紙の本
将門公の乱の顛末と。
2023/12/04 23:35
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将門公の乱の顛末。
藤太は将門公と対峙し...
そして、藤太の昔語りも一段落。
その裏で将門公の復活のため、暗躍するのは。
しかしながら、上手く行かず、将門公の姫が知識を求めた先で出会うのは。
美しき将門公の姫と実は優秀な源博雅公。
2人の笛の音が京の都に響く。
少々、コミカル展開を挟みつつも、なかなか良い感じ。
さて、この2人の邂逅はこの後、どう行った展開に結びつくのだろうか。
真相を追う晴明と源博雅。
乱の起こる前、将門公の変化の秘密もこれからか。
次は記憶が朧気になる前に出してもらえると。
ほぼ一年ぶりだと、少々記憶が怪しくなるので。
前巻を発掘するのも面倒だしなと。
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私、夢枕さんの原作至上主義なんですが、ほんとに、この作品の博雅さまは博雅さまのこう、核というかこれがなくてはその人にならない、ところがかっちりと入っていて、魅力的なのです。
この作品での衣を着崩して、ちょっと無精ひげがあって、へらっとしてるのに品があって、音楽に真摯で音楽に愛されまくっている、柔い方言で話す博雅さまは、本当に博雅さまだ!!!とおもうのです。この作品全体に言えることなんですけど、夢枕先生の陰陽師の譲れない点をきっちり踏まえてそのうえで伊藤先生の魅力がうまく乗っかっていて、すごく好きです。
晴明さまとの関係性も、違うように見えるんですけど、枝葉を落としていくと結局のところ、博雅さまの善性に弱くって、その明るさ直撃されて、目がー!!!ってなってる晴明さまに、原作で見た(大笑)となりました。こちらの晴明さまは若いだけあって結構表情が出る…というか、博雅さまが相手だからかな。ほかのシーンだけど表情は常にスン、としてますし。
あ、この巻での見どころは、朱雀門の鬼!!!
シリアス担当だった瀧夜叉姫をぶん回して、引きずり回す音楽馬鹿二人www
3時間の次5時間てwww雅楽ってそんなに長いんです???
それだけ笛を吹いて全く息を切らさない博雅さま、相当体力がある…そもそも朱雀門まで夜の都を笛吹いて踊りながら来てる人なので…(原作でも羅城門をよじ登ったりしてるので体力はある)まぁ…一応武士ですものね…博雅さま。
あっという間に一冊読んでしまって、ほんとに続きが楽しみです。
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■読みやすさ
小説読んでないからか先が読めない面白さがある。
俵藤太vs平将門とか面白すぎる。
■面白いかどうか
歴史ものでもレアなキャラが出てくるのでめちゃくちゃ面白い。
■人生の糧になる
エンタメの見せ方として参考になる。
時系列で辻褄が合うならのifでここまでフィクションが動かせるのは凄い。
■作家について
原作はもちろん。この作画の人もパワフルで良い!
■本棚に残したいか
1巻買わないと。残すよ