紙の本
思わぬところに敵が
2023/04/17 08:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
晩節を汚すとはここに。
かつては共に吉原を守ろうとした盟友を、自らの手で斬らずによかった。
でも生きて巡礼の旅を続けるのとどちらが辛いかわからない。
友禅が重要な鍵だったりするが、全体は暗く色のない世界だった。
投稿元:
レビューを見る
吉原の八代目頭取となってから、裏同心と頭取を着る物や言動で分けているのが面倒。本人、周囲の人達も混乱するが、読む方も混乱するのが、最近のシリーズ。
今作では新たな協力関係の仲間ができるが、それとは逆に古くからの味方が敵に転ずる。混乱の内に表題の「晩節遍路」に繋がる。
前作からの強大な敵はあっという間に退治。次々現れる腕利きの武芸者達との立ち合いも増えてきたようだ。
京都に勉強へ行った効果はこれからのようだ。
投稿元:
レビューを見る
根郷の遍路の展開などは、平岩弓枝さんの『新・御宿かわせみ』を思い出します。もうシリーズ終了でよさそうです。
投稿元:
レビューを見る
近年に無い久しぶりの快作!待ち望んでいた活劇が復活!!佐伯先生この調子で300冊まで行っちゃって下さい!
投稿元:
レビューを見る
新生吉原のため、覚悟の成敗へ!
一人二役の幹次郎が、動く。
【内容紹介】
吉原会所の裏同心神守幹次郎にして八代目頭取四郎兵衛は、長吏頭に就任した十五歳の浅草弾左衛門に面会した。
そこで吉原乗っ取りを目論む西郷三郎次忠継が弾左衛門屋敷にも触手を伸ばしていることを知る。
そんな中、切見世で起きた虚無僧殺しの背後に、吉原を共に支えてきた重要人物がいることに気づく幹次郎。
覚悟を持ち、非情なる始末に突き進んでいく。
令和5年5月3日~5日
投稿元:
レビューを見る
晩節遍路、己の老いを悟り、晩節を汚すことの愚かさを知ったのは三浦屋八代目ではなく佐伯泰英先生ではないか?
作品の不出来は昨今耐えがたく、大物登場人物を次々と登場させ、最大の敵は小物ばかりで一巻で一巻の終わりw
最後の剣劇も意味するところは少なく、そもそも最大の敵の用心棒が義理堅く決戦を挑むならば・・・雇い主と別行動でむざむざと死なすとは不甲斐ないではないか
投稿元:
レビューを見る
一人二役の幹次郎に若干混乱しながら読み終えました。
皆同じような感想なのを見ると、そこまで役柄分けんでもと俗な私などは思うのですが、頭取になるような人は考えが違うかと読み進め、先代とは違う吉原の運営を行おうと奮闘する内容自体は面白かったです。
話の筋には関係ないのかもですが、個人的にはあみがさ屋の普請の話と十五歳の弾左衛門の爽やかさが救いでした。
吉原狙う人多すぎですね。
投稿元:
レビューを見る
前の巻の感想でも書いたが、どうも8代目に就任してからイマイチ面白くない。三浦屋の先代のような感じに佐伯さん、なってないかえ?