紙の本
一癖ありそうな著者
2020/07/05 18:46
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な本だけど何となく気が向かなくて読んでいなかった本。ゴダール、芥川龍之介、ガンジー等、著者が色々な分野にお詳しいんだなぁと感じる部分が多々ありました。ストーリーもよく考えられていると思いますが、好きかどうかというと微妙。
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投稿者:Mr.天才バブッコ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バブ的にはいまいちでした
紙の本
期待しすぎた?
2015/01/26 22:24
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投稿者:えり - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん。アヒルと鴨のコインロッカー読み、伊坂幸太郎の世界観に踏み込みたく読んだ2冊目でしたが期待はずれ。映画化もされているというし、伊坂幸太郎の代表作みたいな扱いだったから期待を大きく持ちすぎたのかも。私はあまり好きではありませんでした。予想通りの展開って感じ。でも、登場人物たちのちょっとセンスのいい会話のテンポ感は好きでした。
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http://mit56.way-nifty.com/dawn/2006/08/post_eb1c.html
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「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本2004年本屋大賞」の5位作品。グリム童話?パン屑を巻きながら森の奥へ入って行く話を彷彿とさせる結論まで迷う事無く導かれる物語の組み立て。レイプされてこの世に生まれでた主人公。その主人公を囲む兄、父親(育ての)主人公をストーカーする女、本業泥棒の探偵、事情はどうであれ、彼らは間違いを犯しながらも、根底は[正義]を貫きたかったのだ。諸悪の根源のレイプ犯『主人公の実父』は、自らの遺伝子に命を断たれた。結末は納得の行く終焉であった。
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これ、中々、趣向が凝らしてあって、オーデュボンの祈りのカカシの話が出てきたり、泥棒の黒澤さんが出てきたりします。
彼の頭の中ではもう色んなことが出来上がってて、あとは放出するのみなのかなぁ・・・
物語は中々重たいテーマなんだけど、文中にも『悲しいことはなるべく明るく伝える』みたいな件があるんだけど、そんな感じに書き進められています。
父親違いの兄弟が放火と落書きの共通性を見つけて犯人探しをするんだけど、その実は・・・ってね・・
子供ってのは親を選んで生まれて来れないわけで、生まれた子にはなんの罪もないのに、自分の出生に罪深さやコンプレックスを持たせちゃうのはフェアじゃないよね。
良いにつけ悪いにつけ『そういうところ親にそっくり』って会話の端々に出てきちゃうものね。
正直、色んなベスト10に軒並み入っているんだけど、わたし的には正直、あまり好きな作品じゃなかったかもしれないです。
さぁ・・あと一冊で彼の作品、完読です。
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読もうと思っていた矢先に文庫化したので購入。
わたしが今まで読んだ伊坂作品の中でBEST3に入ります。
謎解きの爽快さだけじゃなくて,それプラスαのものがいつもあるような気がする。
解説の言葉を借りて言うなら,この作品は「放火と落書きと遺伝子の物語」。
遺伝子の話はとても興味をそそられました。
「重力」「ピエロ」のエピソードが好き。
「本当に重要なことは陽気に伝えるべきなんだよ」とか。
春と泉水の両親のような考え方とか人柄はとてもいいなあと思える。
こういう人を強い人だと言うのだと思う。
春が描いた絵がとても見てみたいと思いました。
そして,今回は「ラッシュライフ」の黒澤がいました。
あと,“カカシ”がまたもや。
読んだことないので次は「オーデュボンの祈り」を読みたい。
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文庫化だ。ワーイ。しっかし世の中の作家は文庫化にあたって加筆、修正ってどれくらい行っているものなんでしょ??今回も比べるように再読。イヤイヤ印象が結構変わるもんですね。このために一章書き足したとあって、なんか別物感覚。もっと暗く、深い。春がスーパーマンじゃなくて人間に近い印象になりました。
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伊坂先生の本は初めて読んだけれど、伏線の引き方とばらし方が独特だと思いました。普通最後までなんとかバレないように、あっと驚かせてやろうとして伏線を引くと思うけれど、この作品の場合は、三分の一を残したあたりで大体分かってしまう。もちろん最後に明かされる事実もあったけれど、全体的に、読者を一緒に連れて行ってくれている気がしました。参考文献とか最後に載っていたけれど、頭のいい人だな〜と感心しました。しかもあの会社は伊坂先生の空想だとかって、凄い。映画とかって、どこまでやるんだろう。と気になるので点数高めに。
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伊坂作品はこれで3冊目。どれも良かったけど、自分の中でこれが一番ではないかと思う。軽快なスートーリー展開、徐々に絡まった糸が解かれていき、最後の爽快感の伴うエンディング。まさに魔術とでも言うべき絶妙のバランスがそこにはある。この作品もそのようなバランスの例外に漏れず、とても素晴らしく出来上がっている。重い過去の事件、兄弟の絆、父の存在、そして新たな事件。いろいろなものが混ざり合い、そして最後に一つのハーモニーを生み出している。自分は特に最後の十数ページがとてもよかった。
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黒澤はかなり重要なだしかたしてるけど、もうひとりがカカシの話するあたりなんて、いきなりコレ読んだら楽しめないんじゃないかなぁ、あそこいらないんじゃないかなぁと心配してしまう。
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文庫になって手に入れやすくなりました(笑)
ともすると殺伐とする話なのに、そこに家族の絆が見えて、すごく暖かい。
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文庫化にあたり再読。こんなに遺伝子遺伝子した話だったか!とびっくり。「何だよ、遺伝子、関係ねえじゃんか!」は名言だと思う。
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「血の繋がりだけじゃ家族といえないよね」と納得させられた一冊。主人公たちの家族は周囲からみたら「なんて不幸な身の上の家族」なんでしょうね。でも、そんな風に感じられない温かな家庭で羨ましく感じました。特に、父親がカッコいい!最後には感動でホロリとしました。
謎解きが遺伝子云々でそのテン難しく残念に思えた作品です。
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文庫化に際して再読。この作品はどうしても一文一文に重みを感じてしまって、読むのに時間をかけてしまいます。何気に伏張りめぐらされた伏線も、結末を知っていて読むと、また深い意味を感じます……。読後のもやもや感は同じなのですが、初めて読んだときよりも好きになったような気がします。(2006.07)