紙の本
なんて素敵な
2023/11/24 19:58
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて素敵な先生と作家さん。
ちょっとこだわりが強かったり、何となくほかの子たちとうまくいかない子供たちと大人のやり取りがすごくいいなぁ。
こんな世界だったら素敵。
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作家の家には謎めいたドアがある。ドアのむこうへ行くには特別なパスポートを持った人しか入れないという。作家と手紙を交わしながらパスポート申請やビザを作成していく中でクラスメイトとの関係も深まっていく。
あらすじ見て面白そうと手に取った本。
作家からの課題に取り組む子どもたちと先生のやり取りが微笑ましく、ついにドアの向こうへ行けるという皆の高揚感が伝わる。
最後まで読んであたたかい気持ちに包まれた。
最後に書かれていたのは作家の実際の経験に基づいてできたお話だそうで、2人の出会いやエピソードが素敵だった。
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作家のラヴィニアの家には、謎めいたドアがある。ドアの向こうには多くの国があり、パスポートとビザをもつ人だけが開けることができるらしい。トム先生のクラスのラウレンゾーたちは、作家からの課題に取り組みながら、自分と仲間たちを深く知っていく。
「本を読むのは、ドアを開けるのと似てるの。いま、この本を開いたら、あなたをまっているのはなにかしら?」
「物語を読むこと・きくこと」の喜びや力強さがすごく伝わってきた。本を開けばどんなところへも行くことができるというメッセージはもちろん、先生の読み聞かせを「手のかかる子どもたち」がとても楽しみにしていたり、ラウレンゾーとパパを今でも繋いでいる思い出が『メネッティさんのスパゲッティ』の読み聞かせであったり……。
作家ラヴィニアが出してくる粋な課題に取り組むなかで、子どもたちの関係性が徐々に変わり始めるところもよかったな。もちろんそれは、トム先生の優しい眼差しがあったからこそで、それが感じられる場面は読んでいてとても心地よかった。渡し守がポツポツと語る大事な言葉も魅力的だった。
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教育に困難をともなう子の学校。作家とのやり取りを通じて、ドアのむこうの国へのパスポート申請書を書いたり、その連邦にありそうな国のビザを自分で考えて書いたりという授業が楽しい。
でも何よりも子どもたちが楽しみにしているのは、先生にお話を読んでもらうこと。そういえばわたしも6年生のときの先生がお話を読んでくれるのがすごく楽しみだった記憶がある。
でもってこのパスポート申請書やビザのくだりは実際に起きたエピソードをもとにしていることが巻末のあとがきに記されていて、これもまた楽しかった。
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2024年度読書感想文課題図書 小学校高学年の部
「作家の家には、なぞめいたドアがある。ドアのむこうには、特別なパスポートを持った人しか入れないという。クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら、パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに、仲間や自分をより深く知っていく。オランダの人気児童文学作家二人による、子どもたちへのエールに満ちた物語。」
あれっ。読むの時間かかった割におもしろくなかったぞ・・。
・いつの間にか本編が終わり、あとがきが始まっていて違う話が始まったのかと思った。
・パスポートがわくわくするもので、子ども達ひとりひとりのらしさがつまったものになり、作り上げるまでにクラスメイトや先生がたくさん話し合いい時間を過ごした。というのは、わかった。わかったけれど、読者として、ドアをあけてからの展開にはガッカリしてしまった。クラスメイトもがっかりしていたはずなのに、気付けば「まぁよかったね」みたいになってる。そこに説得力がなく、納得できないままモヤッと終わった。
・私はこの本から感想文は書きにくいのだが・・課題図書。さて子どもたちはどんな感想を書くのだろう。
・訳が読みにくい。自分に合っていないだけかもしれないが。
・物語を読んでいて、「素敵な大人だな。」「わくわくするな。」「この人のこのセリフ好きだな。」って感じて好きになる本はたくさんある。しかしこの本は、読者がそう感じる前に「ぼく先生が好き!」「この場所は心地よい!」「いろいろあったけど楽しかったね!」と登場人物が感想をしゃべり出し、イイ雰囲気にもっていってしまうことが多かった。読んでいて読者一人が置いてきぼりにされているような気がした。
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この結末で喜ぶ子供いるのかなぁ。
小学生の頃、自由研究ネタを集めた本が家にあり、その中に「夢の世界旅行」というタイトルのネタがあった。
毎週欠かさず見る『世界まる見えテレビ特捜部』で遠い異国に憧れ、
我が身の秘められたパワーを信じて魔女っ子修行に勤しんでいた私は、
「この研究をすれば夢の中で世界旅行に行けるんや…!!」と胸が高鳴った。
今思えば私がアホなんだが、
ワクテカる胸を抑えて中身を読んだら、
「百科事典で行ってみたい国のことを調べてまとめよう!」…という内容で、
私の夢の世界旅行は脆くも頓挫し、つまらない風が吹いた…
そんな気持ちを思い出した一冊。
装丁は大変美しく素晴らしい。
先生の態度も素晴らしい。
この本を書くに至った経緯もわかった。
が、そんな経緯を披露するのは正直自己満足に過ぎず、読者にとって面白い読書になるかどうかとは関係ない。
トンケ作品の元ネタがふんだんに盛り込まれているそうで、この作家のファンには嬉しい本かもしれないが
なんの前提もなく課題図書で読んだところであまり残るものはない。
凹凸のある子たちの学校物語、
大事な思い出のパスポート、
それぞれ別個に作品化したほうが良かったのでは。
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オランダの作家ふたりの共作
ビザという名の、本を当てるクイズになっているものが楽しい
これは作ってみたい!!
トンケさんたちのユーモアのある抗議活動が、ものがたりに生まれ変わたそう。