思わず自分を見ているのかな
2024/04/19 09:19
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品を読んでいくうちに、主人公の何気ない行動、考え方が自己中心的ではないのですが、身近な人への配慮がどうなのかなあと、思わず自分自身と照らし合わしてみました。ただ、最後には自分自身の道を進んで行くんだなあと感じました。
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原田ひ香、読んだことないので
読んでみた
結構読みやすかった
松尾のおじさんが
みんなに「わかってない」って言われる度に
え?!何を???
ってなったから
たぶん自分もそういう人間なのかな
とにかくずっとコーヒー飲んで
一緒にあれこれ食べて
それにばっかり集中しちゃいそうだけど
ちゃんとドラマは把握できた
でもやっぱ飲み食いしてる様が
非常に印象的
特に思うところもなかったけど
おいしそうだったので
星は3つ
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喫茶店好きの松尾さん、表紙のイラストを見るとただのコーヒー好きなおじさんかと思ったら、プライベートはちょっと予想外。
無職なのに、都内の喫茶店巡りでこんなに食べ歩いちゃって大丈夫なのか?と少し心配になった。
(とっても美味しそうなんだけど)
「あなたは何にもわかってない」と周りに言われるのも、ちょっと納得。
いい人なんだけど、結婚はしたくない相手かも。
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早期退職して喫茶店を開いたが、半年で潰してしまったバツイチのおじさん。
妻から、娘から、前妻から…いろんな人から「何もわかってない」と言われ、人生を考えるお話。
趣味で喫茶店を巡り、コーヒーとそのお店のおいしい看板メニューを楽しんでいるのは、羨ましい。
けれど、お金は大丈夫?
実際、夫がこんなおじさんだったらやっぱり離婚を考えるかも…なんて思ってしまった。
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大手ゼネコンを早期退職して
妻の反対を押し切って始めた喫茶店を半年で潰してしまった主人公「松尾純一郎」
きっと良い人、なんだろうなぁ。
「すみません」が口癖っぽくて、腰の低い感じ。
毎日のように巡る純喫茶は、どこも素敵で
美味しそうなコーヒーと、サンドイッチやパフェだったり、読んでいて食べたくなってしまう程。
ちょっと頼りなくて、パッとしないけど
松尾純一郎、面白かった。
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感想
自分に没頭する時間。コーヒーの香りに酔いしれ軽食に舌鼓。周りは忙しさにかまけて冷たい視線を向ける。だけどお構いなし。おいしければ。
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松尾純一郎、57歳。
バツイチ、無職。
純喫茶をめぐり、「人生」を考える。
読んでいると、松重豊さんのドラマ「孤独のグルメ」の雰囲気を思い出した。
職探しをしながら、ふらりと入った喫茶店で、コーヒーと食事を楽しむ純一郎。
家族、友人、かつての仕事仲間みんなから「あなたは何もわかってない」と言われ、
ちょっと情けなくかわいそうな感じだったけど、
コーヒーを飲みながら、自分のこれまでを振り返り、
自分が見えていなかったことに気づいていく。
職探し中なのに、こんなに喫茶店めぐりしてて大丈夫かな…?と
思うこともあったけど、出てくる喫茶店はどれも素敵な雰囲気が漂っていて、
人気のカフェもいいけど、昔ながらの喫茶店もいいなぁ…と思った。
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喫茶おじさん。
松尾純一郎 57歳
「あなたはなにも、わかっていない」
周りの人は口を揃える。
早期退職して喫茶店を開店するも二年で閉店。ついに妻に離婚を言い渡されて。
今は喫茶店巡りをすることだけが楽しみ。
人生を挽回できるか…
原田ひ香さんの真骨頂、どたばたパワフルに、人生を切り開く感はない。
静かに喫茶店で美味しそうなコーヒーやサイドメニューを食す。
趣味の喫茶店巡りや周囲のみんなとの関わりが、本当にやりたいことに、気づかせてくれる。
本当に恵まれてる。
好きなものを極める。
松尾純一郎 57歳
あと十年もしないうちに、年金がもらえるようにる。
これでいいのだ。こうしているうちに自分は老いる。いつか別のことをしたくなる日が来るかもしれない、
だけど。
今はこれでいい。
今、私の気分はすっきり爽快。
青空がみたい気分
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#喫茶おじさん #原田ひ香 さん
#読了
この本読んでたら喫茶店のナポリタン食べたくなって、近くの純喫茶行ったんだけど満席だったから、今日はスーパーでのお買物品もあったから待つの嫌で結局帰ってきて自分で作った!
めっちゃ美味しい
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喫茶店巡りをしたくなる本だった。少しずつ主人公が変わっていく様子が心地よい。主人公の「外れ」の店の話も読みたい。
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早期退職で、多めに退職金をもらって、
会社の方針で進められた、
そういう時代があった。
再就職か、起業するか、田舎暮らしをするか、
成功した人、躓いた人、第2の人生はそれぞれ・・・
主人公の松尾純一郎は、たしかに恵まれてる人。
のほほんとしていて、ちょっと鈍感な・・・
でも、人間関係に恵まれているからこそ、
いままで、やりたいことをやれた気がする。
とくに、二人の妻が、たくましい!
「グルメ×老後×働き方」
と、紹介文にあるように、
たくさんの喫茶巡り、楽しかった。
無職のうえ、57歳なのに、よく食べられるな~、
とは思ったけど。
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55 歳で脱サラして始めたカフェをあっという間に潰した男、松尾純一郎。
現在57歳で年金受給まで8年もある。再就職のあてはなく、誇れるような特技もない。2度目の妻は愛想をつかし、貯金を浚って出ていった。
八方塞がりの松尾だが、唯一の趣味が喫茶店巡り。今日も気になる喫茶店をはしごしつつ、ほんの少し人生についても考えてみたりする。
そんな松尾の1年間を描くカフェグルメ人生小説。 全 12 話およびエピローグからなる。
◇
その日、松尾は自宅近くの喫茶店のカウンターでブレンドコーヒーを飲んでいた。馥郁たる香り、芳醇な味わいに心も軽くなった松尾はついマスターに話しかける。
使用している豆について、その種類、状態、焙煎具合を確認するぐらいのつもりだったのだが、店を出たあと学生バイトらしい女性店員が松尾を、知ったかぶりの暇じいさんのようにこきおろすのを聞いてしまった。
もうあの店にはいけないなとため息をついたものの、松尾の興味はもう次なる喫茶店に向いていた。
懲りない。引きずらない。それが松尾純一郎という男である。
男の人生というものは、理想的な喫茶店を探す旅ではないか。
そう信じる松尾は、銀座を目指して有楽町線に飛び乗ったのだった。
(第1話「1月 正午の東銀座」)
* * * * *
バブル世代と呼ばれる人間は基本、楽観的でお気楽だと言われます。そのあとに来る経済氷河期のような不景気でも、すぐに回復すると希望的観測を持つ人が少なくなかったそうです。
バブル期に青春時代を過ごし、大手ゼネコンに就職。可も不可もないサラリーマン人生を歩んできた男、松尾純一郎がまさしくそんな人間でした。
55歳で早期退職し、唯一の趣味である喫茶店めぐりが高じて開いたカフェはあえなく廃業。退職金の半分をふいにしてしまいました。
松尾なりに落ち込んだし、反省もしました。再就職は取締役に昇進した友人に頼んでいます。人生をきちんと考えているつもりなのです。
なのに1人娘を始め、別れた妻、別居中の妻、無二の友人、はては(後に判明する)娘の彼氏やカフェスクールの元同級生にまで言われてしまいます。
「何もわかってない人だ」と。
読み終えたあと、希望に満ちたエピローグにほっこりしたし、松尾さんにエールを贈りたくなった。それは確かです。
けれど、こんな人、本当にいる?と思ってしまいました。
松尾さんは人に怒りをぶつけません。
たとえ1人娘や妻に悪しざまに言われようとカフェの客に軽く扱われようとです。また、かつて松尾さんがカフェのバイトとして雇っていた男子学生 (娘の彼氏です)にも控えめにですがマウントを取られもします。それでも怒らない。
自分にも至らないところがあるのかもと思って受け流すのです。この包容力。聖人の域に達しているのではないかと思うほどです。
松尾さんは実際すごくいい人です。好人物と言っていいでしょう。なのに、ある種の人を苛つかせる名人であるようです。
ある種の人とは、人生に真正面から取り組み荒波に立ち向かう覚悟を持った人たちです。そう、松尾さんには覚悟がたりないのでした。
1年間を通して、松尾さんは様々な親しい人から覚悟のたりなさや考えの甘さを手厳しく指摘されていきます。その過程は実におもしろく読んでいて納得できるものです。
「分相応」ということに気づき、人生の再構築に取り組む松尾さんを見せてくれるエピローグ。ステキでした。集大成は必ず実現できると思います。
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脱サラをして夢破れ現在無職。家族には見放され絶賛別居中。さらには通っていた近所の喫茶店の店員には陰口を叩かれ、元妻や元同僚達には「あなたは何も分かっていない」と呆れられる……なんて可哀想なおじさん。あまりに不憫すぎやしませんか。
色んな人から「分かっていない」と言われるおじさん。何を分かってないのかな、人の良さそうなおじさんだけど……と思いながら読み進める。それぞれの理由になんとなく納得は出来るけど、元妻とカフェ店長のさくらは傲慢で勝手に思えて、この2人は好きになれなかった。
どんなにショックを受けても、純喫茶でコーヒーをのみ、サンドイッチやケーキを1口食べれば「うまいなぁ」としみじみ回復してしまうおじさんが憎めなくて笑ってしまう。「うまいなぁ」じゃないよ!と思いつつ、純喫茶に行きたくてたまらなくなった。
東京は魅力的なお店が多いなぁ。次の東京旅行の時に寄ってみようか。友にプレゼンしようっと。
原田ひ香さん作品、何故か今まであまりハマらなかったけど、最近好きな作品が続いている。タイミングの問題だったのかな?ランチ酒読み返してみようかな。
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最初は松尾さんのことあまり好きじゃなかった。
かなりマイペースなおじさんだなと思って。
デリカシーなさそうやなって。
でも、読み進めたら憎めないおじさんだなって思って、
彼なりの方向性を決めたんだなとなんとなく安心した。◕‿◕。
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松尾純一郎、57歳。早期退職し、現在無職。妻子は
あるが現在は別居中。純喫茶巡りを趣味にしようと、
コーヒーとその看板の味を楽しみながら各地を
巡るが…。