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凄いSF。小説の形容に凄いってあまり使わないのだけど、読後「凄いや、これは」としか言いようがなかった。面白いし、深いし、読ませる。圧倒的スケール感、臨場感あふれる描写、物理学をベースとしてSF仕掛けの発想力、サスペンス的シナリオ展開…いずれも凄いとしか言いようがない。数あるSFの中でも、これを読まずして…という作品の一つだと思う。☆10個付けてもいいかも。
「智子」の仕掛けは正直理解できず。低次元化の情報の折り畳みと高次元化の不可逆性は何とかついていける。DNAとタンパク質の関係がまさにそうだから。しかし、空間距離が問題じゃなくなるところが?。だから「物理学は存在しない」ってことになるんだろうなあ、位の理解しかできなかった。
最後の方の、大史(史強)がイイ感じ。著者に特権階級じゃない人々を励ます意図があるかは分からないけれど。
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三質点系の運動方程式が一般的には解けない三体問題にアイデアを得た,近年まれに見るエンターテインメントSFの傑作.筆者本人が,中国語原版よりKen Liu氏による英語翻訳版が本来の意図を汲み取りやすいと指摘する通り,英語翻訳版に基づき翻訳された日本語版も大変読みやすく浸れる.娯楽である一方,文化大革命に端を発する中国思想への思いが反映された純粋文学性,科学の究極の発展に見るディストピア性,多面的に読める重厚さは逸品で,確かに世界中で人気を博す訳だと納得の読了感に耽る.
(日本語版単行本が発刊されて5年経っただろうか,ようやく文庫版が発行された.このような販売システムは,出版業界にメリットを果たしてもたらすのだろうか.本とは誰のために存在するのか)
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序盤:なんか思ってたんと違う
中盤:いいねぇおもしろいねぇこういうのこういうの!
終盤:ちょっと色々想像しにくくて読みづらい…
っていう感じで読み終わると全編通してプロローグだったんだな…という感じ。現代の話はおもしろいし、あっそっちに話転がっていくのね?と割と面白くなってきたところで三体惑星側の話に入って失速してしまった。
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文庫化待ってて、でも取りかかるのにちょっと躊躇いがあったけど、いよいよ。
文化大革命から始まったのは面食らった。葉文潔、汪淼、史強らがこれから三体文明の攻撃にどう対抗していくのか、二巻が楽しみ。陽子の、、、十一次元の、、、というあたりは理解できないところもあるけど。
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職場の先輩から教えてもらい読んでみました。
率直に面白かった。『三体』を読むことが毎日の楽しみになり、1週間ほどで読了。次の第二作が届くのが待ち遠しい。
VRゲームの描写を通して『三体』世界がどんな環境になるのか、分かりやすい表現でイメージすることが容易だった。三体問題や超ひも理論など、物理学の関する記述が細かく、また、読者になるべくイメージが伝わるように分かりやすく表現してくれていて、勉強にもなった。
また、科学者の連続自殺・カウントダウンが見えるようになるなど、サスペンス要素も兼ね備えていて、どんどん先が気になる。ボリュームが多いにも関わらず、テンポの良い展開で全く読み飽きない。
海外小説の翻訳版ということで、欧米小説の翻訳版に見られるようなわかりにくさを懸念していたが、そんなことも全くない。自然な日本語でスラスラと読み進められる文体。
登場人物はもちろん中国人なので一回で名前を覚えられなかったが、文庫版ではピンク色の紙で登場人物をまとめてくれていて、それを見ながらスムーズに読み進められた。
総合的に見て、残念な点は見当たらなかったので、星5の評価,
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文庫化するまでネタバレを踏まず読まず心待ちにしていた本。
300ページ読み進めても「三体」の物語の核心に入らず、文化大革命の話や不気味なVRゲームと謎の組織や物理科学者の関係が分からなかったけど、最後の最後に話が繋がった。
太陽の鏡面反射や人工知能の智子などの科学技術のSF的発想が安易というか想像の範囲内に収まってる気がしたけど(イーガンの小難しい説明に慣らされてしまったので…)、乱期や三太陽の日、一次元の糸、陽子の加速器などの発想が宇宙スケールの大きさですごい。
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物理学数学的展開あり難解に感じる部分もあったが疾走感もって読み切ることできた。異世界との遭遇と一言で言うとありきたりな話になるがそこに至るまでのストーリー展開にリアリティがあり、文潔返信しちゃダメだよー!っとヒヤヒヤした。そこから話は急展開していくのだが、続編も読みたいと思えた
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映画「コンタクト」を見直したばかりだったので、たしかにこのパターンもあるかも。と深く納得。
過去と現在、地球と三体世界、リアルとゲームと、いろんな世界がこれでもか、と詰め込まれ、圧倒された。
2巻の発売前にNetflix版、始まっちゃうのを、先に観るかどうか、激しく迷う…
あと、折り込みの登場人物表、すごく助かった。
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劉慈欣の三体シリーズ第一作。待ちに待った文庫化。
文化大革命で父親と妹を虐殺された理論物理学者の葉文潔。彼女が連れられた研究所での出来事。
一方現代では、科学者たちの連続自殺が噂される中で、ナノマテリアル分野の権威ワンミャオは、自分にしか見えないカウントダウンがあることに気づく。過去と現在、そして三体と呼ばれる謎のVRゲーム。世界で何が起こっているのか。
噂に違わぬ大作。ゴリゴリのSF描写、というより物理学(?)の描写が少し難しく、普段SFを読まない人にとっては好き嫌いが出るかもしれないが、怒濤の展開で読ませる。最初の方は何が起きてるのかわからない。ミステリ的な要素がありつつ、三体というVRゲームの中での歴史上の人物の描写もあったりと盛りだくさん。ただ、中盤のある人物の切実な祈りにより、ガラリと展開が変わる。ああ、こういう作品なのかと。なるべくなら事前情報を少なくして、続編のあらすじも見ないほうが楽しめる作品。
全編通して、見開きのページで初出の人名に、その都度ルビがあるのも非常に親切な設計(例えば主人公のワンミャオであれば、ページをめくるたびにルビがふってあるくらい親切な設計)。
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この本も話題になっている作品だがとても壮大なSFであった。
物理用語が多く出てきてわからない部分もあったがそれでも読み進められる読みやすさが印象的だった。
話自体も非常に面白く続きが気になる作品だ。
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よほど単行本で読もうかと思っていた本作。もう一歩が踏み出せなかったのは、SFというジャンルへの抵抗感のせい。でもそんなの、全く気にせず読める、圧倒的エンタメ作品だった。微妙に視点が気になる部分が数か所あったんだけど、それは彼我の言語が異なることによる影響か。隅から隅まで十全に理解できたとは言い難いけど、小難しいところは読み飛ばしても、十分に楽しめる内容。本第一部を読了しても、物語は全然閉じられておらず、以降も読むしかないでしょ、って感じ。楽しみ。
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待っっっってました!!!文庫化!!絶対面白いんだけど、絶対好きなんだけどあの厚さ、そして冊数はハードカバーじゃ完走できない…場所もない…そうして待つこと数年、やっっっと読めた!もうなんかそれだけで嬉しくなっちゃう。なるべくネタバレを避けて内容を知らないまま読もうと思ってたので最初文化大革命の話からでびっくり、ちょっと読むのしんどいなーと思いつつもまぁSFは最初の設定飲み込むターンは読みづらいけどそこ過ぎたらどんどん面白くなるもんだしというモチベで読み切りました。世界史に関しては本当に無知なので文化大革命ってこんなにも恐ろしいものだったんだと。最初はしんどかったけどラストまで読むと「人類は滅亡しなければならない」なんてとんでも結論にいたらなきゃいけなくなる要因として大事だったなと。そんでVRゲームの話が始まったら、もうそこからは一瞬でした。長編ハードSFと言いつつまだ1巻はそこまでSFっぽさは薄い代わりにワクワクするゲームとしての要素があって、それがだんだん現実と絡んでくる、全分量から考えればまだまだ序盤だけど既にしっかりストーリーの回収があって読み応えバッチリです。三体って三体運動のことなのか…それ以上の意味も隠されてるのか…?とにかく続きが楽しみです。あと大史がかっこいい。ああいうキャラ、大好き。
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待望の文庫化!期待以上に面白かったし、何よりこの先の続編がどう考えても今作以上に面白い予感しか無いので、次が楽しみすぎ!
(一応理系だけど。。)正直理解しきれていない部分もありながらも、そこに描かれる世界の壮大さ、斬新さが凄まじすぎてページを捲る手が止まらない。
"脱水で巻き巻き保管"は一番衝撃だったなー笑
次作の文庫化も楽しみですが、Netflixの映像化も楽しみに待とうと思います!
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クソ面白かったの一言に尽きる。SFが当たり外れ大きいのは個人的には「現実感とのバランス」だと思っているが、本作は実際に物理の未解決問題としてある三体問題をベースに展開していて、これはあり得るな…的な現実感がちゃんとあるため世界に没頭できた。
その点、智子については訳分からくてSF色が濃いが、もしろよくこんなオチを思いついた…!という感じで面白かった。
あとは本筋ではないが、文革など中国人の歴史、思想的な流れに触れられてて、全然知らなかっただけに興味深かった。SFの枠に収まらず、中国文学な味が新鮮であっという間に読み終えてしまった。
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Netflixの配信前に予習しようと思い、読みました。
いきなり文化大革命の場面が出てきたので、あれ、これSFじゃないの?と驚きました。
一冊丸ごと、序章といった感じ。続きを読んでいきたいと思います。
ドラマ配信とともに、これからが楽しみです。