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【BiSH解散まで、リアルタイムで綴った生の記録】23年6月に解散した大人気ガールズグループBiSH。メンバーの一人モモコグミカンパニーが赤裸々に綴っていた、解散までの日々。
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2023年6月で解散したBiSHの モモコグミカンパニーが、解散の話が出てから東京ドームでの解散LIVEの日までの約3年半の心境や日々を記した本です。
私自身がかなりネガティブな感情を抱きやすく、「これはあまり良くない感情だ」と思っていましたが、
この本を読み終えた時、ネガティブな感情でもいいんだと思いました。
強そうに見える人ほど繊細で、弱いのかな。だからこそ強くなれるんだろうなと感じました。
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とても面白かった。
自分はBiSH解散後に音楽を聴き始めたので、リアルタイムで解散までの空気感、雰囲気を感じていないので、感想が的外れになっているかもしれない。
最初メンバーの中でモモコグミカンパニーが気になったのは、BiSHというかなり尖ったグループに、えらい普通な子がいるなと思ったからだ。
外見もそうだがインタービューの記事などを読むとすごく普通な感性をもっているなとも思った。
特に解散後に書店の中を回りながら購読していく動画を拝見したのだが、普通に将来に悩む若者といった内容だった。
普通である自分は何も持ち得ていない(と思い込んでいる)という劣等感、早く何者かになりたい、ならなければならないという焦燥感、前向きでいたい、いなければならないという希望感。
そういったありのままの自分や感情とどう向き合うべきか、向き合ってきたかが丁寧に文章に言語化され、全体を通して「受け入れる」というテーマが根底に流れているように思う。
エンターテイメントの世界では比較的ピーキーな存在の方が受け入れられやすいと思う。
「stereo future」などのコントロールの効きにくい、なにかを打ち破ろうとしているような曲を歌っているグループはピーキーと言って差し支えないだろう。
しかしながらピーキーであればあるほど目立ちやすいためブレイクが早いかもしれないが、その分コントロールが効かなくなり、ランダム性に左右されやすくなってしまう。
つまり飽きられやすく、グループ解散も早いのではないかと思う。
そういった特異な職業の中で「普通」の感性を持ち続けているのは、ものすごく異質で逆に個性が際立っているなと感じる。
なぜなら「普通」で居られることはニュートラルで居られるということであるし、中庸という概念につながっていくと思うからだ。
きっとそういった感性や気質がBiSHの屋台骨を支えてきたのだと思うし、それがなければ8年もこのグループが続かなかっただろうなと、この本を読んで感じた。
(いわゆるバランスの問題)
しかしながら、ありのままの自分を受け入れるというというのは、なかなかに困難なことだと思うし、それゆえの葛藤が良く文章に表れていると思うが、前向きで居ようとするがためなのか、俯瞰の感性が強いのかはわからないが、文章自体は結構軽めに描かれていると感じる。
実際はもっと重く渦巻くようなどろどろとした感情や不安や悩みがあったのではないかと思う。
文章全体を通して比較的前向きでポジティブな言葉ばかりが目立ったので、もっと個人の心情が現れても良かったのではないかと思う。
ともあれ、仕事にしろ趣味にしろ、何かにひたむきに打ち込めるということは人生において本当に幸せなことだと再認識させられる良書であると思う。
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BISHが好きな人にはたまらない!
メンバーのモモグミカンパニーのリアルタイムで綴る2019年11月22日から東京ドームでの解散ライブまでの3年半の日々。
BISHの楽曲では最多の17曲の作詞、小説2作、エッセイ2作発表しているモモコ。
ステージでキラキラ輝いている彼女も自分と同じ人間。当たり前だけど楽しいこともあれば悲しいこともある。赤裸々に書かれていて知りたかったことがたくさん書かれていて大切な一冊になりました!
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本人も言ってる通りエッセイとも違うし日記に近いもの。その当時の感情が赤裸々までに伝わってくる。モモカン推しは必読。対談相手がなぜアイナさんだったのかなんとなくわかる。
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2019年のアメトークでbishのファンになりました。その時からカッコいいな、また復活してほしいと思っていた。でも解散ノートを読んでこんなに心と体を削って活動するものなんだとわかった。やりきった感が有るんだろうなと思う。モモコグミカンパニーは悲観的だと思うけどよく見たら私が仕事で悩むでいたのとそっくり。十分頑張ってると思う。本を読めてよかった。
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ガールズグループBiSHのメンバーが解散宣告〜解散までの3年半の日々を綴る。
ステージ上のキラキラな世界の裏で、解散という未来に向け、不安や焦燥感を正直に吐露する日々。
弱い自分を認め "それでいい、これが私だ" と前に進み、最後のその瞬間まで全力で駆け抜ける姿がカッコいい。
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BiSHは誰か一人のものではなく、いろいろな人(メンバーやファン、スタッフその他の人々)の作り出した共同幻想的なものなのだなと改めて考えさせるエッセイ。
解散を決めてから解散するまで、メンバーの一人として分析的に、一人称の感情も交えながら、その時に考えていたことを記録してそのまま出してくれているので、細やかな考えの変化や、どれだけ大変だったかもよく分かる。
芸能人としての目線というよりは、普通の人がアイドルになってしまった。という苦しさがベースにあるところがやはり魅力的なのだと思う。
メンバーみなが解散に向かってそれぞれ向き合い自立していく過程だったのだなとしみじみ。
ただ、それを飛び越えて一番ガツンと来たフレーズは以下だった。なんだか生きるということの本質をあらわしているような。
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MCで、アイナは「怪我をしたとき、生きたいと思った」と語っていた。生きたいと思うことは、消えたいとか死にたいより何倍も辛かった、と。
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「楽器を持たないパンクバンド」BiSHのメンバーモモコグミカンパニーによる解散までの約3年間の日々を紡いだ日記
私も、清掃員(BiSHのファンの愛称)だったので、特別な思いを持って読み終えた
外側から見ていると、とても順調に見えていた印象を受けていたが、彼女たちは彼女たちで色々な思いを持ちながら活動を行っていた事、終わりに向かって進まなくてはいけなかった事、あらためて知れてよかった
メンバー間のエピソードや自分自身のことが、屈託のない言葉で書かれていてとても読みやすい
彼女の紡ぎだす言葉には、勇気をもらえることが多く、人には向き不向きがあって当たり前でとても人間味を感じる所が私は好きだ。
解散してもうじき一年になり、メンバー色々なところで見るようになってきた
この先も彼女の紡ぐ言葉や小説に期待している