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様々なところで見つけた古文書から読み解く歴史のひとこま。京都に単身赴任してきた仙台藩の武士の日記が面白い。花見したり芸者呼んで歌ったり。落語に出てくる田舎侍っぽいんだよね!
政治的でも文化的でもない「暮らし」の歴史はなかなか表に出てこないので興味深い。
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史料の読み方が面白いと感じる本であった。
当時の様子をライブ感をもって読み解くので、例えば明智光秀の実像は誰も分からない。しかし、少なくとも当時の人がぶっちゃけどう記録していたかを読むことで感覚は追うことが出来、空気感に触れることができる。
歴史はこうだ!ではなく、あくまで時間空間を追って想像する。本来学問ってこうだよなと思う。
新聞掲載の収録で短編集ということもあり、色々と短時間で思いを巡らす読み方がおすすめです。
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やはり歴史は面白い。様々な想像力が掻き立てられる。過去の事実をつぶさに観ることはできないので、想像するしかない。それが歴史の浪漫というものなのかどうかは人それぞれだろう。
著者の磯田さんは最近テレビでよくお目にかかる。テレビによく出るということは基本的な知識があり、話し方や容貌が視聴者の好みに合っているということだろう。確かに話はおもしろいし、磯田さん独自の見解も、なるほど!と納得させられる所が多い。
まずは、この本を読んで歴史の研究者の日常の地道な努力に頭が下がった。磯田さんの本はこれが初めてである。さすがに本の中では「・・・という古書を見つけた」と言うところから話が始まるが、その瞬間を迎えるまでに膨大な時間を要していると思う。それでなくても数百年単位の過去に存在した文書。現在に残っていること自体が珍しいものばかりだろう。
あと、磯田さんがそれらの古文書を「読める」と言うことがさすがだと思う。さらにその価値を判断するだけの知識を有しておられる。なかなか真似のできない技術だと思う。
磯田さんのような歴史学者の方々が、過去の確証に基づいて推測する。そして新たな説が誕生する。やはり浪漫だ。確証に基づいて様々な推測・仮説を立てることができる。
ただ、「暴く」というと少し大袈裟な感じがする。語彙に間違いはないのだが、「地道な努力による新たな発見」ぐらいにしておきたいところだ。
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『日本史を暴く』(著・磯田 道史)読了。
松永久秀の側面や赤穂浪士達の知られざる振る舞い、そして鼠小僧の素顔など、磯田さんが古文書を読み取りながら興味深い項目について解説している。
…が、『日本史を暴く』というのはやや過剰なタイトルだと思う。
一番知りたかった孝明天皇の死に関しては煮えきらない記述で、期待は大きく裏切られた。
大久保利通の血を引く麻生太郎氏への忖度が働いてしまったか?
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新書って私の頭では読みにくいのが多いのだが、これは読みやすい!そして、面白い!
おそうめんみたいな古文書を新聞と同じくらいの速さで読める作者はすごい。
一度講演会に行ってみたい。
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p.146 2017年末、六ケ所村の相内知昭さんが訪問し、後日、六ヶ所村史史料編のコピーが送られ、江戸時代の牧畜社会の様子がわかった。
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歴史学者である磯田道史氏が、古文書から読み解いた歴史の裏側。
織田信長の遺体の行方、明智光秀の謀反の真相など、興味深いテーマが並ぶ。
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古文書オタクの著書が、骨董屋から掘り出した古文書からニッチな情報を掘り起こし、歴史のリアルを伝えてくれる。
こういうものの積み重ねも、学術的に重要だと改めて感じさせる。
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一時資料の古文書で発見した教科書には出てこない歴史的事実を語りかけるような文章で安定のクオリティ。テレビにも出演されながら、縦横無人に古文書を探す著者の研究スタイルには本当に頭が下がる。本作に触れられていた忍者、古文書収集&分析を着々と進められている「磯田版忍者」は是非とも読みたい!
真面目な話、価値が分からないまま個人所有されている日本中の古文書は、無償で著者に寄贈すべきでないかと思ったのは私だけでないはず。
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「歴史には裏がある。歴史は裏でできている。この本に書いてあるのは、歴史の裏ばかりだ」(まえがき p.i)
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磯田先生の本は歴史のことを書いてるが大変書き方や視点が面白い。磯田先生の研究の元ネタになってるのが古文書なのだが、その古文書を京都の古書店にふらっと立ち寄って見つけてしまわれるみたいで、そこの点がほんとに驚きです。それこそ一見価値のないような日記でも内容がわかるから、そのほんとうの価値がわかりまた値段考えて結果的にはお得値に買えるのであろう。むかしの文字もみてもさっぱりわからないことの方が普通だと思う
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大層なカバーの煽り文句で読みたくなった。
日本史の闇というよりこぼれ話的な数ページの読み物が続く。
新聞連載をまとめた物とのことでなるほどと納得。
つまらなくはないが期待したものとは違った。
まあ読まなくても良かったな。
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読売新聞に連載中のコラム「古今をちこち」5年分をまとめたもの。日本史に関するこぼれ話が楽しめる。
筆者が古本屋で発見した古文書から想像を広げていく。
歴史の断章、表の歴史には表れない庶民の生活舞台裏を紹介する。歴史の魅力が伝わってくる。
新聞の連載なのでコロナに関するネタが多い。スペイン風邪や天然痘と同様、コロナも終息するのだろうか。
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
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日本史といえば、歴史上の偉人が「どんなことを成し遂げたのか」を学ぶことが非常に多いように感じる。出てくる人物はどこか自分とは違う人のように感じてしまう。しかし、本書では「なぜそのような出来事が起きたのか」を古文書をもとにして述べられている。そのため、他人事ではなくリアルな歴史の一端を知ることができる。
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新聞のコラム欄のようだなあと思って読んでいたら、本当にそうでした。
より深掘りされていると、なおよかったかな?