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心理学の大家だから書けた名著だ。流行りの
カウンセラーは、加藤諦三先生の見識には
手が届かない。人そのものの問題を、解決する
方法を明確に示してくれる。この本は、老いと成熟に絞ったが、人間の生きる道をはっきり教えて
くれた。
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私が60歳70歳になるまでは、あと約30年あるけれど、何の目的もなく、生きていたら、時間があっという間に過ぎていく。
後になって、自分が後悔しないためにも、一日一日を未来の自分との約束として無駄な時間を過ごさないようにしていきたい。
またマイナスの感情は自分を理解するための情報を受け取り、常日頃から自分の感情を振り返る習慣をつけていきたいと思った。
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「老いても幼稚な人」「晩節を汚す人」にはなりたくない!
「我が人生に悔いなし」と言える人と言えない人、どこが違うのか?――老いと成熟の心理学?自分の人生はもっと幸せなはずだったのに、と嘆く老人は多い。
最後に「我が人生に悔いなし」と言えるかどうかは、
どれだけの社会的成功を手にしたかで決まるのではない。勝ち組人生を送ってきた人でも、いつまでも自分が「すごい人間だ」と思い込んでいたら「裸の王様」になって孤立し、不満と後悔のうちに死んでいくことになる。
人生を最後まで生き抜くのは大変な難事である。
普通の暮らしに感謝する。他者との比較をやめ、執着しない―。人生の見方を変え、老いを輝かせて幸福を
引き寄せる、高齢者とその家族必読の書。「老いを認められる人」は若い!
●恨みで一生を終えるのですか
●失敗は人生を意味あるものにする
●老化に失敗すると孤独になる
●老いてなお生きるのは恥ずかしいのか?
●高齢者は本来幸せで、健康で、活動的である
●「英雄末路哀れなり」の意味
●なんであんなことで、あんなに怒るのか?
●過去の成功に頼る人は行き詰まる
●完璧な健康を求めてはいけない
●幸せな人は不幸を受け入れている ……ほか
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どんな心境に至れていれば成熟した老人になれていることになるのかを知りたくて購入しました。
大人になったなぁと思うときって、どんな酷い過去だろうと見方が変わって、あの経験があったから今がある。ありがとう。って思える時なんですが、その繰り返しでいいのかなと思える本でした。
アダルトチルドレンだと自覚があって克服した、克服しようとしている人に響く本だと思います。心の問題を見て見ぬ振りをしてはいけないと諭すような内容なので、自分について無自覚な人は反発心を抱くかも?読んでいてたまに分かってるよ!と思ったことがあった。
憎しみと劣等感、昔の自分が抱えきれなかった辛い感情を受け止めることの大切さを説いている本でした。
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我が人生に悔いなし:失敗しない人≒新しいことを試みたことがない人 攻撃型ノイローゼ=日抑制型 躊躇ノイローゼ=抑制型 神経症的野心 心の柔軟性 視野拡大≒意識領域拡大 興味と感心の覚醒 他人の幸福を祈る→うつにならない 仕事・勉強の逃げの口実 老いは凋落よりも成熟
老いを認められる人:美しき老年=成熟+死への心構え 内転的凝縮成熟 基準変更 長命≠長寿 英雄末路哀れなり
老いても幼稚・晩節を汚す人:自分に否定的≒相手の言葉に深く傷つく 深刻な劣等感→誇大な自己イメージ ACE性格・起こる前になぜ? 幸福←不幸を受け入れる
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読んでいてちょっと怖くなる部分もあったが、逆に言えば反面教師として参考になる。高齢者向けの本なのだろうが、中年が読んで備えるべき本であるとも言える。
結論としては、過去にこだわらずに「今を生きる」ということに尽きるかな。