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投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレありです。
遂に宿敵・足利尊氏との戦いが始まります。歴史ものは史実から逸れることが出来ないので足利方が勝つのは避けられないのですが、そこを作者は上手に見せていて非常に面白い場面となっていました。その技術に感服するばかりです。
電子書籍
とうとう
2023/09/24 17:47
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
鎌倉へ入った北条軍。束の間の鎌倉見物でキャッキャしたあと、足利軍を迎え撃つが惨敗。
よくわからない尊氏のオーラに負けたか。
しかし吹雪があちらに行ってしまうとは…
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鎌倉幕府滅亡~南北朝時代の歴史+ファンタジー物語!
それはひと時の平穏だった。
時行は鎌倉を巡り、様々な人々と再会し、出会う。
だが、鎌倉大仏殿の倒壊が波乱の先駆け。
足利軍の大軍に、完膚なきまでの敗北を味わう。
全ての運、全ての神力が味方した、カリスマ、足利尊氏。
時行はその姿に何を見たのか。そして諏訪頼重は・・・。
第98話~第106話収録。
・解説上手の若君・・・本郷和人による解説。
今回は、当時の鎌倉と寺社、大仏、正宗、猶子等について。
そういえば、公暁は実朝の猶子でしたね。
・SPECIAL THANKS・・・制作に関わる人々のエピソードもあり。
鎌倉奪還後、時行は逃若党の面々と鎌倉を巡る。
兼好法師、初代正宗との再会。そしてシイナ。
彼女は何処かで合流しそうなフラグ。
かの北条朝時の子孫、名越氏の末裔たちが合流したが、
京の混乱を尻目に尊氏が出陣し、大軍で鎌倉へ向かう。
そして、ある夜魅摩の神力で大仏殿が倒壊する。
それが合図の如く、足利軍の大軍が時行軍を各地で撃破。
名越、三浦の大敗、捉われた吹雪・・・え、高師冬って!?
全ての運、全ての神力が味方した、カリスマ足利尊氏。
まさに無双!しかも「わけのわからない天下人」!
でも、この出陣は彼の人生を大きく狂わせる一歩目。
今後、迷走の人生が待っています・・・って、どこまで描くのかな?
なんか「極楽征夷大将軍」垣根涼介/作が読みたくなってしまった。
諏訪頼重の覚悟は次巻。
時行の人生も当然、波乱の連続です。
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前巻までのに積み重ねた少年漫画的な友情努力成長勝利を一瞬で吹き飛ばす、人知を超えた尊氏の力。
快進撃と、本巻前半の「楽しい鎌倉観光」は、この尊氏の圧倒的な力への前振りだったとでも……?完全に油断した。
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奪還した鎌倉での日々と足利尊氏の襲来まで。
野心など感じさせない温厚な性格で二度も謀反し、
情け深く人を大事にするのにいざとなればあっさり見捨て、
いつも隠居したがるくせに自分が天下の中心にいないと気が済まず、
心が強く豪胆だがやたら自害したがる上結局死なず、
行き当たりばったりに行動するが緻密に計算されたように結果を出し、
惨敗したかと思えば次の瞬間圧勝している。
そんな不可解さがカリスマとなり人々を異常に惹き寄せる。
足利尊氏は史上最も「わけのわからない」天下人である。
作中の足利尊氏についての説明が
ほぼほぼ史実通りだから本当に訳が分からない・・・。
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鎌倉を制圧した時行達は束の間の鎌倉での休みを満喫する。現代の鎌倉観光にも通じる話がある。生しらす丼が鎌倉名物として紹介された。生しらすは鮮度がすぐに落ちるために漁師でないと食べられなかった。トンビが歩行者の食べ物をさらっていくことは現代の鎌倉の観光地でも注意書きがある。
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【あらすじ】
長年の悲願を実り、鎌倉奪還を果たした北条時行は久々の故郷に胸を躍らせ、逃若党の仲間と共に鎌倉の各地を巡りながら穏やかな時間を過ごしていた。一方、帝が治める京では北条家に鎌倉を獲られたことにより混迷を極めていた。帝の意向を無視して足利尊氏は時行を討ち取るため鎌倉に向けて自ら出陣する!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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無事が鎌倉に戻ることが出来、ほっと一息ついたのも束の間、いよいよ本家・足利尊氏が満を持して登場。途端に怪しい雲行きになってきて、ここからは滅びのエンディングに向けた暗い展開になっていくんだな、という転換の一巻。