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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ全般的に言えることだが番組のまとめにはなっているがそれ以上の深い解説はない。図が無駄に大きく解説文が少ないのは残念である。解説としては役に立つ。
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世界中で起こるインフレ
日本は長く円高で物価も抑えられデフレが進行してきた。
アベノミックスでも、デフレから脱却できなかったのを見ると、日本は外圧によってしか変わらないのかなとも感じる。
但し、日本と世界の違いは物価以上に給料が上がらないこと。内部留保を企業が溜め込むことで経済が回らないことなどをあげる。
企業の内部留保の一方で、非正規雇用で雇用の不安定化を招く。企業残って人が滅びるという時代に向かっているような気もしました。
企業献金の問題もですが、資本主義そのものが、人を中心に回らなくなっているのではと思う。
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国の経済力をはかる「ビッグマック指数」は、韓国483円 中国490円 アメリカ710円 スイス925円 そして日本は390円 安くていいと言われるかもしれないが、それ以上は払えないということでもある。池上彰さんにこう指摘されて、日本経済の凋落ぶりにびっくり。
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本のタイトルから、池上さんの考えを聞けると期待したのだが、「日本がどうなるか」を自分で考えるための知識を身につける本だった。
世界情勢は混沌としているし、日本の政治も中長期の将来に向けたビジョンがない。
産業界を見ても世界を引っ張る技術や製品が生まれてこないどころか、世界の進歩に追いつけない状況が増えてきた。
将来の希望が見えないから、池上さんも今後の展望を何も書けなかったのだろうと勘ぐってしまった。
私も、今の日本に明るい未来像が描けない。
急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。
日本はここ30年は物価も年収も横ばいだったが、世界の多くの国では物価が上昇し賃金も増えていた。
その結果、日本は物価が高い国から物価が安い国へと変貌した。
とはいえ、日本のGDPは世界3位だ。
だから今でも日本は物価が高い国だというイメージを払拭できない年配者は多い。
年配者の多くが日本は今だに技術力でも世界の中で超一流で、中国などは二流で粗悪品しか作れないと思い込んでいる。
GDPはドイツに抜かれて4位になったという報道がある。
だがこれは、ドルベースで算出するからこのような数値になっただけだ。
ドイツの経済状況は昨年よりも悪化しているのに対して、日本はわずかであるが好転している。
日本は115円から150円と急激に円安が進んだので、ドル立てのGDPではドイツに抜かれたというわけだ。
対ユーロでもこの1年で140円から160円と円安になっており、対ドルだけでなく世界的に円安になっている。
海外からの旅行者が増えて日本の製品を爆買いするのは、日本の物価が安い上に円安が進んでいるからだ。
日本人より沢山お金を使える外国人が激増している。
現在のアメリカは平均年収が760万円、対して日本は420万円とアメリカの60%程度しかない。
年収は30年前に日本の半分だったお隣の韓国にも10年程前に抜かれている。
今の日本は原油や食料品の値上げで実感しているとおり、長年のデフレからインフレ傾向に変化した。
ウクライナ戦争による海外の物価高騰も1つの要因だが、日本特有の要因として円安が輸入品の価格をさらに上げている。
モノの値段が上がっても、所得が同じように上がれば購買意欲は落ちないので物価高は問題にならない。
高度成長時代が、まさにそうだった。
今のインフレは日本だけでなく世界各国の傾向だ。
値上げされた製品を購入できるだけの賃上げが、インフレ時代を生き残るカギとなる。
日本は低賃金すぎるので、早急に現在の5割増しくらいにしないと世界との差がどんどん広がる。(だが活発な賃上げは不可能だと思う)
円安は日本経済にプラスとの考えで政策を進めてきたアベノミクスだが、
MMT(現代貨幣理論)を拠り所に実施し続けた赤字国債の発行がインフレ・円安への道を作った。
問題は2年で成果を出して終わらせる目論見がはずれ、政策を10年も続けてしまったことだ。
過度の金融緩和や大量の国債発行の弊害が今まさに出始めているように感じている。
最初にも書いたが、���本経済が急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。
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日本では2022年春以降、物価高に直面している。原因はロシアのウクライナ侵攻(2022年2月)と急激な円安(2022年3月)。原材料費や輸送費が高くなると、人件費を削減せざるを得ない。これだけでなく、以下の背景もある。
・日本の平均年収が424万円と低く(韓国よりも低い)、給与がアップしていない。
・日本にはGAFAが生まれなかった
・世界で勝負して勝つという意識が弱かった(過剰品質に向かう)
日本はGDP世界3位の経済大国というが、ひとりあたりで見ると28位。平均給与が低いからIT技術者やアニメーターは他国に逃げる。日本はアジアの下請けになりつつある。
景気が良くならない3大要因は、①少子高齢化②お金を使わない(内部留保。アメリカでは内部留保に課税するので株主に還元)③企業が稼げない(日本人が意地悪=他人の足を引っ張る=新しいことをするとバッシング)(pp.108-120)
当面、我々庶民にできることは、内部留保(預金)を減らして消費に回し、円安メリットを活用することだろうか。
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残念ながら今の日本の状況は「悪いインフレ」ですよね。給料がもっと上がれば好転のきっかけになるとは思いますが現実は厳しい。もう少し大胆な賃上げがないと「買い物しよう」という気持ちにはなれない。必需品だけ買おう、となってしまいます。
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『世界インフレ。日本はこうなる』
~インフレの波を乗り越える:池上彰が解説する経済の未来~
【はじめに】
2024年以降の世界経済と日本経済の行方に関心がある方にとって、池上彰氏の『世界インフレ。日本はこうなる』は、その複雑なテーマをわかりやすく解説してくれる一冊です。経済の専門知識がなくても、この本を通じて、現在の経済状況とその影響を簡単に理解することができます。
【インフレとは何か?】
本書では、インフレについての基本的な理解から始まります。良いインフレと悪いインフレの違いを明確にし、現在の日本が直面している経済的課題を解析します。2024年の日本は、悪いインフレの状態から脱却し、良いインフレへと移行するための過渡期にあります。
【アメリカ経済の強さの秘密】
アメリカ経済がなぜコロナ禍でも好調を維持できたのか、その理由を探ります。政府の給付金政策や、物価上昇と同時に起こる所得の上昇が、アメリカと日本の経済状況の違いを生んでいます。
【日本経済の低迷の背景】
少子高齢化、企業業績の低迷、消費の停滞。これらが日本経済が低迷する大きな要因です。本書では、これらの問題点を詳しく解説し、日本経済が直面している現実を浮き彫りにします。
【人口減少が経済に与える影響】
日本の人口が1名減少することによる経済への影響は、観光業界において特に顕著です。国内旅行と外国人観光客の消費パターンの違いを通じて、日本政府がインバウンドに注力する理由を解説します。
【為替レートの適正とは?】
日本銀行の金利政策の見直しにより、長年続いたゼロ金利政策が終了しました。これに伴い、円安ドル高が進みましたが、適正な為替レートとは何かについて、池上氏は投資家の視点からその答えを探ります。
【終わりに】
本書は、新規性は少ないものの、世界と日本経済の現状を短時間で包括的に理解するための有効な手段を提供しています。将来への示唆には欠けるものの、現状の理解には非常に役立ちます。
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日本が世界を掌握していたバブル期から一転、今では競争力が無くなった日本。世界的に見て人口の多い日本は国内に目を向けて商売をすれば右肩上がりだったが、他の国々は他国へ目を向けてすでにグローバル化に舵を切っていた。また国民性から新しいことを始めることを後押ししない風潮もあり、それが今の差に繋がっているのだと理解することが出来た。
世界的に見たら安い国日本。日本人は外人を毛嫌いする傾向が強いが、今後共存は免れない。そのような日本でどう生きていくか、どんなスキルが必要か考えさせる本だった
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いつものように新聞の延長で読んだ。
本の中で国民性や気質が今の日本の低迷要因の一つだと解説してたけど中小企業に勤める自分には特にそれを強く感じた。
まだまだ精神論みたいのは職場に根付いてこれを払拭するには相当時間がかかりそう・・・。
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池上さんの本はわかりやすく読みやすい本が多いのですが。
日本の現状はわかりますが、内容が薄く、読まなくてもいいかも。