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#八ヶ岳南麓から
#上野千鶴子
23/11/21出版
https://amzn.to/3G9UchR
●なぜ気になったか
「おひとりさま」の印象が強い上野千鶴子さんの二拠点生活山暮らしエッセイ。山暮らししながら人生の最期も意識していろいろ考えたであろう。そこから生まれたもの読みたい
●読了感想
最後3つのSTORYが僕には印象的。八ヶ岳南麓で、前期高齢→後期高齢→死に至る流れで、先輩たちが選んだ道が語られている。上野さんは運がいい、きっと八ヶ岳南麓で最期を迎えられることだろう
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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八ヶ岳で過ごす老後もなかなか厳しそうだなあとは思うが、自然の美しさや澄んだ空気は伝わってきた。
上野千鶴子と色川大吉の最後の幸福な時間が、八ヶ岳だったのは、ファンとしては、なんかうれしい。
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千鶴子さんの幅の広さを感じる別宅での週末田舎暮らし。とても興味深く、知らない面を垣間見られた。挿絵も美しい。
23歳差の晩年を見送られた男性との会話が愛おしい。
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別荘族と定住族。去年、黒川温泉近くの別荘でも、定住と思われる方が居た。買い物、病院、移動等、考えると、定住は、二の足を踏む。さりとて、一時期の別荘だと、ご飯も付いてこないし、掃除も面倒。やっぱりホテルが快適となるのか?
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老後を自然豊かな田舎で悠々生活してみたい人にオススメ。
ただし、現実はいろいろ大変だということを実体験をもとに綴られている。そんな甘いもんじゃないんだよ、と。
このエッセイは「終活もの」とも言える。むしろ田舎でのスローライフのススメというよりその向きが強い。
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あの上野千鶴子さんがヤマケイ(山と渓谷社)から出版とは驚いて、読んだ『八ヶ岳南麓から』。著者が30年前に気に入って彼の地に土地を購入し、別荘を建てたお話。自然と一体となって、おひとり様生活をおくり、そこでの有意義な日々を綴ったものが、この一冊の本になった。個人的にはその地域は、おそらくわれわれで言う「泉郷」の近くである。会社の夏レクでお世話になったエリアである。確かに夏は避暑として快適であるが、実際はこの地域は冬が一番いい季節だという。山口はるみさんの数々の挿絵も素敵である。
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土地をハイジャックされたっていうのには驚いた
最後の色川さんとの関係性はこれまでの上野千鶴子観を変えるもの(あまり著作は読んだことがないが)で、いくらおひとりさまでもそれを支える「人」はやはり必要なのだなと
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柔らかくて、しなやかに年を取る。つよいひとだなあ。私事の豊かさよ。余りにも大きい山。八ヶ岳、だなあ。
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もともと避暑用に八ヶ岳南麓に別荘を持っていた上野さん。コロナ禍を機に、ほぼ定住するようになったという。そこで体験した別荘定住のアレヤコレヤ。田舎暮らしと言っても、上野さんはもともとの地元の人と交流しているわけではない。定住派の別荘族と交流しているようだ。都会暮らしの長い、かつお一人様の上野さんには、そのほうが快適なのだと思う。これから上野さんも、定住派の人々も高齢化していく。どうなるのかなぁ。
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図書館の、ウェイティングリストの順番がやっと回ってきました!(直ぐに返却して、次の方に)
軽快!
比較にはなりませんが、定年となり、職場から持ち帰った物の片付けに追われていることもあり
自分だけじゃない
って、何となく力づけられました!
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東京都の二拠点生活から始まった八ヶ岳でのおひとりさま生活。
おひとりさまだからこそ見える問題や、山の家での過ごし方など楽しく読んだ。
八ヶ岳南麓とは、山梨県の北杜市のことのようだ。
長野県だと思っていたので、山梨県とは意外だった。
けれど、北杜市も環境の良さそうな地である。
著者自身、長野県じゃないことを嘆いている箇所があるのだが、それがなんとも可笑しかった。
確かに、長野の方がスマートなイメージではあるけれど。
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東京と山梨の二拠点生活。社会学者のおひとりさまの20年の暮らし。山の四季から維持管理など日常生活の手間とそれを上回る地元の移住者コミュニティの魅力。
老後の生活に対する問題提起と実践。社会学者ならではの視点も楽しい。