紙の本
チーム 3
2024/03/15 15:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
マラソンも大変な競技です。しかし2時間5分でアフリカにはてが届きません。アスリートを引退しコーチへ、そして若手の育成、今後も続くのか。やはり当面は世界の舞台はきついと言わざるを得ない。マラソンを別の面から見ました。
投稿元:
レビューを見る
東京オリンピック・マラソン代表候補・日向誠。
マラソン界のエースと言われる日向。
だが、MGCを前にスランプに…
日向に東京オリンピックでメダルを獲らせたい陸連は、日本最高記録保持者・孤高の天才・山城を日向の専属コーチにと動き始める…
箱根駅伝『学連選抜』で山城とともに走った『チーム山城』が、『専属コーチ・山城』実現に動く…
山城は…
日向は…
そして、浦、朝倉、門脇、吉池は…
『俺たちはチームだからな』
山城にも人間らしいところがあったんだな…
自分の走り、タイムしか考えてこなかった山城が、他人のために…
あの山城が…
『チーム』で、浦のために、チームのために走るのとは違う、『日向のペースメーカー』として走る山城が…
『やれ』、吉池さんの一言…
しびれる。これで動かなかったら、男じゃない。
山城も吉池さんには頭が上がらないって、ことか。
『チーム山城』として、支えられたこと。
コミニュケーション能力が著しく低い山城。
日向に寄り添う山城。
山城は山城のやり方で、日向に伝えよう、理解させようとする…
その『襷』は、日向へ。
『襷はつながれた』
日向、東京オリンピックでメダル、獲れよ。
『チーム4』に続く…
投稿元:
レビューを見る
山城が日向のコーチに!
最後はペーサーとして走る
コーチになるまでの葛藤が長かった
肉体は精神を凌駕する
限界を突破するような走りを意識してこそ、限界が広がる
投稿元:
レビューを見る
堂場瞬一の長距離ランナーシリーズ第5作。
日本長距離会のエース、日向はスランプに悩まされていた。そんな日向を救う切り札は日本記録保持者の山城悟をコーチに就任させること。だが、引退して第二の人生を歩み始めた山城への交渉はうまくいくのか…?
日向を、山城を、そして低迷する日本マラソン界を救うべく、かつての学連選抜チームメイト達が動き出す…!
走ることしか頭に無い山城、世話焼きの浦、山城を毛嫌いする門脇、チーム最年少だった弟的存在の朝倉など、選手ではなくなったメンバー達の成長ぶりや、芯は変わっていないところが描写されていて人物が活き活きしている。
特に山城の心境の変化は物語を通じて目が離せない。
駅伝に限らず、かつてのチームメイトに会いたくなる物語である。