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なんだこの疾走感は!
一気に読み終えた。
井上荒野の”ママがやった”に通じるクライマックスの狂いっぷりは必見。
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生きるか死ぬか
人が地獄まで落ちる様の中の、歪かつ美しい家族愛
結局、人間なんて独りで生き独りで死ぬ
自分勝手に、自己中心的なストーリーを描いて美しく死ぬ
今しか生きられない、明日なんてない
だからこそ、今が綺麗で最も正しい
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美帆ー!きっついよねぇ。こんな人生辛いわよね。メンヘラちゃんでセックス依存からの買い物依存の借金地獄。カワイイのが唯一の救い。それほんと大事。
でも、宇都木がいて良かったじゃん。なんだかんだ両親も愛してくれてて良かった。加代子は、、美帆を妬んでたのかな?
はぁー。この先もめっちゃキツイこと待ち受けてるけどさ、絶対のりこえられるからさ、幸せになってほしい。
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買い物依存、借金、行きずりの人との関係。刹那的な欲望で日々を消費する。
どう足掻いても人生詰んでいて、最初から最後までどん底だし、全然笑えないラストなのにカラッとした潔さがあった。とっても面白かったです。
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主人公の自己肯定感が低く、無意識のうちにダメな方を選んでしまうところがリアルでした。 最後は感動しました。
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これは面白かった。
買い物依存で借金まみれ、マッチングアプリで男を漁ってのセックスと、生きることに絶望しながら刹那的な日々を送る主人公。
クソみたいにどうしようもないのに、ここまでぶっ飛んでると爽快にすら思えた。
文章も読みやすくて結構好み。テンポが良くてあっという間に読めた。
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安直な救済はなく地獄の状況でありながらも一筋の希望があって良かったし、こんな状況でもまだ現実のあれこれはそんな都合良くいかないよなぁとも思ってしまって辛い
あれこれ好き勝手やるのは良かった
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文藝の新人賞作品であるということで純文学とカテゴライズされるのだろうが、ミステリー要素もあり、出来事も起きることからエンタメ系でもある。非常に読みやすいので一気読みする方も多いのではなかろうか。という事で内容も面白い。その反面、若干の軽さは否めません。エンディングは予想通りの展開だったが、余韻はある。
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意外にも悪い人はあまり出てこないのにとんでもない方向に話しが進んでいくあたりには、なかなか無いレベルの勢いを感じた。キャラ設定は独特だけどエピソードは既視感あったかな。
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すごい勢いで駆け抜けた。破滅への一直線。
買い物依存で、セックス依存で、借金依存。
ファッションで死にたい。と言い、ファッションで元カレからストーカーされる。
子どもの頃に愛されたかった欲求が、大人になり親から男の人に向かった果てがセックス依存。ひとときでも寂しさを埋めたい。でも本当は愛されたい。
死にたい。と、幸せになりたい。の行ったり来たり。
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全体を支配する性的描写。
健全な青少年(希少的な存在になりつつあるのかもしれないが)には、あまり触れさせたくないと思うのだが、これが実態を表しているのかな……。
美帆は、貧乏な家で望まれない形で生まれ、両親の不仲が続く家庭の一人っ子。
複雑な家庭環境のせいか、刹那的にセックスと買い物に依存している。
共感できるところは少なかったが、美帆が死ぬ準備が整った段で両親から引き留められる場面では、親子の関係がどうであったにせよ、絆というものの存在を感じさせてくれた。
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一気に読んでしまう世界観の小説。
徐々に小説の世界に引き込まれる話で、一気に読んでしまいました。
あまりにも辛い立場で自分との葛藤に苦しんむ姿に、少し胸が苦しくなりました。
世の中にはこの世な立場の人がいると思うと視野が広がりました。
また、最後の展開の思い切りさは爽快でしたね。
人それぞれ何か感じるものがあると思います。
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消費行動とか淫乱しているようすが外れていて、『ザ・ノンフィクション』を観ているときと同じ感慨になった。場末の小便に行きたがる父親に笑ってしまった。刹那い生き方。
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こりゃ地獄やなという展開が続いてラストどうなんの?と最後まで飽きずに楽しめた。貧しい家庭に生まれて頼りになる大人がいないっていう、よくある設定ではあるけど、ストーリーは今まで読んだことがない感じで新鮮で良かった。
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遠い昔、『限りなく透明に近いブルー』を読んだ時のような、なんとも言えない倦怠感みたいな、虚無感みたいな説明不能の感情に支配された。しかしながら一気読み。
お母さんの「わたしより先に死なないでね」の言葉は、こういうストーリーの中での良心。ファッションとしての「死」とか、中二みたいに思えてしまう。
p121
一家離散寸前に母親から手切れ金3万円を渡されて「男はいるの?」と聞かれる。
それに対して美帆が「貧乏でバカでなんの才能もない女は男に媚びるしかないの?
?」と言うのに対して母親が
*「それの何が嫌なのよ。あれかしら、女が下に見られるのが嫌、女を敬え、みたいなこと? 最近の女の人たちってよくあんなみっともないこと言えるわよね。そう思わない>どの口で女の権利を主張してんのよと思うわ。男にご飯代を多めに払ってもらいたいし、車の運転は男に任せて助手席に座りたい。そんな女ほど言うのよ、女はつらいだの男に搾取されているだの。お互い利用すればいいだけじゃないの。あんたも、自分でなんとかできるなら頑張ればいいけど、バカなフェミニストになるくらいなら男を利用する方法を考えなさい。体うらなくてもなんとでもなるから。女の強さは男と同じ土俵で発揮するものじゃないのよ」