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ヴィクトルは元KGBの同僚のマレンコフに雇われ、ペデルスキーのボディーガードになったのだが、その裏に謀が企てられていた。ロシアは、ソ連から民主化されたとはいえ、国民性は変わっていないことも情報としてわかる。
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久々に正統派ハードボイルドを楽しむことができた。スケールの大きな国際謀略小説であるともいえるが、文体は今時殆ど見られなくなってしまった硬質のものだ。この人、こんなのが書けるとは。
このくらいスケールが大きなものは船戸与一以来ではないだろうか。船戸氏との違いが、官僚の本質を描いているところ。公安が物語の柱になっているのは福井晴敏と近いが、彼ほど感情表現が前面に出ておらず、淡々としていて心地よい。
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とても面白かった。公安が活躍するハードボイルド。複雑な謎解きはないけれども、話の筋がしっかりしてて読みやすい。読み終わってから、シリーズ前作があることを知ったので、前作も読もうと思う。
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倉島警部補シリーズ、2作目。
何だか読んだことがあるなぁと思っていたら、前に一度読んでいたみたい。前回はシリーズモノだと気づかずに読んでたかも。とはいえ、面白く読めた。前作と言い、今作と言い、主役はヴィクトル。ボディガードとしての仕事を、どんな状況に陥っても貫き通すプロフェッショナルぶりが格好イイ。倉島警部補もイイ感じで成長してきた。次作からは、本格的に倉島が活躍していくのかな。それも楽しみではある。
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公安の倉島警部補2作目。
広大なロシアを舞台に真実を知るために闘う。
やっと、つながった感!!
ヴィクトルいいな。
プロって気持ちがいい。
警察発表はまた、あれだけれども、
リアルでもこういう結果があるのでしょうか。
そのために、こんな仕事をしている人がいるのでしょうね。
実感がわかないけれど。
もう一回凍土の密約を借りてこなければ。
そして、確認しなければ!
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日本とロシア。舞台が日本かと思いきやだんだんロシアへ、主要人物も日本人かとおもいきや、だんだんロシア人に。スケール大きくページは削ったという隙間を想像力で埋めさせるタイプのミステリ小説。
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『曙光の街』の続編が出てるのを最近知ったので早速読了。
どうやら『曙光の街』の経験で成長した倉島警部補が主人公のシリーズになったみたい(リョウもチラッと登場)なんだけどお話的にはヴィクトルのパートがメインに進行、ロシアの風景と共にサスペンスフルに描かれるストーリーはさすがのリーダビリティ(中盤ちょっとダレるけどクライマックスへの仕込みと考えれば全然オーケー)、それなりに人が死んでるにも関わらず後味が悪くないところも長所だよねと。
後とにかくヴィクトルのキャラが良いです、ラストの倉島との会話がまた良いんだ。
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第二弾。再び人気キャラ ヴィクトル 登場♪
第一弾もそうでしたが、このシリーズ、主人公がヴィクトルなのに倉島シリーズなんですね。今後もずっとこの2人が中心の 対ロシア諜報戦 なお話なのかな?
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ヴィクトルと倉島の一騎打ちが想定されながらも読み進めるが、円満に解決してしまいやや拍子抜けかな。複雑な構図を紐解く展開が本書の正当な楽しみ方だろうけど。
それにしても公安は、この小説のように事実を隠蔽して全体最適を図ること語あるのだろうか。殺された外部官僚のように私利私欲に走り隠蔽することも大いにあり得ると思うが。
エレーナがヴィクトルに心配させている素振りがないところに少し違和感。
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STシリーズ、同期シリーズとは違った毛並みの作品で新鮮だった。
こういう作品(公安のスパイものとか)が好きなので、東京とロシアを胯にかけて壮大なスケールで繰り広げられる物語が面白かった。
最後はちょっと切なかったけれど。
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公安の倉島のストーリー第二弾。
今回もまたヴィクトルが出て来るので、
第一弾の続きのようになっている。
舞台は主にロシア。
日本じゃないだけあって、
文化の違いも垣間見えて
いろんな意味でおもしろかった。
一気に読み終えた。
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公安部外事一課倉島警部補とロシア元KGBヴィクトル・タケオビッチ・オキタとエレーナが再び登場。シリーズっぽいけど誰のシリーズなのか不明。この3人は誰も殺して欲しくない。今回はロシアが中心でタイトルの由来もなるほど納得。
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第1弾に引き続き登場するヴィクトル。
そして今回も脇ながらいい味をだしている大木天声。
ラストの息詰まる銃撃戦は、プロの諜報員の姿がはっきりと伝わってきて面白かった。
ターゲット以外はたとえそれが要注意人物であったとしてもかかわらない。
そして、狙ったターゲットに対しては確実に目的を遂げる。
今野さんのシリーズはどれも面白くて、気づくといつも手にとってしまう気がする。
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シリーズ二作目だが、人間関係が描けた後なので面白く読めた。倉島とヴィクトルも過去を受けてそのまま描かれている。
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評価は4。
内容(BOOKデーターベース)
警視庁公安部の倉島警部補は、自分と因縁のある元KGBの殺し屋ヴィクトルが、ロシア人貿易商のボディーガードとして日本に入国していると知らされる。そして、その貿易商が帰国前日に密会していた外務官僚が謎の死を遂げた。ヴィクトルたちを追い、倉島はモスクワに飛ぶ。緊迫の追跡捜査を描く、アクション・ノヴェルの傑作。
相変わらず最後まで誰が敵なのか全く分からなかった。はは~んそういうことね。しかし、偉そうにロシアまで付いてきた先輩刑事の腰抜けぶりが逆に島倉の成長を強調したわ。