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第三弾。ついに倉島が独り立ち?して単独主演、という感じになりました。ヴィクトルはいいキャラですが、倉島がもっと成長しないと同じ土俵にも立てないから、かな?
今回も 対ロシア諜報戦 が静かに日本で進行する公安捜査官物語ですが、倉島の扱いがドンドンと過大評価されていっているような不思議な面白さ?があります。これは長期シリーズ化を目指しているのかな。読み逃せないシリーズとなっていってくれることを願っています♪
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ロシア担当の公安・倉島シリーズ。
歴史上の人物マッカーサーとかトルーマンとかプーチンとかいろいろ出てくるので余計に面白かった。何が真実なのかはわからないけど、このシリーズはいつも面白い。
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公安・倉島シリーズ第3弾
3冊目にしてやっと、倉島が主人公のシリーズなんだなと思えた。
本著で一番ひっかかったのが、倉島が「ヴィクトルと戦った」と話していること。ヴィクトルと倉島ではステージが違いすぎた気がし、あれで戦ったと言えるのだろうか疑問だ。
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警視庁公安外事1課倉島警部補シリーズ第3弾。って言うか倉島警部補のシリーズだったんだ⁉︎って感じ。公安にしてはゆるい感じがするけどあまり知らなかったロシアの話なのでガンガン頭に入ってくる。
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2か月ほど前、書店を冷やかしていると今野敏の文庫新刊が目に飛び込んで来ました。
『かつて読んだなあ』と思い手に取ると、以前読んだ作品の続き物でした。しかも、途中で一冊出版されているではありませんか。
『久しぶりに読むか』ということでまずは新刊を手にし、次にその前の作品から読むことにし2冊を買いました。
調べて見ると、このシリーズの第1作『曙光の街』と第2作『白夜街道』を読んだのが2008年の10月以降で、『白夜街道』を読了したのが2009年1月でした。
おもな登場人物は、元KGBのヴィクトル・オキタ、警視庁公安部の倉島警部補。全体の構成は、テロリストと化したヴィクトルを倉島が追いかけるという筋書きで、『曙光の街』では六本木が、『白夜街道』ではロシアのハーロフスクが最後の舞台でした。ヴィクトルを倒した倉島が遭遇した事件を扱ったのが、第3作目の『凍土の密約』でした。
凍土というタイトルから『再びロシアか』と思いましたが、ナント、この作品も、『生存者ゼロ』と同じように北海道が舞台でした。キーワードは「釧路・留萌ライン」。
小生、こんな防衛線があるかどうか知りませんでしたが、読後少し調べてみると、第2次世界大戦終盤にはたしかに存在していたようです。
こう書くと、ネタバレになってしまいますが、『凍土の密約』では、公安部外事一課所属(ロシア担当)の倉島が、東京で引き起こされるロシア人がらみの殺人事件を追いかけていきます。そして行き着いた先にあったのが「釧路・留萌ライン」の存在でした。
「倉島といえばロシア」ということで、ロシアの歴史、あるいはロシア人を登場させたストーリーは相変わらず面白いのですが、前2作品に比べると緊張感に欠けるような印象で、ちょっと残念でした。派手なハードボイルドもなく、心理戦のような内容だったのも印象を薄くしたのかもしれません。
そして読了後、ただちに最新文庫を読んでおります、はい。
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倉島警部補シリーズ。
公安警察官というのは、一匹オオカミっていうイメージがありますが、なんだかんだ言って頼れる仲間がいるから倉島さんはやっていけるのだと思う。
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警察を舞台にしたドラマは多い。
そのためか、何となく縁はなくとも警察の捜査など知っているような錯覚に陥ってしまう。
けれど、公安となると話は別だ。錯覚する余地などないくらい、その内実は知られていない。
もしかしたら、同じ警察官であっても公安について正確に知っている人は一握りかもしれない。
刑事が犯人を逮捕するには証拠が必要だ。
物的証拠がない、もしくは乏しいときは、犯人しか知りえない秘密の暴露といった意味で自白が重要な位置をしめる。
一方公安は証拠にこだわらない。事実だと納得できる情報があればそれがすべてだからだ。
表舞台に出ることのない公安という組織。
私たち国民の知らないところで、国家的危機から国を守るために公安は動いているのだろうか。
それにしても第1弾に登場したヴィクトルといい、シロコフといい、人間凶器とも言えるようなプロがいるということが恐ろしい。
平和ボケと言われる日本だが、同時にスパイ天国とも言われている。
出来ればこんな恐ろしい攻防は小説の中だけに留めておいてほしいものだ。
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
赤坂で発生した殺人事件の特捜本部に、警視庁公安部でロシア事案を担当する倉島が呼ばれた。被害者は右翼団体に所属する男だ。二日後、今度は暴力団構成員が殺された。2つの事件に共通する鮮やかな手口から、倉島はプロの殺人者の存在を感じる。鍵はロシア、倉島は見えない敵に挑む。公安捜査官の活躍を描くシリーズ第3弾。
ロシアが絡むのでまず名前が記憶できない。
公安に焦点を置いていて面白そうなんだが、スケールの割にあっさり解決されちゃったり、折角成長しただろう主人公なのに今ひとつその成長ぶりが伝わりにくかった。中々読了できず・・・
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公安の倉島シリーズ第3弾
今回はヴィクトルが出てこなかった。
けれど、そのほうがようやく平安に暮らしているのかもと思わされた。
それより、倉島がどんどん成長していて頼もしかった。
公安目線でこうやって読んでいると、これまでの公安のイヤな印象がまったく変わって感じられる。
なんだか刑事が視野の狭い人たちに見えてしまうけど、倉島の言うとおり役割分担なのだろうなと思う。
公安は出ていけと言われたときはムカッときたけど、冷静な倉島が良かった。
なかなかこのシリーズもハラハラして面白いと思う。
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シリーズものはなんとなく続けざまに読んでしまうのだが、これもまた楽しめたかな。倉島の成長ぶりも堪能できたし。まあ、全体に流れるストーリーはやや大仰な気もしたけれど…。
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公安捜査官の倉島警部補シリーズ3作目との事ですが、知らずに今作から読んでしまった。右翼やロシア人スパイ、戦後の密約など事件のスケールが大きく、多少ハラハラした。けど主役が少し頼りなさげなのがもどかしかった。笑
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釧路・留萌ラインというものの存在ははじめて知りました。これをめぐる戦後のやりとりがタイトルの「凍土の密約」のことかな?
読後から数日経ってこのレビューを書いていますが、ちょっと複雑な話しのため、あらためて本の内容を確認しながらになっています。複雑な分だけ話しにのめり込みづらいかなと。最後の捕り物のシーンは緊迫感があってよかったですが、心のどこかで今回はヴィクトルが登場しないことに物足りなさを感じている自分もいました。
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歴史上の出来事が上手く絡まっていて、スリリングな展開でした。あと、食事の描写がリアルで、食欲をそそられました。
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赤坂の殺人事件に、なぜか公安で
ロシア担当が呼ばれた。
そこから始まる犯人捜し…ですが
縄張り争いが大変そうだな、と。
妙な人物関係は出てくるし、驚きの関係はでてくるし。
そして、な最後でしたが、言われれば言われるほど
納得な描写も。
ロシアって、凄いです。