投稿元:
レビューを見る
青春とタイムリープの掛け合わせは昔からあるけれど、この掛け合わせ作品が永遠に生み出されるのは、それだけ普遍性があるからだろう。
変えられない過去を変えられるかもしれないと頑張る姿は青春と重なり、ノスタルジックになる。
過去は変えられたり変えられなかったりするのでそこが作品として工夫できる部分なわけで、結末を誰もが知りたくなり、読まれていくんだろうな。仲良しの女の子と男2人という構図も普遍性があるんだよなぁ。
爽やかなライトノベルで、中高生が読んで夏に思いを馳せるにはもってこいだった。
投稿元:
レビューを見る
大学生になって帰る郷里。
過去の後悔を抱えたまま戻った郷里で、早瀬瑞希は幼馴染の夏帆、大好きだった兄を守るために過去に遡る。
タイムリープ、タイムトラベル物を何冊も読んでいる人には、舞台設定や過去に戻りたい理由など、どこかで見た(読んだ)ような既視感があって少し物足りなく感じるかもしれません。
それでもアイスキャンディの当たり棒、プールに映える花火の光、池田先生との妙な味のある会話など、読んでいると物語の端々に浮かぶ景色の美しさに気持ちよくなってしまいます。
そして、先生として接する海斗との会話の描き方などはニヤニヤとしてしまいます。素敵な作品でした。
投稿元:
レビューを見る
青春恋愛小説タイムスリップもの。
過去を変えたい瑞希。
池田先生がグッジョブ。
先生は一度タイムスリップを経験していて、
過去を変えることは代償が大きいと警告した。
先生の彼女は世界に羽ばたき、先生は不幸になったという。
危険。そう思う。過去は変えたらいかん。
それを心配しながら読んだが、、、。
プールに飛び込む。→過去に行ける。
同級生の夏帆のことが好きな瑞希は、
毎年、兄の千尋と3人で花火へ行くことにモヤモヤしていた。
兄の死により、母親が悲しみから逃れるため、瑞希のことをいつも千尋と呼ぶ。
そのことにもモヤモヤしていた。
喜怒哀楽がハッキリしている主人公に共感。
応援したくなる。
野球部の友達の怪我は残念。
そこまでは阻止できず。
兄に接触しそうになった時にはハラハラした。
池田先生には幸せになってもらいたい。
爽やかなハッピーエンド最高。
投稿元:
レビューを見る
面白くてすいすい読んでしまった。過去に戻って事件をくいとめる話だけど、結果的に全員ハッピーエンドで良かったです。