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変化の激しい現在において、最適に対応するために必要となる切り替える力。
切り替える力に関する研究結果を、著者やその関係者の経験をふまえまとめられている。
切り替える力には次の4つの柱がある。すばやく柔軟に対応する、自分を知る、感情への気づき、状況をつかむ。普段の生活で無意識レベルで習得するのは難しいが、迷った時はこの基本にそって行動し、より良い結果を残していきたい。
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素早くしなやかに切り替える
素早く・・ 機敏に切り替えるためネガティヴ思考コントロール。ネガティブ、不安は脳を疲れさせ、フリーズさせるから。
・・好奇心を持つ。変化に気づかないと切り替え遅れるから。
しなやかに•••自分を受け入れる、外から見つめる癖をつける。過敏に反応、極端に反応しないように。
切り替え力=①素早く柔軟に②自分を理解する③感情に気づく④状況を掴む
信号ツール 状況が良化しる変化は青、悪化に転じる場合は黄色、悪化しているなら赤 変化に対して色分けしてみる。
変化と移行をセットに 変化は外部的 移行は内部の変化に合わせた動き 自分を移行させることを忘れずに。
自分を知る際、タイプという区分より傾向がある という言語化が精度高い
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読みやすい、難しい言葉を使っていないので分かりやすい。
著者ほ脳科学と心理学の研究者として25年の研究から最新の知見と科学的エビデンスをもとにした
スキルの実践法を紹介している。
切り替える力には4つの柱があり、
第1の柱 すばやく柔軟に切り替える
第2の柱 自分を知る
第3の柱 感情への気づき
第4の柱 状況をつかむ
という構成で書かれている。
読んで行って
実際に自分の能力テストも出来るのも面白い。
数値化すると自分では受け入れなれない自分を受け入れなくてはならなくなる。
やり抜くことにこだわり、ストレスが溜まり、メンタル面でやられてしまう人が多い現代。
切り替える力を身につけることで、
あらゆる変化に対応でき生きやすい人生になる。
冒頭で
グロリア・スタイネム(米国作家)
「過去にしがみつけば、問題が生じる
変化を受け入れれば、解決する」
ブッダ
「解き放たれ、幸せにすごすには、しなやかに考え、どんな変化にも安らかに対応するがよし」
と書いてあります。
このフレーズが響いた人は読んでみてください。
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◆切り替える力 4本の柱
①すばやく柔軟に対応する
→思考・感情・行動を機敏に切り替える
②自分を知る
→内面を見つめ、コアバリューや能力を把握する
③感情への気づき
→自分のあらゆる感情を受け入れる
④状況をつかむ
→自分の内面と外の世界、両方を意識する
◆変化を起こす5段階
①無関心期 : 「うまくいっていること」「うまくいっていないこと」を書き出し、状況分析
② 関心期 : 「変えたいこと」を決めて、明確な目標を立てる
③準備期 : 行動を変えるための計画を立てる
④ 実行期 : 計画を実行に移す
⑤ 維持期と逆戻り : 新たな行動をどうやって週間づけ、今後も継続していくか、その方法を考える
◆ フリーズする脳
捕食者は、こちらのわずかな動きでさえ察知する。そのため、昔から人間は恐怖を覚えたら、とにかく動かないようにしたのである。この反応の痕跡がいまでも脳に残っているので、私たちは恐怖を感じると、一瞬の場合もあるだろうがフリーズするのだ。
◆思考日記
* なにが起こったのか?
* どう感じたか?
* なにをしたか?
* その出来事に対して、どう考え、どんな結論を出したか?
◆本当の自分の見つけ方
《パーソナルストーリー》
①人生のどん底
②人生のピーク
③ターニングポイント
④自分という人間のことがよくわかった時
→定期的に考えるようにする。数カ月かかってもかまわない。
◆評価のポイント
・感情の質 (全体的にネガティブか、ポジティブか)
・意味 (教訓を学ぼうとした姿勢があるか?)
・複雑性 (詳細か?出来事だけか?)
◆ 「気持ち」の説明は獣しい
感情の回路は、あなたの気持ちを言葉で説明してくださいと頼んだ場合、その回答を「恐怖」「悲しみ」「喜び」「嫌悪」といった基本的な感情のカテゴリーにきちんと分類することもできない。
心理学の分野における多くの研究では、感情の違いをきちんと説明するのは事実上、不可能だった。
◆ ネガティブ思考への対応
* その考えば白黒がはっきりしすきていないだろうか?
* その考えに思い込みはないだろうか?「いつも」「絶対」といった危険ワードで物事を考えていないだろうか?
・「他人が考えていることが、自分にはわかる」という前提に基づいて、思い込んではいないだろうか?
* ネガティブなことばかりに目を向けていないだろうか?
* 「こうすべき」「こうしてはならない」と、あなたが強く思っている規範が反映されてはいないだろうか?
* 他人を責めていないだろうか?自分のことを「被害者」だと思っていないだろうか?
◆感情の粒度
多彩な言葉で表現できる人は、怖い、嫌悪している、怒っている、悲しい、怖れるといった感情を詳細に区別して表現できる。「感情の粒度」が低い人は、「不快です」とか「気分が悪い」といった単純な表現でしか説明できない。
自分の感情をより正確に表現できれば、感情がいっそう明確��なり、その意味を把握しやすくなる。すると、自分の急所や弱点が見えてくる。なぜ不安になるのか、なぜ心配でたまらなくなるのか、なぜ相手に腹を立てるのかがわかってくるからだ。自分の感情を豊かに表現できれば、状況に対処する際に感情を細かく調整できるようになる。
◆ 「切り替える力」12の法則
・心を開き、好奇心を持つ
・はっきりしない状況を不安に思わない
・対応力を伸ばす
・自己認識を深める
・感情を受け入れる
・直観力を伸ばす
・自己中心的な認識から抜け出す「脱中心化」を心がける
・呼吸法を練習し、身体をリラックスさせる
・幸せな記憶のアルバムをつくる
・ストレスに適応する
・《賢い心》を育む
・旅を楽しむ
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科学的根拠のあるテクニックがたくさん紹介されていた。
柔軟性を持って生きることが大事だなと思った。
最近はGRITを否定しがちな論文とかが多いけど著者はGRITを否定していないところが良かった。
状況の見通しが良かったら引き続きGRITするのが重要だし、上記の見通しがつかなかったら柔軟性を持って新しいことに取り組むべき。
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著者は認知心理学者・神経科学者である女性。イギリス政府のメンバーとしてメンタルヘルス研究の国家戦略も担当しているという。
前著は「脳科学は人格を変えられるか」で、本書はその実践書という位置づけ。
不安やネガティブな思考に悩んでいる向きには、様々な気付きが得られると思う。
切り替えて、前向きに生きたいですよね!