紙の本
人柄ですよね
2023/12/22 04:29
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもちさんの明るい人柄に救われている小説だと思います。
段々と年齢を重ねるという事はこういう事なんだなって思いました。
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おばぁちゃんが主人公の物語は初めてでしたが、とにかく面白かった!北海道弁がリアルで、おもちさんの声が聞こえてきそう。最初は親のことを思いながら読んでだけど、読み進めるうちに20年後30年後の自分にも思えてきて…記憶が混濁して、白いモヤがかかったようになっても、家族団欒の笑い声とか、若い時に感じたトキメキは昨日のことのように思い出すんだろうなーと思うとちょびっと泣かさる
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老い、病気、介護、心配事が尽きない日々。ちょっとしたことで浮き沈みしたり、モヤモヤしたり晴れたりするおもちさんの頭の中の表現の仕方が多様で、そうか、ご高齢の方に喋りかけるときは気をつけないとな、なんて思わされた。
北海道出身の作家さんたちの作品は多く読んできたのだけれど全面的に北海道弁?で書かれたものは初めて読んだかも。時に煩わしいけど新鮮。函館の親戚のおばさんもちょっとこんな喋り方だったな。
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おもちさんは84歳になった。
夫は急に弱って特養に入り、一人暮らしになった。
近くに住む息子のお嫁さんはよくできた人で、色々とおもちさんの面倒を見てくれる。
東京に住む娘も気に掛けてくれていて、朝に晩に電話してくれる。
時には訪ねてきてくれる。
近所には同年齢の友人もいるし、幸せな老後には違いないがやっぱり寂しい。
糖尿病を患うようになって、好きなものを食べられなくなった。隠れて食べてもバレる。
心配した娘の計らいで、高齢者マンションに暮らすようになって食事の面倒から解放された。
恵まれた老後だと思うが、ただそれだけだ。