紙の本
筒井のなかでいちばん好きだがトラウマに・・・
2019/01/30 23:35
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレパシーの能力を生まれついて持った火田七瀬。3部作の2作目。成長した七瀬が、同じ超能力を持った仲間たちと協力して、彼ら超能力者を抹殺しようとする組織と闘う。敵対組織の力は強く、七瀬の仲間は次々に倒れていく。この小説には救いがない。テレパスの七瀬には、彼ら異能者への除きがたい恐怖と憎悪が見えてしまう。孤立した七瀬たちが抗い難い力の前に圧殺されていく。その様が読んでいる自分には妙につらかった。七瀬が最期に空想する場面。その絶望的な気分をしばらく引きずりトラウマのようになった。
紙の本
七瀬シリーズ二作目
2024/01/25 14:17
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の家族八景から大きく展開が変わり、超能力者達の集いとバトルの展開へ。家族八景も良いですが、七瀬の心的な変化もあり面白く読めました。
電子書籍
七瀬シリーズ第二弾
2022/11/21 19:04
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
エピソード毎に五話に分け、連作短編集という形式を取っているため無駄な部分が無く、一冊通じて緊迫感が続き読み応えが抜群。超能力ネタの小説は沢山あるけど七瀬シリーズが正直一番面白い。
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どこの出版社かは忘れたが, この本のあとがきはそれはもうひどいものである.
エディプスの恋人を読む前だった自分は, ネタバレも甚だしいその内容に激怒したものだ.
そんなわけで, これのあとがきはくれぐれも読まないように.
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超能力者「七瀬」シリーズ、第2作目。第1作では脇役のようだった七瀬がついに主役に。より立ち向かう現実と孤独と愛が浮き彫りに。考えさせられる。
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七瀬三部作第二弾。1979年、私は中学生。NHK少年ドラマシリーズで「七瀬ふたたび」を観て、その内容と主演の多岐川裕美にすっかり魅せられてしまいました。主題歌も好きで、ヒヤシンスを「風信子」と表記することを学びました。
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3部作の2作目。長編。3部作の中で私が最も面白いと感じた作品で、ドラマや漫画化がなされている。ストーリーは1作目と打って変わって主人公が完全に正義キャラっぽくなっている。様々な超能力者が現れ、組織と戦う。終わり方が良い。
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「七瀬三部作」の2作目。
七瀬が様々な超能力者と出会い。
超能力者と相反する組織との戦いを描いた作品。
しょーじき、面白い。スリル満点。
筒井康隆の面白いところは、
超能力者の心理をうまく描いたことと、
なにより七瀬の「心が見える」という設定を使って、
人の心のドロドロした部分を絶妙に再現した所だと思う。
実生活でちょうど色々なことが重なったこともアリ、
小説を通して自分の心を見ているような気分になりました。
俺が生まれる前にこんな名作があったなんて。
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火田七瀬三部作の2作目。
超能力をもった人たちの苦しみと悲しさがなんともいえない。従来の超能力ものとは受けるイメージがかなり違い最初に読んだときの衝撃が忘れなれない。
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家族八景の続編。3部シリーズの2作目。昔ドラマでやってましたね、これ。ということで、個人的には懐かしい。
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おもしろかったぁ。これドラマあって見たと思うんですが。筒井さんはショートショートもいっぱい読んだ気がします。兄のですけど(笑)
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七瀬3部作の第2部。第1部「家族八景」、第3部「エディプスの恋人」と共に必読。他人の思考を読み取るということが如何なるものか、この作品で思い知る。ページをめくる手が止まらない。次の日朝早くから仕事の方、決して読み始めてはいけません。活字中毒にご用心。
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筒井康隆にのめり込むきっかけになった本。後から読んだ七瀬シリーズの「家族八景」、「エディプスの恋人」全部違ったベクトルから楽しませてくれるkど、これが一番エンターテイメント作品だと思う。七瀬と他の超能力者との絡みがグッとくる。闘う女性は美しい!
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七瀬シリーズ三部作の二作目。「超能力者=マイノリティ」の孤独や排斥感が、前作よりも更に色濃く出ている。
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小学生の時に姉の本棚から拝借して読んで、「あたしも神になりたい!!!」と感動とともに思った本をずっと探しておりました。
これだったかなぁ・・・と不安なまま購入してみたら、これじゃありませんでした〜残念。
でもこの本も一緒に拝借した覚えがあります・・・
どうやら七瀬三部作と言われる『エディプスの恋人』と『家族八景』のうちの、『エディプス〜』があたしの探していた本らしい。
筒井康隆さんって元々SF作家だったのね。
そういえば、
時をかける少女も筒井さんの作品だったわね。
小学生の時に原田知世さんが主演でドラマやってて、ドラマは面白くなかったけど、原作は面白かった。
でね、『七瀬ふたたび』もSF。
七瀬がかっこいいのよ。
でもね、やっぱり超能力者っていう使命というか運命に翻弄されてしまってて。
「人の心が読めたら良いな」って思うけど、本当に聞こえたら、あたし精神が持たないわ。
作中には超能力者同士の淡い恋心も描かれていて、切ない。
20年ぶりに読んでみたけど、やっぱり良い作品。
調べてみたら、1979年には多岐川裕美さん、1995年には水野真紀さん主演でドラマ化もされてました。
時が経っても色あせない、すごい作品。