紙の本
素敵!!
2020/10/28 09:55
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投稿者:むらさき - この投稿者のレビュー一覧を見る
Perfumeファンですが、読んでみて内容の量と質に驚きました。
服飾や舞台の資料、アートとしても皆さんに読んでもらいたいです。
これからは、動画と見比べながら読むのが楽しみです。
紙の本
眺めれば眺めるほど幸せになる
2021/09/30 22:21
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚くてびっくりしました。完全な状態で見たり触ったりできなかった衣装は掲載されていないとのことですが、それでもほぼ全部じゃん!すごい!図鑑みたい!ポリリズムの衣装がないのはそれくらい着倒したからなのかな~などと想像が膨らみます。本当に楽しい。いずれ第二弾も出して欲しい!
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投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
衣装には思い入れがあたので、懐かしさでいっぱいになりました。たくさんのパフュームの歴史を感じることが出来ました。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく衣装をたくさん掲載してくれているのが、ありがたかった。記憶にあるものも多かったが、知らないのもありました。
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まず表紙の3人がとても可愛い。ドレスは細部までゆっくりじっくりよく見えるので、ライブ映像よりもよく観察できます。資料としても最高です。
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圧倒的なボリュームで綴られたPerfumeの衣装の歴史。2005年から絶えることなく、今この時も輝き続ける1着1着に込められた願いや夢に想いを寄せつつ、また次に新しい衣装を纏ったPerfumeに出会える日を心待ちにしています。
楽曲、3人のパーソナリティ、舞台演出、ダンス…どの角度から見るPerfumeも素敵だけれど、衣装を通して振り返るPerfumeは「あの日、あの頃」の全てを追体験することを可能にしてくれます。
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2021/01/18
perfumeあんまり見たことなかったけど資料として楽しい!衣装がたくさん載ってて見応えあった。
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2005年メジャーデビュー時から2020年までの衣装を集めた写真集。ここに載っている衣装で歌い踊っているPerfumeの3人の姿が観られることに感謝!!
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衣装の解説と制作の裏側を語るインタビュー。
月並みだが、あの時ライブや映像を通して見た3人を彩る衣装に予想だにしないコンセプトがあったり、細やかな手作業、機能性の改善が繰り返されていることを知った。涙が出た。
この本を読んだ上でまた過去のライブ映像が観たくなるし、Perfumeが次にどんな衣装で踊るのかが楽しみだ。
*アイデアが好きな衣装*
Mステ ウルトラFES 2016 のやつ。
番組できた衣装はもう見れないのが悔やまれる…
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(そういえばこの前読んでた)
衣装が本当に素敵で3人のダンスと曲と合わさって大好きなアーティスト。紙面で見る衣装はゆっくりじっくり細部に目を向けられてとてもよかった。
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昨年(2023年)11月に兵庫県立美術館の「Perfume COSTUME MUSEUM」に行ってきた。まず冒頭に、Perfumeのファンでもなくライブはおろかミュージックビデオも見たことのない私がわざわざ平日に仕事を休んで展示を見に行く気になったのか説明すべきなのだろうけれど、明確な理由が思いつかない。
でも実際に行ってみて、そのコスチュームの質と量とに圧倒され、大満足で時間がいくらあっても足りないくらいだった。そして衣装展に私を引き寄せた理由もおそらくこれだろうという理由もわかった。たぶん私と同年代ならば、これらのコスチュームにウルトラセブンなどの特撮ものでの宇宙人や隊員の制服などと同種の高いデザイン性を感じたのではないか。この冊子でも見られる衣装から例をあげてみよう。
初期の内澤研さんがスタイリングした、シングル「不自然なガール」(2010年)の衣装では、ドレスの肩に左右に広がる角状の突起を置きシルエットの斬新さを引き出している。これはセブンの宇宙人を数多くデザインした成田亨さんと同じ発想だ。また、三田真一さんデザインのシングル「Magic of love」(2013年)の衣装は、斜めの線の多用による構成や、黒、グレー、青、赤という配色が、地球防衛軍などの制服を彷彿とさせる。そしてToshio Takedaさんデザインのライブ「Perfume「Reframe 2019」」の衣装にいたっては、貝やクラゲなどの海洋生物をモチーフにしたかのようなデザインで、もう言うまでもないが、怪獣の場合の衣装である着ぐるみ(=非生体)に生体性をもたせたいときに用いられるアイデアだ。
だが私が昭和時代に親しんだ特撮作品の衣装類とは違い、Perfumeの衣装はあくまで「歌って踊るためのもの」だ。だからいくら新しいデザインとして推していても、彼女たちがダンスで体を動かすときに窮屈さや痛さはあってはならないし、真夏のライブでも体温がこもらないようにするような、デザインや衣装制作を人形の衣装のようには終わらせられない現実問題が立ちふさがる。
だから、この冊子では衣装の写真もいいのだけれど、それぞれの衣装に付けられている制作裏話のようなコメントもよかった。それらのコメントはデザイナーの苦労話だけではなく、将来それらを目指す人への道しるべともなりうる豊富なアイデアが書かれている。シングル「Spending all my time」(2012)での全寮制の女子学生の制服のような衣装のコメントでは、制服という1つのモチーフながら、襟や胴部のコルセットの形態というような細部を3人の個性に合わせるかのように少しずつ変化させていることが書かれていて、私のようなアパレル完全素人であっても楽しく読めた。
それと、この冊子にはPerfumeが人気を持続させている理由が衣装だけではないことがわかる一文があった。櫻井利彦さん(SAQULAI.Inc)は衣装デザインを造形する仕事に携わってきたが、こう話していた。――
「Perfumeとの関わりの中で、僕自身の記憶に深く刻まれているのは「Cling Cling」の衣装です。これは衣装制作の遅れで、MV撮影が4時間ほど押してしまったというもので…衣装で撮影が4時間も遅れるというは、通常ありえないことです…ようやく衣装ができた時、忘れ得ぬシーンがありました。2階にあった控室の階段から降��てきたメンバーさんが、ハラハラしているスタッフたちに向かって「さ、巻いていこう!」と声をかけたんです。とても大きな声で、元気よく、笑顔で。」(P313)
これはいい話。Perfumeならばその場面で舌打ちしてカメラが回ればいい顔をして、というのをしても誰も文句は言えなかったはず。でも彼女たちはそうしなかった。彼女たちの振る舞いは(本人たちから言わせたらそんな大層なものじゃないですよ、と言うのだろうけれど)まわりのパワーを自然に引き出せるという意味でやっぱり才能(しかもレアな才能)だと思う。
「自分にはそんな時、そんなことができるかな」と自問し、「できないな」と自答して、改めてPerfumeの3人を1ファンとして、衣装やダンスやマネージメントやその他のスタッフの動きも含めて追いかけてみようかなと思った。