紙の本
公営ギャンブルの知識を基礎から学べます(決してギャンブル推進書ではありません)。
2024/03/06 22:40
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本に存在する公営ギャンブル(地方競馬・競輪・競艇・オートレース)についての基本的な知識が分かる1冊です。
具体的には、それぞれの競技がどういうルールで行われているかの説明から始まり、そして各競技の各地にある競技場の紹介、馬券・車券・舟券の買い方、競技場を満喫するための過ごし方などについて著されています。
勘違いしないでいただきたいのは、当書は決してギャンブル狂いになることを推進する書籍ではありません。あくまで趣味の範囲で楽しむ範囲でのお話です(著書も広範囲にせず公営ギャンブルを嗜むスタイルを貫いています)。
私はギャンブルよりも、各競技のルールなどを学びたくて当書を購読しました。購読し、それが達成できてよかったです。今後はお金を賭けることはせず、各競技を純粋なスポーツとして観戦しようと思います。
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<目次>
序章 公営ギャンブルの魅力
第1章 なぜ今、公営ギャンブルを勧めるのか
第2章 公営ギャンブルの遊び方
第3章 さあ、賭けてみよう
第4章 公営ギャンブル「旅打ち」のすすめ
第5章 エンタメの中の公営ギャンブル
<内容>
こうした本が新書で出るのは珍しいだろう。公営ギャンブルは国家が認めた賭博。競馬・競輪・競艇・オートレースとあるが、競艇が一番難しいらしい。そして、JRAは公営ギャンブルではない!公営は地方自治体が開催しているもの。自分は賭けに行く気はないが、地方の公営ギャンブル場に銅像があったり、競馬馬は何を考えて走っているのか?に興味があって、手に取ってみた。まっとうな公営ギャンブル推奨本である。それも古き良き時代を推奨している。今は賭け方や地方の公営ギャンブル場もきれいになっているようで、ネット上からも賭けられるが、これは今回の本には含まない。あくまでも現地で見て買って、楽しむ「旅打ち」を推奨しているのだ。
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公営ギャンブルの魅力:凝縮された世界の仕組み ツキの流れ理論 ギャンブラーの思考 な勧めるのか:人間にやさしいい 人間に賭ける=面白い 人間を読む 昭和ブーム 遊び方:重症とヒラ開催 地方競馬場 競輪場 競艇場 オートレース場 さあ、賭けてみよう:中九年の居場所 無料送迎バス 最初は見 見栄を張らない ビギナーズ・ラック さあ飲もう 旅打ちのすすめ:ひとりで遊び・喜び・悲しむ 麻薬的魅力 前夜に目的地へ レンタサイクル エンタメの中の公営ギャンブル:裏側 山口瞳 阿佐田哲也
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「たった100円」
ベットの最低単位を示して、依存症の過小化
ギャンブルは嫌いですが、教養として読んでみました。
なので、評価は辞退しました。
P29 >どうしても、予想ができない時
止めるという選択肢はないのかと
P48 根岸競馬場
旧根岸競馬場 一等馬見所は公園と隣接していて名建築
P54 明らかに公営ギャンブルを美化している
P80 浦和競馬場
大昔に先輩(女子)がギャンブラーに絡まれて、泣きながら登校してきた。地元の先輩(女子)が「競馬場周辺は客層がアレなので、治安が悪い。そばは通るな」と言ってた
P132 笹川良一氏
ご存知なければ、一度ネットででもお調べいただく必要が
P170 >インターネットが手軽です
P168でデジタルを否定していましたが?
P217 ギャンブル開始が30歳からとは遅い部類かと
P260 予想業者。経済学者、エコノミストの経済観測と大差ない
P265 80年代、日本は好景気
業界によっては、「円高不況」で多くの工場が消失しましたけど
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本書の良さは序章に集約されている。まずはとにかく序章をむさぼるべし。
公営ギャンブルの中に、友情があり、打算があり、裏切りがあり、失敗があり、歓喜があり絶望があり…
ギャンブルには世界の仕組みと未来が凝縮しているんだと。
ああ、ほとんど文字を引用しているのにうまく言い表せない。それぐらい序章の完成度は高い。
運とかツキとか、ギャンブル以外に出てくるような言葉。それらは屁理屈だけど、嘘ではない。合理的な、当然の解答と違う結果が出ることはままある。
それはやっぱり運とかツキとか、なのだろうか…と
もちろん序章以外も良い。とても良い。
僕はギャンブルにハマって身を持ち崩すようなことはないと断言できるが、1000円ぐらい賭けに行ってみようかな〜と思った。なんてったって徒歩圏内に公営ギャンブルあるからな!