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著者は朝日出身なのにかなりまともで台湾びいきなのを割り引いてもニュートラルな視点で今の台湾を描いているように感じた。
読んで良かった点:
・民主化への歴史的な経緯
・独立派というのは実は少数派で実質的な独立を達成している現状の維持が多数派。
・中国との関係は併合は絶対嫌だが対立も望まない
・意外とアメリカへの信頼感は低め
・国民性はブームに乗りやすい
・中国人は言葉が通じるが話が合わない、日本人は言葉が通じないが話が合う
・親日ハンバーガー構造
・日本の植民地としての韓国との違い、50年とかそれ以前の民族体制の希薄さ
作品紹介・あらすじ
コロナ前は200万人超の日本人が訪れ、観光地として人気が高い台湾。「台湾有事」という言葉が紙面を賑わすこともあり、日本の関心は高くなっている。しかし、私たちは台湾をどれほど知っているだろうか。中国と台湾の関係は? 首都はどこにある? 国連に非加盟なのはなぜ? 隣の島でありながら、私たちはその歴史や事情をあまり知らない。本書では、6つの問いからそんな台湾という〝国〟の姿を詳らかにしていく。
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帯の台湾観光雑誌みたいなワクワクする写真や文字の色に惹かれて買った。
内容が難しく理解をしながら読んだので時間がかかったが、文章自体は読みやすくてためになった。
台湾人が、日本に義援金をたくさん送ってくれるのは親日だからってだけではなく、義援金ブームに乗ってるだけであって「あの時は義援金をありがとう」といっても「なんのこと?」ってなることも往々にしてあるってあたり面白かった。
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台湾に親近感を持っていても歴史を歴史、特に戦後の歴史を知らなかった私にとって有益であった。特に、蒋経国については全く知らなかった。