紙の本
梟の好敵手
2024/06/01 16:19
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か、物足りなかった。梟も狗も、それぞれの特性を発揮しきれていない。
「ハイパー・ウラマ」という、前代未聞のスポーツの舞台に限定されているからだろう。試合結果も、世界規模の競技としては消化不良気味だったし。
次は「丹後編」で、狗の一族との戦いかな。
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『梟の好敵手』の概要と感想になります。
「梟」と「狗」
異なる体質を生まれながら備えた一族は、異様なルールの下で開催される大会に出場する。史奈、容子と諒一の三人は「梟」と縁あるアテナ陸上部の選手として大会に望み、「狗」を含めたチームと激しい競り合いの中で自分たちの信念を誇示する。
感想です。
本作は『梟の一族』から数えて三作目になりますが、二作目の『梟の胎動』と本作は『梟の一族』と比べるとエンタメ性が強い仕上がりになっているため、一作目が好きな読者は違和感を覚えるかもしれません。ただエピローグで改めて「梟」のルーツを探す展開を匂わせる描写から、続編があるならば『梟の一族』のようなスリリングな作品を望みたいですね。
個人的な評価は前作と同様に★3ですが、シリーズを通して史奈の成長ぶりに強く惹かれるものがありました。
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梟と狗が遂にぶつかる。狗の思惑がまだ読めず、今後の展開が待ち遠しい。敵は狗だけではなさそうなのもまた興味をそそられる。
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眠らない一族『梟』の三人が、ドーピングあり暴力ありの新スポーツ『ハイラーウラマ』に挑む。その中で、梟と同様に異能を持つ『狗』の一族や、悪役と戦っていく。
梟の強さと真っ直ぐさがとても魅力的。まだまだたくさんの謎が残されているから、続編に期待。
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忍びが~、通~る、けもの~道
次からが本編だとして、プロローグとしては冗長だった感も。
代表作としての大河小説になりおおせるのか、それとも三部作で終わっちゃうのか、期待はしたいが…
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「梟の一族」「梟の胎動」に続く3冊目。
前作に登場した新競技「ハイパー・ウラマ」の試合が始まり、ドーピングなしで競技に挑むアテナ陸上部(史奈と長栖兄妹)に、それを潰そうとする運営側の工作が絡んで進むお話。
「ハイパー・ウラマ」の何でもありのルールと試合展開はスポーツの描写としての感興を呼ばず、ちょっと期待外れ。そもそも競技自体が陰謀の道具にしか見えないところも興を削ぐ。
前作の感想に『引っ掛かることがテンコ盛り』と書いたが、井戸が枯れても無問題、古文書はいつの間にやら読み解けて、光学迷彩服はあそこで出てくるってか。
トーナメントの結果も物語の顛末もそれぞれあっけなく、いいふうにまとめられてはいるが、かなりの肩透かしでした。
作者さんによると『〈梟〉の物語、全二十巻ほど書けそうなネタがあります』ということらしく、その内、舌が細く二股に裂けた、爬虫類のような生臭い体臭の一族も出てくるのかしらん。
自分の思い通りにならなければ暴力を使ってでも意思を通すという悪役にはあまり魅力を感じずで、最初の話のようなテイストになれば良いのだけれどね。
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「梟の一族」の3作目
前作「梟の胎動」と合わせて、ハイパー.ウラマ編、と言う感じ。
ハリーポッターに出てくる、姿が見えなくなるマントみたいなのが出てきたり、ハイパー.ウラマも
わざと相手に怪我をさせようとしたり、クィディッチに似ているかな。
先が気になり、1〜2日で読めてしまう。
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前作より面白かった!
ウラマという競技に嫌悪感を感じながらも、全体的に話がスピーディーで読みやすかった!
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梟シリーズ3作目。
ハイパーウラマの試合での息を呑む闘い。面白かった。運営側の妨害が明らかになるも、まだ影で糸を引く存在もほのめかされて今後の展開も楽しみです。実写でルナのメイクどんななのか見てみたい気がする…。