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第一部:力学編、第二部:電磁気学編、第三部:熱力学編、第四部:波動編、第五部:原子・分子編。絵や図解でなるべく分かりやすくと解説がされている。「なーんだ、そうだったのか!」とはなかなか思えないけどね(汗)筑摩新書の「やり直し高校物理」も前に読んだんだったな…。
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本書は高校物理の挫折者向けということだ。ということは一応、私は対象外となる。何しろ高校物理では10段階評価でほぼ10だった。共通一次テストも満点だった。だけれどもだ、大学で物理を専門にし出すとたちまちにわけが分からなくなってしまった。そして、卒業後、30数年、小中学生相手に理科を教えているが、高校物理はさっぱり忘れてしまった。中3受験終了後の授業で、高校物理のはじめのところを少しだけかじるのだが、いつもドキドキしながらやっている。本書のchapter3斜方投射くらいがギリギリ指導できる範囲だ。ということで、高校物理をもう一度学び直したいと思って手に取った。全体が見晴らし良くなったとは言えないのだけれど、いくつか分かったことはある。まずは、摩擦力。摩擦力についてはよく分かっていないということが分かったことで、自分の分からなさの謎が分かったような気がする。直流と交流の話。エジソンとテスラの話。どうして交流が主流になったのかという話。それから、フーリエ解析、これは熱伝導の解析のためにつくられたとのこと。私は学生のころから、なんとなく言われたことをやってはいたものの、このフーリエ解析が何者なのかさっぱり分からなかった。そして、プランク。黒体放射(輻射)だったか、確かにそういうのを勉強した気がする。鉄の温度を調べるために研究が進められていたのだ。それはもっともなことだ。何でも、何らか解決すべき課題があって、研究が始められるのだろう。だから、歴史をひもといて何が問題だったのかを知ることで、より興味深く学ぶことができるのだろう。今年ももうすぐ中3で平方根の授業をする。その際、いつも最初にピタゴラスの定理から入って行く。なぜ√が必要になったのかを説明することで、より学びを深めてもらえるように。本書が物理学においてそういう役割を果たしていくことだろう。ただ、これは私が読者対象外だから思うことかもしれないが、できれば日本語の式よりも文字式の方がすっきり読みやすかったようにも思うし、また1億分の1の1万分の1とか書くより、10のマイナス12乗の方が分かりやすい気がする。このことについて、私は学生時代に学部の広報誌か何かに書いた覚えがある。「新聞記事が理科嫌いを増やしている?」というようなタイトルで。おそらく本書を手にするような人ならば、いくら文系と言えども、マイナス何乗とかの意味はよく知っているだろうから。
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https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000386077
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高校生の子供に、地球からボールを投げて、重力から自由になるのは、垂直方向か水平方向のどちらの方が簡単かとクイズを出されて、もちろん垂直方向と答えたら間違ったので、読み始めた本です。
水平方向なら時速約2万8500キロ、垂直方向なら11.2キロ秒(約4万0320キロ)らしい。空気抵抗を考慮したら、垂直方向に分があるから、ロケットは垂直に飛ばすのだと思うけれど。たぶん
しかし、読み進めるのが大変。