紙の本
ファンタジー世界のホームズ
2024/02/13 11:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見先生の著書は初読なのですが、ホームズファンなのでパケ買いしました。予めレビューを見て、『ポンコツなホームズ』ということは理解した上で買いましたが、森見ワールドを全く知らずに読んだので、読了後にファンタジー/SF作家と知り納得。
ミステリー要素や、ホームズの痛快な推理、原作の忠実なパスティーシュを期待している人にはおすすめしません。
シャーロックホームズシリーズのキャラを使った、なんでもありのファンタジー小説として読めば面白かったです。前半は動きがなく少し退屈でしたが、後半からの畳み掛けが面白く一気に読みました。
紙の本
手放しでは喜べない
2024/02/06 13:34
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見さん、大スランプからは脱した感があるけど、まだキレがないかなあ。
最初の滑り出しは良かったんだけど、途中から迷い道に入った感じ。
いつか、有頂天家族の続きを書いてほしいんだけど。
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久しぶりにこんなに分厚い小説を読んだ。
ツイッターでよく見ていて、本屋を探したが売り切れ。少し離れた本屋でやっと見つけた。
シャーロックホームズの話かと思いきや、舞台は京都。話があっちに行ったりこっちに行ったり、京都の土地勘もあまりないので、思考が散漫に。
読み応えのある小説だった。
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これは森ミーにしか書けない世界観だわ。
ヴィクトリア朝京都なんて。
寺町に221Bがあるなんて。読むまでは違和感があるのかと思いきや、そんなことはまるでなくロンドンっぽさと京都が馴染む馴染む。
頭の中ではベネディクト・カンバーバッチがホームズで京都の街を走ってる。もちろんワトソンはマーティン・フリーマン。
あんまりホームズは読んだ事ないけど、それでも知ってる事件名やお馴染みの登場人物がでてきて面白かった。
ヴィクトリア女王もでてくるし、不思議なお話なんだけどすっと頭に入ってくるのは森ミーだからなんだろうなぁ。
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一番好きなシーンはやっぱり竹林。
ホームズとその仲間たちもほのぼのするけど、もっと森見ワールドを堪能したかったのが正直な気持ちです。
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2024年 8冊目
先月から非常に楽しみにしていた1冊。
「シャーロックホームズ×京都」
と聞いて初めはピンとこなかったのだが、筆者にしか描けない世界観が詰まっていて、みるみるうちにこの本の世界に引き込まれていった。
「自分がスランプだから、ホームズと一緒にスランプから出ようとしたんです」と読売新聞の記事でコメントされていたが、ホームズだけでなく筆者の苦悩も感じとれる、至極のミステリーであった。
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読んでいくと、どこに連れて行ってくれるのかと思わせる、その感覚にひかれていった。
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この世界には解こうとしてはならない謎というものがあるんです
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#読書記録 2024.2
#シャーロック・ホームズの凱旋
#森見登美彦
ヴィクトリア朝京都を舞台にした摩訶不思議な森見版ホームズ譚。彼らは詭弁論部に在籍し、グータラし、むしゃむしゃと食べ、ぷりぷりと怒り、ちょこんと座るのだ。登場人物は全て糺ノ森の狸が化けているに違いない。
コメディパートとシリアスパートで文体と雰囲気が一変する。森見ファンにはたまらないSF・ファンタジー・コメディ・ミステリだったよ。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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やっちまってる作品
序盤
なにこれ、京都が舞台の意味ある?
シャーロック・ホームズの名前使って
客引きですか!?
中盤
んっ
まあ、物語は最後まで読んで一つの作品として
評価しなければいけないかもな
終盤
既視感のある展開をここまで詰め込んじゃう
もう、そのネタ見飽きてるんですけど
ギャー、最後は、
ダメ押しの○落ちですか~
森見先生がスランプだったんでしょうね
無理して書いて
こねくりまわして、訳の分からない展開にして
お疲れっした
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シャーロック・ホームズの登場人物たちを使った森見さんらしいミステリーかつファンタジー。
京都を中心にシャーロック・ホームズおよびジョージ・ワトソンが出てくる。シャーロックのスランプから物語が始まる。舞台が京都だが、それが本家の地名と重なって描かれる。
最初はパロディーかオマージュかと思ったが、全然違うので、シャーロックホームズと思って読むと拍子抜けするので注意。中盤から森見さんらしい不思議世界観がメインで、ファンとしては楽しい。
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めちゃくちゃ面白かった!前半と後半で面白さのジャンルが違うと思った。
前半は私たちのよく知るシャーロック・ホームズ要素がどのように京都とマリアージュしているかを見ては喜ぶような楽しさで、後半はただのふざけた設定だと思っていたヴィクトリア朝京都の裏にロンドンが潜んでいたことが分かってドキドキした。物語が作者によって崩壊していくのをキャラクターであるワトソンの目線から見るシーンが、恐ろしくも幻想的だった。森見さんの幻想的なシーンの描き方が大好きだ!
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ヴィクトリア朝京都が実にしっくりきていた。けど少し意味不明なところもあって。私の好みではない方の森見作品でした。
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森見登美彦とシャーロックホームズがこんなに相性がいいとわ!
「森羅万象の物を胃に優しいものとそうでないものにわける」みたいな他の人の小説では出てこない言葉が好きです。
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舞台は「ヴィクトリア朝京都」。スランプに陥る名探偵シャーロック・ホームズのやる気を取り戻そうと、助手のワトソン他ユニークなキャラクターが、ヴィクトリア朝京都を縦横無尽に駆け巡る。ある時は「腐れ大学生」が跋扈する場所として、またある時は縁を繋ぐ場所として、多彩なアプローチで「京都」を描いてきた著者の新境地。
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森見登美彦さん節×ホームズ×舞台は京都と
ぼくの好きな要素を詰め込みまくった小説!!
元々ぼくが大学時代に京都に住んでいたということもあり、
自分がモラトリアムを過ごしたあの街を、
ホームズが闊歩しているという妄想に、脳内がウハウハでした!!
しかも、このホームズはいつものホームズと違うんです。
今までさまざまなホームズをベースとした作品があると思いますが、
あのホームズが全然推理をしないという作品は、
これが初めてなのでは??
いつもは冷静沈着で大胆不敵な名探偵であるホームズが、
この作品の中ではスランプの名の元に、
221Bの中でダラダラと自分がなぜスランプなのかについて
1年以上に悩み続けている…まさにニート!!
あのホームズをここまで森見節に落とし込めるとは
さすがです!!ホームズが詭弁によって言いくるめるところなどは、
著者の過去作に数々登場してきた大学生館を思わせました笑
ここまでの感想を読むと、かなりほのぼの系?とも思いますが、
実はそうでもありません!!
物語が進むにつれて、どんどん話が大きくなっていき、
ホームズがなぜスランプに陥ったのかという物語の根幹にも
触れていきます!!
ネタバレになってしまうため、あまり詳細は言えませんが、
まさに二転三転、まるで現実と夢の世界を流転するかのような
物語が繰り広げられています!!
これは森見さんにしか書けない作品でし