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俺の人生、もっと高く跳べるはず
売れない芸人と五輪代表候補の大学生。二人を繋ぐのは棒高跳だった。
明日を迎えるのがきっと楽になる、夢と現実のその先にある物語。
「不思議なんですよね。
漫才のコンテストで落ちたのは仕方ないって思ったのに、
棒高跳で負けて、悔しいって思うんだなって」
お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することに
なった崖っぷちの芸人。その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない
大学生アスリート。出会うはずのなかった二人、それぞれの跳躍の先に広がる景色は――。
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お笑いで目が出ず、スポーツバラエティでのみもてはやされている御子柴。相方から解散を告げられ後がなくなってしまう。そんな中、棒高跳びの企画が持ち上がり、五輪候補でイケメン大学生アスリート・犬飼と対決する事になり…
生い立ち故に捻くれている犬飼と、アスリート芸人の御子柴が相容れない者同士が上手くぶつかって上を目指す様子が爽快でした。
犬飼も、猫被らなくてはならないスポーツ特有の爽やかさを求められるのも、何となく判る気がしました。それを止め、一皮剥けた今後に期待です。
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売れないお笑い芸人の御子柴が、番組で棒高跳びをやることに。
言われてみれば、存在は知っているのに棒高跳びという競技をちゃんと見たこともなければ、日本記録も知らない。それなのに、読み終えた時には「棒高跳びって面白い!」という気持ちになっていてびっくりした。
御子柴はもちろん、オリンピックを目指す犬飼、ポールを研究している狐塚、ディレクターの綿貫…それぞれのキャラが立っていて引き込まれた。
面白かった!
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俺の人生、もっと高く跳べるはず
売れない芸人と五輪代表候補の大学生。二人を繋ぐのは棒高跳だった。明日を迎えるのがきっと楽になる、夢と現実のその先にある物語。
「不思議なんですよね。漫才のコンテストで落ちたのは仕方ないって思ったのに、棒高跳で負けて、悔しいって思うんだなって」
お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することになった崖っぷちの芸人。その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない大学生アスリート。出会うはずのなかった二人、それぞれの跳躍の先に広がる景色は――。
番組のために跳ぶ芸人と五輪のために跳ぶ大学生、そして選手をサポートするスタッフ。それぞれの背景を知ることで、人生どう転ぶかわからないなとしみじみ思いました。
それぞれの視点で、物語は進行するので、その時の心情や苦悩といった心境を知ることができます。
お笑い芸人・御子柴は、お笑いとしては芽が出ず、相方はバイトに明け暮れているため、唯一のスポーツ番組に情熱を注いでいました。そんな時、次の企画が棒高跳び。そこで出会う大学生・犬飼を通じて、自分の能力が覚醒していきます。
個人的に御子柴はどことなく東京ホテイソンのショーゴさんのイメージがあったので、そのイメージで読んでいました。ちなみに犬飼は、横浜流星さんのイメージで読んでいました。
自分では、こう生きたいのになかなかうまくいかない日々。それでも、周囲から何を言われようとも、自分のままに生きていけばいい。そんな姿がカッコ良いなと思いました。そうすると、誰かが見てくれ、手を伸ばしてくれる。
なかなか全員がそうなるとは限りませんが、とにかく挑戦してみることが大事だと感じました。
もしかしたら、意外な道が広がるかもしれません。
あまり注目することのなかった棒高跳びの世界。知らなかった基礎知識もあって面白かったです。
棒高跳びを通じて知り合った2人。芸人は一生懸命に頑張るが、大学生は孤高な存在で余裕たっぷり。
多分、仲良くならないなと思っていましたが、お互いが自我を持ちながらも、成長していく描写は爽快感があって面白かったです。
また周囲の登場人物も魅力的で、棒高跳びのポールを作る翠や番組スタッフの綿貫、選手の漆原も良かったです。
本気で棒高跳びに打ち込んだ御子柴。後半での大会のシーンは、作品を盛り上げてくれる要素でもあって、漆原との真剣勝負は、読みどころがありました。
コミカルな要素がありつつも、何事にも真剣に向き合う姿は学ぶものがありました。
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最高に面白い。棒高跳びというマイナーな競技で、あまり興味もありませんでしたが、作者が好きで読みました。挫折と胸熱があり、競技にも興味が湧きました。
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鳥人王、ときて、お笑い芸人、ときたもんだから最初の数ページは某M-1チャンピオンの決勝ネタを思い浮かべてしまった私。読み進めればM-1のお話もちょこっとは出てくるものの、メインは棒高跳びでマスターズの記録を狙っていくお話でした。あの棒で高く飛ぶとか、イマイチ分かりにくくて陸上の中でも興味のなかった世界が色々知れて良かったです。アスリート芸人として生きていくのにも年齢的な限界が来るだろうし、葛藤は延々続きそうな…。額賀さんの作品の中では、私としてはあまり入り込めない感じで読了です。
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陸上もの。
アスリート芸人かぁ。
面白い設定を持ってきたな。
自分が何者なのかを模索する主人公。
それを救うのがスポーツか。
ただ、その前に読んだタスキ彼方がめちゃくちゃ面白かったから、
ちょっと薄く感じたんだよなぁ。
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棒高跳びがメインの話は珍しいですね。
その上にスポーツでありながら芸人が主人公?
設定は面白いけどストーリーに意外性は無かったように自分は思いました。
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額田澪さんのお得意スポーツ小説。
今回は、パリ御ピックを前に、棒高跳びだ。
御子柴は、芸人がスポーツに挑戦する番組「アスチャレ」に
出演するしか仕事の無い売れない芸人。
相方とのコンビでの仕事はほとんどない。
初めての棒高跳びに挑戦するが、コンビを組むのが
正統派アスリート犬飼。
「柴犬」コンビである。
柴はマスターズ優勝を、犬はパリ五輪出場を賭ける。
犬飼はさわやかなイケメンながら、実はかなり性格悪し。
ポールの開発、番組プロデューサー、マスターズ参加者など
多才な面々とともに物語は進み、いよいよマスターズの日が来た。
・・・おもしろい!
テンポは良いし、棒高跳びに興味も持てるし・・・
さすがの額賀さんなのだけれど・・・
気持ちが分散する。
群像劇の体をなすからだろうか、
私の読書はキャラクターのだれかに寄り添いたいのだが
それができない。
残念!
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スポーツバラエティ番組に出演しているお笑い芸人御子柴陸が番組の企画で棒高跳びに挑戦する。
現役選手と関わりながら、棒高跳びに夢中になっていく。頑張る物語好きです。
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251ページ
1600円
4月25日〜4月30日
サブタイトルのアスレチックコメディアンって何だろう?と思いながら読み始めた。はじめはなかなか進まなかったけれど、半分過ぎると、御子柴が日本新を出せるのか気になり、ぐんぐん読んだ。スポーツのプラス面とマイナス面、両方わかると共感できた。最後の終わり方が額賀さんらしかった。
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アスリート系お笑い芸人と、棒高跳びのコラボレーション小説。そしていつも通り額賀さんなので色々上手くいかないでじわじわと感動してしまうのはいつも通り。競歩王もよかったし、まさにその系譜なのですが、主人公がアスリート芸人というのがいいです。おばたのお兄さんのポジションでしょうか。
走り高跳び見るときにはより興味を持って見る事が出来そう。
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芸人がアスリートとしてチャレンジするアスチャレ、そこで売れない芸人御子柴陸は棒高跳びにチャレンジすることになる。まるで青春時代を彷彿とさせるような熱い闘いにワクワクした。そこに国産のポールを作りたいという夢を持つ翆や番組プロヂューサーの願いなどもミックスされて非常に面白かった。
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棒高跳び。
ポールを手に入れるのがそんなに大変だとは…。これからは違った目で競技を見ることになる。この本のようにもっと手軽になることを願う。そしてアスリートだけでなくこんなふうにアスリートを支える人たちの熱い思いが素敵だった。願わくはこんな思いを持って生きて行けたらと思う。
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額賀澪さんの作品は私に取っては読みやすく、
惹かれるものがある。この鳥人王もサクッといけた。
お笑い芸人ではあるが、身体能力でテレビ番組に出演している御子柴陸。
今回の企画は棒高跳び。
実在しそうな感じがより、面白味を加え
番組の裏側や意図まで信じてしまいそうになる。
同時に棒高跳びの魅力を存分に詰め込んでいるので、これを読んだ人はオリンピック、陸上、棒高跳びにも注目しそうで良い。