紙の本
両親と四兄弟
2024/01/01 17:16
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベテラン占い師の父、保険外交員の母、占い師を継いだ次男は生真面目、倉庫勤務の三男は身体とメンタル弱めの色男、大学生の四男は明るく一本気。
途中まで長男の影も形もなかったのですが、ちゃんと生きてます。九州で大学研究員していて家族と疎遠。
父や兄弟同士、思うところはあるみたいで、行き違いや思い違いがあったりするけど、基本は思いあい信頼し合ってる。
それぞれ我が道を行っているけど、なんだかステキな家族のお話。
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長男は苔を研究している朔太郎。次男は家業の占いを継いだ真次郎。三男は1番顔が整ってモテそうなのに、体が弱く人付き合いも苦手な会社員の優三郎。四男は明るく友達も多い、大学生の恭四郎。この4人の視点で話が進んでいきます。
大きな事件とかは起きませんが、4人それぞれの日常が気になって、さくさく読めました。でも、まだまだ先が気になるとこで終わったので、続編があるのかな?ないならぜひ書いてほしいなぁ。
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男ばかりの兄弟の東家のなんて事ない日常が、ほんの少し崩れたけれど、愛すべき家族って感じがとても心地よかったです。
三男の優三郎と幼馴染の瑠奈が付き合ってると思い込んだ四男の恭四郎。でも実際は本当に友達だったのは意外でした。
例の言い寄っていた上司は、有る事無い事言いふらしていたんでしょうね。転職上手く行く事を願ってます。
もっと東家の日常を見ていたかった、そんな読了感でした。
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東家は占い師を父に持つ、男ばかりの四兄弟。
三男の優三郎がタロットで<最凶>のカードを
引き当ててから、不運が連鎖し、隠れていた
トラブルが表面化し始める。平穏な日常は
戻るのか!?
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思った以上に、静かに淡々と進んでいく物語だった。大きな事件が起こるわけでもなく、東家の日常が綴られていて…。
もうちょっと山場があってもよかったかな。
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大きな物語が展開するわけではない。けれど、両親や4兄弟が持っている特性がじんわりと描かれていて、雄弁でない彼らが日常の変化の中で対話をしていく。
静かに寄り添ってくれるような、少しずつ共感を覚えながら、自分の親やきょうだいを思いながら、ページをめくっていく。
読後感も、心静かで、少し不思議で、心地いい。
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占い師を父に持つ、男ばかりの4兄弟の物語。
占い師の父は、無理強いすることのない穏やかな雰囲気を持つ。
母は、保険会社に勤め潔くさっぱりとした性格。
バランスが良く仲の良い両親とともに暮らしているのは、次男で占い師の真次郎、三男の会社員の優三郎、四男の大学生の恭四郎である。
研究者である長男の朔太郎は、九州で一人暮らしをしている。
占い師の家族だからといって、全てを予言できて不運を回避しているわけでもない。
どこにでもある家庭で、ちょっとした諍いやトラブルもある。
ハラハラする出来事もあるけれど、何故か安心して楽しめる。
性格もバラバラで、笑ってしまうほどの個性的な4兄弟だが、誰も憎めなくて嫌いにはなれない。
父よりも母の偉大な力にちょっと驚かされたり、瑠奈を巡る関係性も兄弟でどうなるのか…気になるところ。
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兄弟の展示会かというぐらい、
それぞれの特徴が書き分けられている。
基本、皆良い人なんだろうけど、
どの人も面倒くさそうなところが笑える。
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著者は、どんどん成長する感じ。
世界が広がっていくのを感じる。
初期の頃の京大もの?も青春賛歌のようで
良かったけれど・・・
今は、家族にシフトしたのかな。
こちらも年齢を重ねているので、読んでいて楽しい。
男四兄弟の話。
四姉妹は、「若草物語」を筆頭に「細雪」、
オマージュ作品だってある。
でも、男四人兄弟って、聞いたことがない。
私が知らないだけかもしれないが。
朔太郎、真次郎、優三郎、恭四郎の四兄弟と
幼なじみの瑠那。
「若草物語」でいうところの四姉妹プラス、お隣のローリーか。
四人の性格も似ている。メグと朔太郎は決定的に違うけれど。
それぞれの性格と日常が細やかに描かれ、
一気に読む。
読み終わって幸せな気持ちにさせられる、
私好みの展開だった。
最後に表紙の意味が、差し色のごとく生きてくる。
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占い師の父、その後を継いだ次男、人付き合いの苦手な三男、大学生の四男、そして家を離れ研究職についている長男と個性豊かな4人の子供達とその家族の問題でもあり大したことない事件でのある日常を視点を変えながら淡々と綴っている。四者四用の持ち味が面白い。そして基本仲が良いのも微笑ましく好感が持てた。
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読み終わるのがさみしくて、もっとずっと読んでいたいと思った。四兄弟それぞれに幸運が訪れる兆しがみえるラストが良かった。
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男の子四人てこんなかんじなのかな~
クールなようでお互いのことを考えていて、良い家族だなとほほえましく思いました。
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占いを家業とする父、次男。家族と離れていたい研究者の長男、繊細で人付き合いが苦手な三男、明るい四男、そして一番不思議な母6人の東家。仲良しこよしの家族では無いけど、適度な程よい距離で各々心配しつつ生活。長男の言い分は少し寂しいけれど最後は皆一緒で良かったね。それが家族。
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東家は男ばかりの四兄弟。上から研究者の朔太郎、占い師の真次郎、会社員の優三郎、大学生の恭四郎と両親が、ほどよいバランスで暮らしている。ある日、優三郎が趣味のタロットでく最凶>のカードを引き当てた。直後、優三郎と幼馴染で彼女と思われてた瑠奈の秘密が真次郎によって恭四郎に明かされ、信頼関係に亀裂が入ってしまう。不運の連鎖は止まらない。朔太郎や両親にも波及し、隠れていたトラブルが表面化しはじめた。あげくの果てに家族関係を崩壊させそうな女性まで現れ・・・・・。噴出する秘密と本音に大わらわの東家に、平穏な日常は戻るのか!?
4人の兄弟の視点それぞれから描かれ、短く入れ替わるので読みやすい。4人出てくるがキャラも立っているため読みやすい。朔太郎から優三郎への「強い種が生き残るのではなく、環境に適応した種が生き残る。生きやすい環境へいくか、環境に適応するか。」的な発言がよかった。
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その名の通り、東家の4兄弟+パパママの話。
それなりに事件はあるんだけど、
人が亡くなったり 強すぎる痛みがあったりせず
終始ジャンプ系のアニメの、
ほのぼの回のような雰囲気で
ゆったり読めました。