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ミステリーっぽなくいい。中で出てくる数学雀は面白そうだが、役が無限にありそうな気がしてきりがないんじゃないのかな
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あとがきの、生意気な子供たちというのにぐっときた。
生意気な子供を受け入れてしかるべき方向に伸ばしてあげたいわあ。
楽しむために、学びたい。
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3と1/2さつめ
という半端な数字は、通常とは違って
「黒い三角定規」との対峙ではなく、短編集でもないからだそうです。
今回は瀬戸内の増留間島(ふえるま島)にある
数学好きの為のホテルが舞台。
今度は、中学生の渚は、学校は休まずに、
夏休み始まってから駆り出されてます。
(高校生を持つ親としては、気がかりだった点です)
途中で、作者の、なかがき があって
ヒントと読者への挑戦状がありましたが、
一応、時間だけは、経過させてから
でも、わからず、結局、そのまま続きを読んでしまいました。
手元にまとめてあったこのシリーズもこれでおしまい。
最近 「4さつめ」が出てますが…
またのお楽しみとします。他に積読が増えてしまったので。
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数学はわからないけど、楽しく読めたー。
初の長編。ちょいと難しくなったときもあったけど渚の解説に助けられつつ読めたー。
武藤さん。山で暮らしてたってどういうことかなー。次に期待。
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・キューティーオイラーの水着に数式書かれていて、それがアップなんて・・・ファンクラブとか設立されそう笑
・「フェルマーの最終定理」というのは数学が苦手なおれでも知っている名前だけど、内容は特に知らなかった。でもウンチクと共に解説されて、すごく面白かった。背理法とかでけっこう簡単に証明できそうなのに、フェルマー死亡300年以上後のワイルズさんでさえ証明に3日かけるとは・・・。
ディオファントスの書いた「算術」という本の余白に自作の問題と答えをいっぱい書いてあったけれど、答が書いてない問題が一つ。
「x(n乗)+y(n乗)=z(n乗)。x、y、z、そしてnがすべて自然数であり、nが3以上である場合、この式を成立させるx、y、zの組み合わせは存在しない」
とあり、その続きに「私は、この事実を証明する驚くべき方法を発見した。だけど、その証明を示してみせるには、この本の余白は狭すぎる」と。。
「定理」ていうのが本当は証明されたことにしか使っちゃいけない(渚談)のに、フェルマーがそう言ってるから「定理」って呼ぶようになったというのは面白い。
・8枚の金貨の中の1枚の偽物を見つけるための天秤の回数は、けっこう話のタネとして使える気がする。おれも最初は3回かと思った。
・パスカルの三角形すげえww11の4乗までまんま同じ数字とは…すごい不思議だなあ。数学おもしろい。
・武藤が見てると水着になるの恥ずかしいって、渚可愛いなあ。渚は起きて武藤がいないと探しに来たり、怪我した武藤を泣きそうに心配するあたり、武藤をお兄さんみたいな感じに思ってるんじゃないかなー。
・23の店の相続の話が、すごいなとは思ったけど、全然理解できない。一つ借りて3人で分けたのに、どうしてちょうど1つ余るのか!!大体なんで1/3とか1/8みたいに中途半端な割合を指定したの?やはり数学脳ではないおれにはわからん・・orz
今回は感動系シーンがあまりなかった気がするけど、話としてはすごく面白かった。数学苦手だった者として、数学が楽しいと思えるのはうれしいです。
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番外編ということでしたが今までで一番ミステリーっぽいミステリーでした。
でも「なかがき」で著者が出てきたのは若干興ざめかなぁ……出てくるにしてももう少し控えめでも良かった。あんなにでかでかと読者への挑戦状をつきつけて来られても、私の頭はすでにふえるま島にあって、ホテル・ド・フェルマーの謎について考えを巡らせていたわけで、一気にリアルへ戻されてしまって、正直戸惑いました。
まぁそんな文句はありつつ、シリーズ中では結構お気に入りです。
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初の長編ということで、かなり硬派の本格ミステリ仕立てになっており、昔懐かしい「読者への挑戦」などもあって、なかなか楽しかったです。
殺人事件の謎の方は、正直解決編を読んでもふーん、といった印象しかありませんでしたが、ホテルに秘められた謎の方の謎解きは、豪快で外連味にあふれていて実におもしろかったです。殺人事件の方は、別になくても良かったような感じ。
それにしても、このシリーズ、装丁を見るとやや買うのに勇気がいりますが、巻を追うごとに、大人の鑑賞に堪える話になってきているように思います。
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シリーズ初の長編です。
数学者についての雑学は、面白いです。
知的好奇心を満たしつつミステリーを楽しめます。
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本作は数学ミステリシリーズの番外編にして初の長編。
キューティー・オイラーの挑発を受けて、瀬戸内海のとある島に向かうはずが、途中で合流した岡山県警の捜査員に連れられ、全く別の増留間島(ふえるまじま)に到着してしまった渚たち一行。そこではある女性が不審の死を遂げており、その真相を巡って渚たち一行が活躍することになる。
本作では珍しく、武藤刑事が推理をし、真相に迫るという番外編ならではの展開もあり、もちろん、数学にまつわるウンチクも盛り沢山で、渚たちが泊まることになったホテル・ド・フェルマーもこれでもかというほどの数学尽くしだったりと、シリーズ好きにはたまらない仕掛けがたくさん盛り込んである。一方で、本作で始めてシリーズを読んだというひとでも違和感なく物語世界に入れるような配慮や、数学はちょっと苦手という人でも、その魅力の一端が覗けるような気配りがなされ、かと言って、実際のところどうなの?と思う読者にはより深い所への誘いも含め、ちょんとわきまえられているあたりは、この作者はホントに数学が好きなんだなあと、むしろ微笑ましくなるほどである。
フェルマーの最終定理は名前くらいは聞いたことがあるし、それが世界中の数学者たちを悩ませてきた超難問の一つということはしっていたが、さらに深く知りたくなってくる、そんな副作用も本作にはある。
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シリーズ初の長編。冒頭に見取り図もあり、読者への挑戦状もあり、見えている謎のほかにもう一つ謎があって、犯人あてのあと、その謎が明かされます。ミステリーとして楽しめる内容であり、なおかつ浜村渚らしさも十分味わうことができました。
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シリーズ初の長編。モチーフはフルマーの最終定理?パスカル?
いつも通りペンとノートを脇に置いて読み進めました。
ミステリーとしては多少ガチャガチャした感じはしますが、相変わらず数学ネタを仕入れるには最適。今回はフェルマー数を覚えました。
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長編。 でも、密度もユーモアも今までと負けず劣らずです!
作者の青柳さんからの推理の挑戦状には驚きました。
ちなみに私は負けた!(笑)
とても面白かったです。推理もだけど、数学も。ストーリーも。
「数学が人をダメにする」って方針を打ち出した国家に対して反発した組織「黒い三角定規」だけれど、今回は彼ら(彼女)が誰よりも人間らしい一面を見せた気がした。
思い過ごしだといいのだけれど、作中に出てくるヤギは、青柳さんと掛かっているのだろうか・・・? ちがうか!(笑)
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シリーズ初の書き下ろし長編ミステリ。フェルマーの最終定理やパスカルの三角形などを組み合わせたトリックとは。
フェルマーの最終定理を主なテーマにして、孤島のホテルで起こった事件を描く。
数学の定理を組み合わせたトリックは手が込んでいて面白い。
普段の連続短編もいいけれど、長編の方が好みかも。
読者への挑戦状がしつこい気もするけれどそこはご愛嬌。
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浜村渚の計算ノート3と1/2さつめ~瀬戸内の島で黒い三角定規によるテロ予告があり,浜村渚は大山と武藤に連れられてやってきたが,岡山県警の2課の寺森が案内したのはふえるま島というホテル一軒だけの離島。3階の部屋から転落した事故が事件ではないか,調べて欲しいらしい。ホテル従業員は青い三角定規とは無縁だが,中国で企業相手の法律顧問をやっていた,塩沢が開館し,従業員全員が数学好きだという変わったホテルだ。浜村渚は支配人のパスカルらと数学談義に華を咲かせ,推理は武藤の仕事となった。空いている(2p+1)号室からは黒い三角定規のカードが発見され,3階の厨房から2階の玄関脇に降りるリフトや2階と3階の間に,書庫に使用されている空間があって,β室から支配人のパスカル氏とバーテンのソフィア氏の部屋の下まで続いている。塩沢氏の遺言は浜村渚によって解き明かされる~本として9冊目なので,フェデリコ・フェリーニ監督の8と1/2を真似,マルコヴィッチ監督の7と1/2のアイディアを貰ったらしい。初の長編
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「昔の人と今の人をつなぐだけじゃなくて、今の人と今の人もつないでくれて、そして誰が何と言おうと正しいんです。悲しいときも、私が何かにムカついているときも、ちゃんと正しくそこにいてくれるんです。すごく優しいんですよ数学って」
(P.147)