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音があるだけで没入感がここまで変わるのかと
驚きました。
やはり1話目が1番面白いかな、と。
あとは最終話の驚きでしょうか、、
新しい体験を提供してくれる道尾先生に感謝。
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音声と小説を融合させた「体験型ミステリ」
小説だけだと最後のピースがみつからないジグソーパズルのようで、もやもやするが、QRコードから聞こえてくる「音」が最後のピースを教えてくれる。
面白い試みだが、ちょっと面倒くさかった。
小説は小説として完結しつつ、音声ではまた違う見方もあったという方が2倍楽しめた気がする。
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読むのが楽しかった。
早く音を聞いてみたくてパパパッと読んだため第二話のは主人公がおしっこ漏らしてるやん?!って思ってしまった。もう一回よく読んでみようと思う。
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物語の最初・途中・最後などにある二次元コードにアクセスして音を聞く事により読んでいた物語が逆転したり、真相がわかるというギミックが仕掛けられた新感覚の読書体験ができる一冊でした。
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QRコードで音声を再生して、結末がわかる仕組みの本。音って、文で読むよりも怖さが増して毎章ドキドキ。ホラーではないのだけど、普段本は夜に読むし、怖いのが本当に苦手で、その都度ネタバレを読んで安全か確認してしまった。特に最後の章は安全確認をしておいて良かった‥
道尾さんの作品はいつもこれまでにない読書体験ができて新鮮!
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QRコードを読み取って音を聴きながら作品を追っていく新しい形態の小説。ですが、自分にはハマらなかった。いちいちスマホを手にするので没入感が減るし、難聴気味の私の耳では頑張らないと聴こえないので…。そして別に音声いらんやろ、みたいな作品も…。
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私の読解力がないのかな?って思う話が少々。
バーコードがあることでわかりやすくなる話と
いらないかも?って話がある。
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試みは大変面白いと思ったけれども、こちら側の都合で動画に広告が入るのが勝手ながら気分を削がれてしまった。知らない、好きでもない曲を丸々一曲聴くのもしんどかった。
ただ試みは大変面白いと思います!
愉快な読書体験ではありました
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今までに無い読書体験ができる一冊。
小説を読んで、QRコードのyoutubeの音声を聞くことで、文字だけでは見えなかった真相が分かるといった内容になっています。
5つの短編集ですが、いずれの話も、音声というギミックを違うパターンで利用していて、すべての話が楽しめます。
特に最後の「死者の耳」がおみごとでした。4作品読んだ後だったので、音声を聞く前に気づけるかと思いましたが、見事にやられました。
また、この作品に登場する音声データも、すべて道尾さんご自身が作成されたようで、多才ぶりに脱帽です。
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きこえる
道尾秀介は「いけない」シリーズや、「フォトミステリーでミステリー小説の新しい試みをしてきたが、今回はミステリー+音声を組み合わせ、読者に新しい体験を与える。正直、読む前段階においてはイメージがわかないが、短編集になっている様なので、探りながら読んでいく。
※最後に動画を通しての解釈、ネタバレを整理。
第一話 聞こえる
まずは音声とミステリーの組み合わせはこういう事かと理解。また、純粋なミステリー集ではなく筆者得意のホラー要素もあり。
若いシンガーソングライターの卵とライブハウスを経営する女性との物語。音声で謎を提起し、音声で全てがわかる仕組みだ。
内容については筆者特有の薄暗いミステリーだが、残念ながら犯人はすぐに勘付いてしまった。過去に道尾秀介を読んでいる読者なら、必然、様々な可能性に勘づく訳で(笑)。二度目の音声が解答編に当たる訳だが、わかった時の衝撃は写真で見せる「いけない」の方が強い。
第二話人間玉
とある資産運用セミナーに参加した年配主人公。セミナーの講師は40代ほどの美男子。主人公は過去、投資などに失敗し、資産を無くしていた。しかし、今回参加したこのセミナーはおそらく詐欺まがいのものだと気づく。途中退席しようとした際にふとセミナー講師を以前見た事があると気づく。
この話は道尾秀介らしく最高だ。音声を聴き、とある一つの違和感がうまれ、考えを整理して読み直すと・・・。見事過ぎて絶句してしまった。
一番最後に解説をのせるので、音声聞いてもピンと来なかった人は解答として使って欲しい。
少なからずこの作品を持ってして、今回の試みは成功だ。
第三話セミ
少年二人の友情がテーマの作品。母親がいなくなり父親が事故で亡くなった主人公の秀一とその友達で少し愚鈍な星矢の話。途中で気づいてしまう父親の死の真相。やはり道尾ワールド全開でもの悲しい雰囲気だが、秀一が本当に星矢の行動の意味を理解し二人が反省して大人達に説明すればきっと理解してもらえるし、良い結末になるだろう。最初、音声を聞いたとき、何故これを聞く必要がある?と疑問を持ったが、終盤で完全に理解が出来た。
第四話ハリガネムシ
とある塾講師と女子生徒。塾講師は女子生徒にUSB充電器タイプの盗聴器を渡し、女子生徒の生活を盗聴する。徐々に明らかになる女子生徒の家庭環境。再婚した母と働けなくなり酒に溺れて暴力を振るう義父。そしていよいよ娘にまでは手を出し。塾講師は激高しながら何も出来ずに音を聴くだけ。そして結末を迎える。
今回流れる「音声」は短いもので、どの様な変化をもたらすかと緊張したが。実際に経験し、捻りは無いが納得してしまった。
第五話死者の耳
有名画家の息子の瀧沢鐘一と妻の怜那。怜那が友人にボイスレコーダーで隠し録音をする場面からスタート。旦那に気づかれない様にDVの証拠を録音するから協力して欲しいと依頼され、友人は渋々協力するが、怜那が帰ると鐘一は死んでおり、その場面のやり取りが録音されている。
その後の経過により、怜那自身もマンションから飛び降りて亡くなった事、鐘一の遺体が自殺を匂わせる状態で不思議な格好で亡くなっていた事が判明する。
今回の話は分かりやすく、妻が死んだ真相が重要だが、最後の動画で直ぐに理解することができる。最後、結末はそうなるだろうし、そういう表現が一番しっくり来るが、思わず「音声」とは?と笑ってしまった。
作品通して面白かった。第二話についてはこの手法でしか表現出来ない叙述トリックで至高。この話だけで最高評価にできる。他の作品も、音声を通す事で世界が変化したり、解決したりするが、音声の役割が重要だが小さい様に感じてしまった。しかし、道尾秀介のチャレンジには脱帽で特に再三いうが第二話は音声で無ければならず、文字が必要で動画では成り立たない構成だ。いちいちスマホに持ち替えて動画サイトに飛ぶ手間はあるが、作品には満足しているので、ぜひ続編を読んでみたい。
※以降、ネタバレ
第一話・・・父親は偽物。
第二話・・・脅している後で若い。つまり、セミナー講師が元教師の主人公を先生と読んで脅している。主人公が脅されている側だと理解してから読むと全く違ったストーリー展開になる。
第三話・・・星矢は家から聞こえて来る秀一の祖父母の会話を勘違いし、秀一が助からない病気になっている、お金が掛かる、星矢の心臓をもらって来る、星矢の両親はもういらないといっていると捉えた。
第四話・・・塾講師に直接手伝う様にうったえる。盗聴器は周知していて、講師は死体の処理などを手伝った。
第五話
旦那は睡眠薬を飲んだふりをしていて妻の電話のやりとりを聞いている。妻がベランダに行った瞬間に起き上がり妻を突き落としてから裏切られたショックなどから自信も自殺した。
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最初と最後が面白かった。
聞いた音を元に考えると謎が解けるっていう新感覚のミステリー。
セミのストーリーはよく分からなかったのでまた聞く。
ごく小さい音を聞きとる必要があるため他の音量が大きくなって耳が痛くなった。
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どんな音声が流れてくるのか分からないから、それにビビりすぎて中々読み進められなかった、、笑
そして音声聞いたあとも、よく考えないと真相が分からないものもあり、私には難易度高めだったかも。
ただミステリエンタメとして超面白くてジャンルとしては大好きなので、今後も同じような作品を出してもらえるならチャレンジしたい!!!
私のほうも脳みそ鍛えておきます。
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※
映像と音のセットは定着しているけれど、
文字と文章で表現した音の組合せは初めてで
斬新でした。
本を読む時に物語の中で表されている音は、
あくまで自分の頭の中でイメージ化したもの
でしかなかったのが実際の生音になるので
不思議な感覚がします。
音が鍵になるミステリー。
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全部自力だとわからなかった!けど面白かった!音声の強弱が激しかったのでもう少し波がないとありがたいなと思いました。
セミはなんでセミだったんだろう?最後の男性は死ぬほどだったのか?セミナーの方の枕に叫ぶのが分からなかった。
歌が耳から離れません。メロディも声も歌い方も好きでした!!
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Amazonの紹介より
あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。
読者を1ページ目から未知の世界へ連れて行く。
謎が「きこえて」くる。
衝撃が、あなたの耳に直接届く。
物語×音声。小説を立体的に体感する、まったく新しい「謎解き」の新体験型エンタメ、誕生!
突然死んでしまったシンガーソングライターが残した「デモテープ」。
家庭に問題を抱える少女の家の「生活音」。
言えない過去を抱えた二人の男の「秘密の会話」。
夫婦仲に悩む女性が親友に託した「最後の証拠」。
古い納屋から見つかったレコーダーに残されていた「カセットテープ」。
私たちの生活に欠かせない「音」。
すべての謎を解く鍵は、ここにある。
「いけない」や「N」など最近は、斬新な手法で提供するのが印象的な道尾さん。今回は音声ということで、「いけない」では各エピソードの最後に写真が添付されていました。その代わりに音声が含まれているQRコードが添付されていると思ってください。アクセスすると、Youtubeの限定公開にアクセスすることができ、真相が明らかになります。
ただし、最後のエピソードでは、音声だけでなく、動画も見ないと楽しめないので、ご注意を。
最初は気づかなかったですが、回を重ねるごとに聞いてみると、ジワジワとくる衝撃がたまらなかったです。
文字だけの小説とは違い、「音」があることで、物語に立体感や深みが増して楽しめました。
小説内での世界観の奥行きやそれぞれの人物の声などがあることで、写真とは違った「声」の響きや音声を聞いている時の立ち位置といった違った視点として楽しめたので、今後もこのような小説があってもいいなと思いました。
こういった趣向は、どうしても「いけない」と比較してしまうのですが、「いけない」よりは比較的わかりやすかったなと思いました。ただ、どちらの作品も、公式の答えが載っているわけではないので、答え合わせの際は、他の方のネタバレレビューを見るしかありません。
それにしても、どのエピソードも最後の音声ファイルには驚きでした。自分ではこう思っていた発想が、音声ファイルを聴くことで、ガラリと変わるものもあったので、衝撃が楽しかったです。
どのエピソードも甲乙つけ難いと思うほど面白いエピソードばかりで、真相は読者にしかわからないようになっているので、それぞれの登場人物の今後が気になります。