青野くんに触りたいから死にたい（11） みんなのレビュー

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投稿者：幸三　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

第９巻と同じように厚めで、ページ数が多めです。
水族館での出来事を、青野君の回想から語れていて、あの時こうだったのかと合点がいいきました。
つい面白さから手に取って読み返してしまうのですが、きちんと気持ちが沈んで、心身に不調を感じるので、奥の方へしまいました。
まだ青野君が小学生のころの回想の中でお母さんが印象深いんですよね、変わらない家庭のままならば、理想の奥さんとして、不揃いな餃子やレシピ通りなのに焦げたチーズケーキとか作って家の中を賑わせていたんだろうなぁと、そうはならなかった現実に打ちのめされます。取り返しのつかないことは後戻りできないのだなあと思うばかりです、

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投稿者：チロン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

お父さんは余命宣告で、もう死ぬしかなくて腹水でお腹がパンパンなのに、もうずっと食べられないからやせ細って、もうこの命は絶対に死ぬしかない運命だと思った。その時に、お父さんを産み直してあげたいって思った。私のお腹でって。でも、同じ命は宿せないはずなのに、いっぱいいっぱいだったんだろうな…。私は娘なのに、この人を産み直そうなんて思いを口走ってた。それを聞いて、お母さんはわんわん泣いてた。受肉編は、人の命の願いだなあって思った。

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタばれあり。
長々と続いてきた青野母のえぐい家庭内虐待編もこれで一旦終了。
読めば読むほどなんて幼稚なんだと思う。
薬剤師になれるレベルの知能はあるけど親としての自覚無し。
そんなに子供が邪魔なら預ければいいのに、「怒られる」のが嫌だという、これがこの人のトラウマなんでしょうね。