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3巻は上様死亡の後、話がややスケールダウンしていたので、この先どうなるのか不安だったんだけど、この巻で盛り返し。
秀吉の大物感も増し、佐介も「織部」の名に負けぬ数寄者にじわりじわりと成長していて目が離せない。
続刊が楽しみ。
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前巻の最後で、庇護を請けるため延暦寺を目指した明智光秀は凶刃に倒れたが…。
そこから始まる『へうげもの4巻』。どうやら明智は天海坊なるようすだ。そのほうが面白くなるだろう。
それはさておき、この4巻の主役は秀吉と千利休。織部正となったばかりの古田織部正重然は、彼のささやかな数奇を満たすのみだ。
時代を自らの価値観で覆い尽くさんとする利休と、茶々を迎え色と華へと向かう秀吉。同士であった二人が離れて行く様が4巻の見所だといえるだろう。行き着く先を知っていても楽しみな展開だ。
余談だが最近読んだ『徳川家のカルテ』に、茶々が産んだ秀頼が不倫の子ではないかとの説があった。性欲旺盛な秀吉が、茶々以外の側室と子ができなかったのは彼が無精子症だったのではないかというのだ。ありそうなことだ。現実の茶々は、『へうげもの』の茶々より陰が濃いようだ。
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とうとう、織部を賜り古田織部がここに誕生。
描き出される茶器、茶室はさながら戦国時代を彩り驚愕させた鉄砲、絢爛な城をその目で見、驚くのと同じか、それ以上の迫力と驚嘆を持って描き出されている。殺伐とした戦乱の世にわびさび小宇宙精神をを持った古田織部の数寄の天下取り
秀吉の天下になっても数寄の道は続くよどこまでも
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史実を題材にした…美術漫画…になるのかなぁ?
とはいえ見るべきは美術ではなく人、の漫画。
絵柄に好き嫌いはあるかもしれないけど、
個人的にはストーリーと相まって凄く味があると思う。
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徐々に「数寄」の合戦が本格化してきて、静かに盛り上がってきた。渋いコミックを求める大人にオススメ。絵は個性的で好みがあるが、面白い。
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群雄割拠し、武勇が誇りとなる戦国の世で、茶の湯と名物品にのめり込む古田左介。織田信長のもと立身出世を目指しながら数寄者として名物品に心躍らせる日々。しかし、壮大な世界を教え、大きな影響を与えてくれた信長は本能寺の変でこの世を去った。信長亡き後、迷いはあったが秀吉の下についた左介は「織部」の官職を授かり、後の世に名高い古田織部が誕生した。
巻を追うごとに数寄者としての濃さが増してくる古田織部のへうげものっぷりにご注目!
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主人公がなんかバカなことをしでかすんじゃないかとハラハラしてしまいます。おもしろいですね。ほんとに焼き物とかに命かけてて、数奇者にもほどがありますね。これからどうなるのか楽しみです。
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「GenmaiBomb」
光秀を討った秀吉は、家康との和睦のために左介を彼の屋敷へ送り込む。玄米爆弾のもてなしをくぐり抜け、左介は数寄の神髄を垣間見た。その後関白の位を授かった秀吉により、左介は古田織部正となった。位も上がり、織部の物欲はヒートアップ。彼は力強く宣言する。「数寄の天下を取る」
BASARAゆかりでお市の方が出ます。ちょっとだけなのが寂しいところですが。玄米爆弾のくだりは爆笑です。
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古田織部のテンションの高さ!そして数奇の天下を獲る決意。キラキラしてる古織がカッコいいです。で、眉なし三白眼の三成がとても可愛く見える罠。
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黒の魅力に取り憑かれた千利休の完成形を観ることが出来る。
清洲会議から秀吉の関白就任、そして佐介の織部正として名乗り始める。
秀吉の天下統一事業よりも織部の文化的活動が多くなりはじめる。
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今回は醜さもうまく描かれていた。また、明智光秀の最期は、民を想う情にあふれていて、感動的。美しさと醜さは表裏一体。このマンガ、一筋縄ではないです。
ストーリー的には、織部や利休も命名がなされて、長谷川等伯なんかも出てきて、今後が楽しみ。
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「へうげもの」での千宗易は甚だしく由々しき人物である。
信長暗殺を諸大名に示唆したり、安土城天守を紅蓮の炎に包ませようと画策したり。果ては秀吉に帝毒殺を教唆したり。
侘び茶の価値を不動のものとし、茶の湯の世界観だけを至上の大命題と考える宗易の不気味さ。
しかし、宗易を知るにつれ、読者は彼の魅力に抗い難いものを感じてしまうことになる。
千宗易の妙喜庵待庵と豊臣秀吉の黄金の茶室の対比が面白い。
また、待庵を真似てこしらえた古田織部の渋庵での茶会のくだりも面白かった。
織部の接待と家康の接待の様子も興味深く読めた。
このマンガの面白みのひとつはこうした場面の対比と、緊張と緩和の差し挟み方の妙だと思った。
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不思議な擬態語の表現が面白い。
古田左介が古田織部に。
窯大将・加藤景延は太鼓の「飛龍三段返し」の口上にも出てくる地元の名士。
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戦争って結局誰が良くて、誰が悪くてということはなく、参加している人みんな何かしらの悪を抱えているとこのマンガを読んで改めて感じました。
でも悪と欲は似ているようで全然違いますね。
左介の数寄に対する純粋な欲は、戦国時代の殺伐とした中、まっすぐ自分の信念を貫いていてむしろ清々しい。
4巻では織部の名が…!。物語がようやく主人公を中心に動き出しましたねー。
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まだここまでしか読んでいないのですが、面白い。
歴史に興味のある人にとって、さらに細部が凝っていてたまらんのではないかと思います。
主人公を古田織部にする所。
数寄や粋という視点で、男を語るところ着眼点が面白いと思います。
器などの茶道の美をどう漫画で伝えるのだろうと思ったら
主人公の表情と、オノマトペとは!!
ほにゃっ どぉーん という言葉で、その物から感じるものを表現するのに驚きました。でも、何だか伝わります!
また歴史の事件の解釈なども、色々チャレンジされてますね。
明智光秀の清廉さ、そしてその為に、人の欲望や利権に疎くて、自滅していくところが、自分が想像している光秀像にかぶりました。
まとめて読みたいなと思い、覚書にて。