期
大地震の四十九日後の富士山噴火
儒学者 新井白石『折たく柴の記』“昼にもかかわらず空が暗く、蝋燭をともして講義をした。”と記す。
須走村と大御神村
現在の宝永山 宝永火口はたった300年前にできたのか、、、
現在の須走は300年前の火山灰の上にできてる
「囚人」明暦三年(1657)江戸大火
江戸幕府第四代将軍徳川家綱の治世
群馬のからっ風、明暦の大火と隠れキリシタン
キリスト教伝来 天文十八年(1549)イエズス会フランシスコ・ザビエル
徳川家康 慶長十七年(1612)キリスト教禁止令
1637天草四郎 島原・天草一揆 徳川家光治世
老中 松平伊豆守信綱 天草一揆を治めた、乱後もキリシタンの取り締まり、明暦の大火の復興をした、山田右衛門作を自邸に住まわせた、等々
山田右衛門作(えもさく)キリシタン、天草一揆の生き残り、南蛮絵師
今(2024)から約100年前の関東大震災で起きた火災のことも脳裏にチラつきながら読みました
「小学校教師」昭和三十八年(1963)裏日本豪雪
三八豪雪
大雪と大火
裏と表
時代が変わって現代
“裏が表を変えている”
いろんな時代の天災、天災と人災、、
胸が押し潰されそうになりつつ、とても勉強になりました