紙の本
足りないことをおもしろがって知恵を出すことに、目を向けたい
2011/02/23 15:10
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎週火曜日は、私にとっては、山本ふみこさんデーです。
まずは毎日新聞の火曜日連載中の「山本さんちの台所」をいそいそと読みます。同時に先週分の「山本さんちの台所」をチョキチョキと切り抜きます。それからたいてい火曜日に更新されてる彼女のブログをじっくりと楽しむのです。
彼女の本は10年以上前から愛読しています。彼女のブログが誕生した当時は、ブログを通じてのやりとりに舞いあがっておりました。すごい時代が到来したもんだなぁ~って。「足りないぐらいがおもしろい」はそのブログ内容をあつめた本の4冊目!毎週のお楽しみブログが本に…、これはファンにとっては、うれしい、うれしい お年玉プレゼントのようなものなのです。(^-^)
そもそもふみこさんは、片づけたがりで、美味しい工夫や楽しい工夫を生み出す名人で、信条はこぎれい、こざっぱりのお人です。はじめにのところでこんなふうに書いてありました。
「モノを大事にするというのなら、そうたくさんのモノは持ちきれませんよ」とつねづね自分に云い聞かせています。「足りないくらいが、ちょうどいい」と。足りないことがおもしろいのは、そこにたのしみやら、贅沢やらがひそんでいるところです。
ほんとうに、そう! たのしみや贅沢、これは足りないことをおもしろがって、あれこれ知恵を働かせるご褒美、みたいなものでしょうか。こんなにモノがあふれる現代だからこそ、足りないことをおもしろがって知恵を出すことに目を向けたいと切に思います。
10日間の貯えがあるにも関わらず「がらん」とした冷蔵庫の話、順番に姉妹が大切に着ているスカートの話、20年選手のやかんの話…などなど、愛用されているモノたちの話を聞くことは、なんとも嬉しいものです。しかも20年選手のやかんがうちのと同じタイプだと知ったときの喜びといったら!
もちろん、なにも一切買わないというわけではありません。
春に新調した客用スリッパは大きめサイズと普通サイズの2種類。見た目ではサイズの違いが分かりにくいため、大きめサイズのほうにふみこさんが若いころに使っていた象牙のブレスレットで印をつけたのだそうです。これこそが楽しい工夫、ですよね。
ほかにも、あまりに使い勝手が良くて計8枚持っている白い皿、野菜料理に変化をつけてくれそうなタジン鍋など、わくわくする新入りさんの話もありました。
「新入りをやわらかく迎えいれて使いこなそうというのは、古くなっていくモノを大事にするのとは味わいこそちがうけれども、同じ道の上のことだ」とふみこさん。まったくもって、その通り。同じ道の上、筋が通って気持ちがよいとは、このことです。
これからも毎週火曜日を楽しみに、日々の暮らしを積み重ねていきたいと思いました(^-^)
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この人の暮らし方、素敵なんだよなぁ。
時々文章がわからないとこがあって
でもそこもまた好き。
私もこの人みたいにものをもたずに
すっきりと日々を大切に暮らしたい。
さっさとやれ。
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自己満足トーンで書かれていても魅力的に思う本はたくさんあるが、この本は終始つまらなかった。感覚的に合わないようで、魅力を感じる点がなかった。
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この著者のものを読むのはこれが初めて。
『知足』 足るを知る。
すばらしい生き方をなさっているとは思いますが、それを見習って実践するのはなかなか時として勇気のいることだと思います。
そういう生き方を共に歩んでくださる御家族もまた素晴らしいと思います。
豊かさは決してお金ではないと言うことをこの本が教えてくれます。
ただ文章のリズムがつかみづらく、私には読みにくいところが多々ありました。
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持ちすぎないということが、心の風通しをよくする。
うんうん、きっと そうなんだろうな。
そんなふうに できればいいな。
でも。
実行に移すことは、わたしにとっては
かなり高いハードルのようです。。。
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物が飽食状態・・・・な我が家。
足りないくらいにしたら
すごく気持ちよさそう・・・・な半面
あ~あれがあったのにな。と思いだしそうで
なかなか捨てきれない。
うー。
と色々思わされました。楽しい本でした。
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昔の貧乏には品格があったという。「ゲゲゲの女房」の水木しげるの時代。では今の時代はというとローンの返済、かさむ借金、など、食べられないというのではない困窮。ここで品格が問われる。約しく暮らすことを楽しむ気持ちを忘れないでいたいものです。
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C0077 世代的な問題かもしれませんが、わたしには合いませんでした。エッセイだとは思っていなかったのです。
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山本ふみ子さんのエッセイは、キラキラの言葉がいっぱい。ほんの数行、はっとするくだりがあって、何度も読んでしまう。
・・・これは台所仕事のことなの?家事のことなの?・・・・人生を語っているの・・・?
きっと、台所仕事が、人生に通じるんだろうな、うん。
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ここのところ、妻が山本ふみこさんの本を読んでいる。
「おもしろいの?」と訊ねると「なんていうか、日々の、ここ!っていういいところをついてくるのよね」
興味を引かれたので読んでみました。
エッセイです。
たしかに面白い。
著者の生き方や生活の工夫に、自分の脳がくすぐられました。
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暮らしのエッセイ。
ごめんなさい、パラパラ読みです。
読書に飽き飽きしてきた頃の息抜きにエッセイを読みたくなる。ですが、教訓めいたものや人生観指南は苦手で。影響を受けやすい性質なのでわざと避けています。
この本はそうでもないかなと思って手にとってみましたが、個性が強すぎるのか、ちょっと避けてしまいました。
じっくり読んでない分際ですが、いいなと思った箇所が一つ。「忘却に乾杯」。
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まあ、ためになる内容だったかと言われると微妙。
読む必要もあまり無いかもしれない本。それでも星3つなのは、わたしの感性に合うように感じたから。
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「〜する」と「〜なる」のあいだは、ほんとうに思いがけないことの連続だ。備えても備えても、備えきれなかったということもあるかと思えば、ちっとも備えていなかったのに咄嗟の判断でなんとか切り抜けたり。思うとおりにならなかったことを、おもしろがっている自分を発見したり。つまらないのは、お定まりの「〜すれば、〜になる」を生きようとすることだ。「〜する」と「〜になる」のあいだの思いがけなさを味わう機会を逃すことだ。
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ものを大切にするとか、工夫をして楽しむとか、なんか良い感じである。読んでいると、心が優しくなれる本。
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こんな風にいろんな事に向き合うたらいいなぁ。。。
カラッポマン、時々なる事がある。
読んでいて心地いい1冊。