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複雑〜〜〜
久遠の檻の巻から事件が二重になってるからわかりにくすぎる
前回からタカタカペアのネタが洗練されつつあるのでより面白さが増えていた反面事件の内容が重い上に複雑になってるから微妙なところ
新潮nextから実業之日本文庫になったんだ
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近々ベトナム旅行に行く予定の身としてはとてもタイムリーで考えさせられる内容だった。技能実習生たちのあまりにも酷い扱いに怒りがわいた。鷹央と小鳥遊と鴻ノ池の3人の掛け合いが、この救いのない事件の内容を明るく楽しく読ませてくれる。
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東京湾の沿岸で見つかった遺体の血液が、ほぼ抜かれていた。首筋に二つの傷跡があり、さながら「吸血鬼」が血を吸ったかの様で…
今回は本当にやるせない気持ちでした。
その罪が暴かれた時、それを知ったらどう思うかとかまで考えてなかったんでしょうね。何とも切ないラストでした。
技能修習生のあり方も色々思う所がありました。
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やっぱり最高!!
今回は一冊丸ごと吸血鬼のナゾ。
社会問題も絡めながらのプチ長編。
犯人誰やねん!と悶々としながら楽しめる一冊。
新刊で買って汚さないように気をつけてたにも
かかわらず、途中コーヒー垂れたショックはデカかった。
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登場人物が少ないので犯人の目星は早い段階でついた。犯人はわかっても動機は医者じゃないとわからないところは流石。シリーズが長期化してややマンネリしてきてる感は否めない。
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プロローグ/吸血鬼連続殺人事件/水晶の吸血鬼/
血に溶けた罪/エピローグ
この病院のトリオはずーっとこうなんだねぇ。事件が解決するなら良いかもしれないが……
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連続殺人の犯人は吸血鬼?
その謎に食い付き真相を…暴く!のか?
鷹央ちゃんの成長を感じられる場面にホロリ。小鳥先生は、相変わらず女子二人に振り回されてましたね。
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このシリーズを読む度に思うけど、後半1割からの濃密度が物凄く高い。
出てくる登場人物全てが重要人物で、全てが繋がる瞬間が気持ちよすぎた。
医者と警察の事件に対する味方の相違点みたいなのもおもしろかった。医師としての今回の事件への解決の仕方に天久先生が悩んでいたところが印象的。
もうこのシリーズは毎回絶対面白いから新刊出る度にワクワクする!!
完全版、結局全巻買ってる自分が目に浮かびます
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破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
2023年より実業之日本社文庫から刊行された完全版を読み、強烈なキャラクターと医療現場を中心としたトリックに魅入られ、すっかりファンになってしまったため本書を購入。
三つの場所で相次いで見つかった遺体。被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られているという。まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人を、鷹央らはどう解決していくのか。ずっとハラハラすること間違いなし。
幾重にも張り巡らされたトリックとホワイダニット。医療現場を知り尽くした知念氏だからこそ描ける、非常にリアリティのあるシーンの数々に舌を巻くばかり…。
相変わらず読みやすい文体で、シリーズものながら本書から読み始めても問題ない点もグッド。総じて満足のいく読書体験だった。
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レーベルを新潮NEXから実業之日本社文庫に移しての天久鷹央の事件カルテシリーズ第1作目。
※ちなみに短編は推理カルテシリーズ。
東久留米市の公園、荒川の河川敷、東京湾の沿岸で続々と遺体が見つかる。どの遺体の首筋にも残っていたのは2本の傷。それはまるで、吸血鬼が残したかのようなものだった……。
診断医・天久鷹央とその部下小鳥遊優(物語の語り手)、研修医の鴻ノ池舞の掛け合いを楽しみながら、気がつけばあっという間に読み終えてしまった。
ミステリーとして楽しめるのはもちろん、外国人技能実習生の問題にも切り込んだ社会派の一面も。
そして、鷹央が犯人に対して一切の同情を寄せずに突き放したシーンは、読んでいて思わず身震いを覚えるほど。読み終えて余韻にたっぷり浸れる作者の表現力が相変わらずすごい。
さて、今回の出版社移籍に伴い、新潮NEXで出したものを焼き直した完全版と新作合わせて7ヶ月連続16冊刊行を実施するとのこと。
過去に出たものと比べながら読むのも面白そう。
全部買います笑
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あんまりすっきり解決ではなかったですが、面白かったです。
シリーズ全部読んでいますが、鷹央が成長している気がする。
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『天久鷹央の事件カルテ』シリーズの最新作.やはりこれはメチャクチャに面白い.成功の要因の一つは著者の分身とも言えるワトソン役の人柄と,かれの心理状態をちょっとしたジョークとともに記述する語り口だろう.医学知識がある人が読めば,一般人以上に楽しめること間違いなし.
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連続失血死の犯人と思われた、まさに吸血鬼といった様相の者はポルフィリン症とのこと。
毎度このシリーズは医療者として推理バトルする気持ちで読んでいますが、このポルフィリン症で腹痛や精神症状での救急搬送され精査されている場面、非医療者がみても青白いほどの貧血であれば、検査上もそれなりに貧血のはず。そこそこちゃんとした医者が診ている風の場面であるにも関わらず、貧血についての精査はふっとばして、消化器精査ののちにIBSなどを疑ってますという流れは無理があるのでは。ポルフィリン症を診断できないのは普通だが、貧血を本当にプロブレムに挙げてないのはご都合すぎるかな。
刺青、血液を混ぜて、とのことで、なんらかの血液感染症が大きく関わってくることは序盤から推測された。
ポルフィリン症の彼はあくまでも利用されており、事件の根本はHTLV-1によりALTを発症し余命幾許もない病院理事長が、かつて母乳感染させてしまい、HAMを発症してしまった娘のような存在のためにHTLV-1抗体を一生分集めていた、と。
まあそんなもんかなって感じで、今回はそこそこ。
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長編の新刊。
例によって読みやすい文体。医療の観点からの謎解きは今まで以上に読んでいて楽しい。
非情な犯人に絶望と後悔、そして本当の「地獄」を理解させる…という結末も個人的にはよかった。鷹央がやったことは一種の脅迫ではあるが、犯人にふさわしい結末だと思う。実際には脅迫を実行に移していないわけだし。
警察側の後処理は大変だろうとは思うが…
気になった点は会話のテンポやセリフ回し。
よく言えば平易で読みやすいが、悪く言えば漫画やゲームなどのテンプレートのような気がしなくもない。小鳥遊と鴻ノ池のノリツッコミなどの会話シーンで特に感じた。
表紙イラストをいとうのいぢ氏が手掛けていることもあり、そういった創作物に慣れている読者が多いと思うが、医療やミステリーものとして初めて読む読者は混乱するかもしれない。
また今作ではなく過去作で鷹央がアスペルガーを自認していることが明らかになったが、それ以降の作品で空気の読めなさや常識のなさが目立ったように感じてしまった。天才キャラ=非凡ゆえに非常識、というキャラ設定は鉄板だが…障害だと明言されたことが足を引っ張ってしまっている気がする。
取り留めなく書いてしまったが、今作も良い作品だった。
次作にも期待。
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知念実希人さんの天久鷹央シリーズ最新刊は、新潮文庫NEXではなく実業之日本社文庫から刊行された。既刊作品もすべてリニューアル刊行されるという。
都内で相次いで見つかった3体の遺体には、共通点があった。いずれも首筋に2つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られていた。まるで「吸血鬼」に襲われたように。警視庁捜査一課の桜井は、早々に鷹央たちに頼るが…。
3人の被害者はいずれも外国人で、特異なタトゥーを入れていた。腕が立つ小鳥遊と鴻ノ池が一緒とはいえ、新宿歌舞伎町のヤバそうなタトゥースタジオに乗り込むかよ。不運な店主から見れば、鷹央の方がヤバいに違いないが。
前作も生命の尊厳を踏みにじるような内容だったが、本作も然り。日本という国の恥ずべき現状。未だにこんな事例はあるのだろう。フィクションながら怒りを覚えるが、この時点ではもっと酷い真相が待っていることを知らない。
鷹央の無鉄砲さは毎度のことだが、今回はさすがにやりすぎな感がある。鷹央はともかく、小鳥遊と鴻ノ池が医師生命を絶たれたらどうするのだ? その筋の専門家でも雇えばいいのにと思うが、どうにか目的を達するのはお約束。
謎に食いつきつつ、目の前の患者を救うという医師の本分を忘れていない点に、救いを覚える。そんな鷹央だけに、真相を読み解いた瞬間の心理や如何に。シリーズ史上、最も許せない相手ではないか。何しろ、その相手とは…。
もちろん、こんな疾患名はピンと来ないが、鬼畜の所業なんて言葉では生温い真相だった。日本という国がここまで腐っていないことを願いたいが。医学的にきっちり暴いたところで、鷹央にも警察にもできることはない。
あれやこれやで、知念さんは新潮社と決別したのだろうなあ。シリーズの末永い存続を祈りつつ、これからも現役医師作家・知念実希人を応援する。