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川上弘美+ユーモア-色気=作者
このヒトは、川上弘美と話が合うに違いない、と「ねにもつタイプ」を読んで思いましたが、この本の書き下ろしが川上さんについての文章。やっぱり!
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幼少時代の、記憶からこぼれ落ちがちなエピソードや、日々の暮らしの些細な疑問、それらを綴ったエッセイ。
爆笑というより、筆者の繊細で多岐に渡る記憶力に感心してしまった!
お勧めされてた小説はぜひ読みたい。
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古くは阿川佐和子さん。ちょっと後なら斎藤由香さん。
本当はものすごく聡明で育ちもいいのに、自身の「残念」エピソードを惜しげもなく披露した爆笑エッセイを書かれる皆様。
まあ毎度毎度笑わせていただいたり、大きくうなずいたり楽しんできたけれど、今回お初の岸本さんもかなりのお人。
題名にある通り、「気になる」ことをじゃんじゃん出されるのだけど、これがものすごく面白い。
電車の中でクフクフ笑ってしまい、かーなーりー怪しい人だったはず。
ただ、この方本業は翻訳家で、後半はご自身が翻訳された本についての内容が多くなるのだけど、これが個人的には全く面白いと思えず。
なので、いらないなー。と勝手なことを思ったり。
すみませんねー。
ま、読者ってのは勝手なものですからね。
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何気なく電車の中で読む用に、とバッグに入れていき、読み始めてすぐに自らの間違いに気づいた。笑いをこらえることができない。それも単純な種類の笑いではない。何と表現したらよいのだろうか。とにかく独特の味があって癖になる。すぐに本屋に行き、もう一冊刊行されているエッセイ、『ねにもつタイプ』を購入した。こうして読んでみると、彼女のたずさわった訳書たちが、それぞれに広がりはあれど、岸本佐知子という一点に結ばれているように感じる。訳書も次々と図書館から借りだしている。もはや中毒だ。
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翻訳家岸本さんのエッセイ。面白かったー。とっても変な話満載。
満員電車に乗り合わせる「キテレツさん」。そんな人達いる?!
妄想とそれを冷静に観察するもうひとりの自分のつっこみが絶妙。0=0!
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面白い、けど、かなりぶっ飛んでる
地味に共感できたり、全く"?"だったり
好みがかなり分かれそう
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寝るためのひとり尻取りから脳内論争が勃発。
ゴキブリが怖いのはその見た目、感触、そして味。
人々の願い事を覗き見る七夕観測が好き。
人々が殺到する福袋は兵器になるのでは。
コピーの一文字埋めクイズで間違えるマイナーな人々。
夜中の3時に訪れた小さな客人。
食べながらスキップするとおいしくなる説。
翻訳中のニコルソン・ベイカーの作品の機微。
ちょっと変わった翻訳家の妄想エッセイです。
ブックデザイン:田中一光/片山真佐志
カバーイラスト:土谷尚武
薬関係のコマーシャルで悪い部分をちょっと残す、
私も気になってたんです!歯磨き粉のCMとか。
あと絶対全員正解するだろう、っていうクイズに
間違えちゃう人々の存在とか。
わかるわかる、と思いながら読めるエピソードと
この人の頭の中を覗いてみたいと思うエピソードと
半々くらいで飽きさせません。
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いままで心に響く言葉を聞いたりすることはたくさんあったが、この本を読んではじめて
こんな自分でもいいんだ、だってこんな変だけど立派な人もいるだ
と心から元気づけてもらえたところがある。
岸本さんらしい愉快さに紛れ込んでこういう嬉しいスパイスもあった(ただし、人によると思う)。
あと、岸本さんと川上弘美の間をひとりぐるぐるしてきたわたしにとって、最後の章は心の動揺が止まらなかった 笑
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素直に面白かった。何気に共感できる部分が多かったのは年齢が近いせい? あと、紹介されている本が読みたくなったのは著者の思惑通りでしょうか :)
ちょっとした待ち時間にポチポチ読むのに適してます。
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おもしろかったのはもちろんのこと、これから読んでみたい本もたくさん見つかったので、うれしい。
うちにあるのもあったので、これからの読書が充実しそう。
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さいこうです。連休が終わるメランコリアが癒され、生きる勇気をもらいました。明日からも適当にがんばるぞ~
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読んだばかりの「ねにもつタイプ」があまりに面白かったので、岸本さんの10年前のエッセイを探してきて読んでみた。
こちらの中味は、主として専門誌「翻訳の世界」(1994年〜1997年)や、雑誌「ふらんす」(1998年〜1999年)に連載されたエッセイ。その他、書き下ろしも含めて、50編のエッセイが集められている。
まだ、駆け出しの翻訳家として実績の少ない中、どういう経緯でエッセイの執筆を依頼されたのか不思議だ。おそらく、岸本さんの持つ「可笑しなものへのこだわりと表現力」に興味を持った編集者の方がいたのだろう。おかげさまで、岸本さんの出発点に近いものが読めるのだからありがたいことだ。
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『ねにもつタイプ』と同様、良くも悪くも、巧い。そして可笑しい。でも同じだけ?か浮かぶ……。愉しんで読んだことは確かだけれど。
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初・岸本佐知子さん。この人の本職は翻訳家なのだそうだけど、負のオーラ満載のエッセイが妙に面白くて、可笑しかった。子ども時代のことをよく覚えていて、そのころ経験した子どもならではの負の話(自分は未熟だし、他の子供たちも未熟、かつ、正直な分、辛辣で)が物悲しくてね…。「カノッサの屈辱」というタイトルのものなんて、幼稚園時代の悲しいあれこれが短い文章に次々と語られて、笑っていいのか、胸を痛めた方がいいのか。その幼稚園がカノッサ幼稚園なんて、出来すぎてないですか〜〜!^_^;
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「気になる部分」を通勤電車で読んではいけない。うっかり知らずに読んでしまうとニヤニヤ笑いと爆笑がおさえられず、周囲から「ヘンな人」扱いされ冷たい視線を浴びること必至。すでに私が身をもって実験済みなので、ご注意を。
笑いを誘うのは言語表現もだが、岸本さん独特の視点ゆえだと思う。おそらくは少数派の視点なのだろうけれど、とにかく意外性を突いていて驚かされる。その驚きがまた笑いを生む。
岸本さんの訳書も読んでみようと思った。