紙の本
歴史ファンでもそうでも無い人でも読める本
2021/12/04 22:48
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投稿者:某歴男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々三国志が好きなので漢王朝に関連して買いました!
項劉紀自体を買うのは初めてですがとてもわかりやすいです!
親切に説明してくれるのもあって初心者でもわかりやすいですし何より沼にハマります!
オススメです!
電子書籍
惹きつけられる
2016/10/25 22:27
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投稿者:risu - この投稿者のレビュー一覧を見る
項羽と劉邦の話は高校の時の漢文の授業で習っていたが、再度読み直してみてもとても興味深い。何度も読み直してみるべき作品である。
紙の本
司馬遷への語りかけ
2003/09/07 15:27
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投稿者:春や昔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は「項羽と劉邦かあ、ふ〜ん。」という感じで何気なく読んでいたが、
読んでいるうちに次第に登場人物たちが身近に感じてきて面白かった。
個人的には「韓信とその周辺」の話が面白かった。
さらに著者のあとがきを見て、もう一度読んでみた。
娯楽小説として、また、著者の中国史観として、二度読める作品だと思う。
著者の名前の由来になっている司馬遷への『著者の語りかけ』が
聞こえてくるようだった。
よい作品だと思う。
紙の本
わかっていても泣かずにはいられない
2002/04/02 22:21
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投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めてこの本に出会ったのは、教科書の中である。項羽が最後に敗れて、四面楚歌となる有名な場面である。そのとき、背景の知識を持っていなかったが、項羽の哀しさに惹かれたのを覚えている。
その後、全三冊の項羽と劉邦を読んだ。三国志よりも惹かれた。なにゆえ、名家の出で、若く、人一倍勇猛で人一倍愛情深く、生涯で一度しか負けたことのない威厳に満ち溢れた項羽が敗れ去るのか。そして、破ったのはなぜ、負けてばかりで老いた劉邦であるのか。それは人間ドラマであり、人生であり、我々が生きていく中でも必要な経験がつまっている。
そして生きていく中で、成功を求めるのであれば、項羽でなく劉邦を真似るべきである。しかし、しかしだ。項羽には惹かれる。死ぬと分かっていても、何度も応援してしまうのである。それは項羽が、天下人としては適していなかったけど、人間として魅力的だったからに違いないのだ。
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いつかは読んでみたいと思っていたのですが、娘に先を越されて薦められ、近々読むつもりですが、難しい漢字を飛ばして読んで意味がわかるでしょうか???心配
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項羽と劉邦のキャラクターもさることながら、2人を取り巻く群臣たちの人物に引き込まれます。あーまた読みたくなってきた。
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時代小説は日本において、組織論という側面からビジネス本としての価値が高いというコラムを読み、そこで紹介されていた司馬遼太郎著『項羽と劉邦』を読んでみることにした。時は紀元前三世紀末。秦の始皇帝が中国を統一したところから物語は始まる。紀元前という時点で中国の偉大さを痛感した。始皇帝の圧政とその未熟さ、そして従うも地獄という圧政ならばいっそ戦ってしまえということで各地で同時に巻き起こる反乱。そして世は戦国の時代に逆戻りという中での、猛将項羽と人望の劉邦の対比。名将でありながら一瞬の迷いで死んでいく武将や、策謀を張り巡らしつつも来るべき死をどうにもできない参謀など、大乱の世ならではの栄枯盛衰を描きつつ物語は進む。まだ上中下の上しか読んでいないけれども、しんしんと心に積もるように面白い。『項羽と劉邦』というくらいだから、最初から天下分け目のヒーロー対決かと思った自分が浅はかだった。なにしろまだ項羽と劉邦は同じ陣営に属して戦っているのである。しかしその後二つの勢力は相まみえ、劉邦が天下を取るのであるけれど、まだ項羽が猛将であり、秦を滅亡させるかもしれないというあたりまでしか描かれておらず、劉邦はその人となりを紹介されたくらいで、未だその神髄を発揮していない。そもそもきっかけとなったコラムには劉邦の人を吸い込むような人望の高さということが書いてあったのだ。地方ではそうなっているけれど、天下を揺るがすようなことにはなっていないので、まだ読みたい部分にはほとんど触れていないことになる。それでいてこれだけ面白いのだから恐ろしい。とにかく中巻を読まねば。
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劉邦は嫌い。項羽と虞美人が好きな私は典型的に少女漫画好きだと思う。この方の書かれる不器用な項羽と儚くも強い虞美人は、嘘でも良いから幸せになってほしかった。
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司馬遼太郎氏は自身のエッセイの中で、膠着語に属する日本語の特質に触れ、機能的な構造を持つ為に理論性に優れた印欧語族よりも感情表現に適していると大約述べている(その説に異論はあろうけど)。その上で、氏の目指す文章は「いかにしてその感情性を抑えるか」に力を注いでいるとのことである。
確かに本書の巻頭から息を呑むような精緻・静謐な文章に圧倒された。しかし、「氏の目指す文章」の裏を返せば「努力せねばどうしてもその情緒性が溢れ出てしまう」のであろう。氏はエッセイ中触れてはいないが、氏の小説の持つ魅力とは静謐・緊迫の文章に垣間見えるその情緒性ではないだろうか。
上中下巻を通じて実に堪能したが、読後特に心に残ったのは夏侯嬰とその妻との挿話であった。
物語は劉邦が関中制覇を成遂げた最初の成功譚に引続く崩落の過程に副えられる。敗戦・逃亡の緊迫の中に織り成される夏侯夫妻の生き様が実に瑞々しい。
高潔な文章というのはこのことを言うのだと思う。
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◆項羽と劉邦、ともに秦を滅ぼしつつも、やがて道を違える二人の英雄。二人の運命を決めたのはいったいなんだったのか…
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こんな時代のことは、全く無知なわけですが、でも、司馬さんの文体で書かれると、ぐぐっとひきつけられます。
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高1のとき読んで、中国歴史に興味をもつきっかけになった本です。 全3巻なのにぱぱっと読めちゃいました
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楚漢抗争期を描いたいわずと知れた名作。この作品の項羽、劉邦像は、そのまま日本人が抱くイメージとして定着しちゃってるんじゃかなろうか。主人公の2人をはじめ、登場人物はみな人間味があふれていて、氏の人物造形の上手さがうかがえる。
また、氏の特徴として、ところどころに薀蓄が振りまかれており、これを楽しめるか冗長だと思うかで、評価が変わるかもしれない。
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司馬氏の作品はどれも秀逸ですが、好きな時代のこれをあげてみました。
ほかに「花神」「空海の風景」「燃えよ剣」など、どれも大好きです。
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イマイチ。
話が前後したりで、理解するのも苦労したし、
何か主人公2人ともあまりかっこ良くない。
まぁ実在した人間をありのままに描いたら
完全な人間なんてそうそうはないと分かってても、
やっぱ英雄でいてほしいよね。
3つの中では下が一番面白かった。