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大きく三部構成になっているノンフィクション。
悔しい思いをしたところや格好つけたいなら書かないかなと
いうところまでフェアに綴ってあることで戦慄した。
敵にしてはいけない方だと感じながら読み進める。
内容がネトゲ、起業、裁判と
専門的すぎる割にするする読める文章のおかげで
理解できたものの、なんと凄まじい体験だろう。
読んでいて最後のページに近づくにつれ
これ、ノンフィクションだよね?
気に入った物語を読み終えてしまう時と同じ気持ちになっていたわ!と
驚きとともに読み終えた。
きっとこの先も周回して毎回おののきながら読み終えるのだろう。
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ネトゲトッププレーヤーの思考法や裁判体験記として秀逸。比較的短い文で飄々と書かれているので、内容の細かさや複雑さのわりには読みやすい。
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主人公の「彼」或いは「水原=彼」の表現はいい筈。
後の裁判の化物ぶりを見ると、八年のこっちはのたうち回ってる感じ。
彼の人生は、衒ふでなく、淡々と語る。
発行年の三月時点で第二版だった。
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三部にわたっての著書の人生の一部を切り取ったノンフィクション。一部、二部、三部とゲームを通して1つの筋が通っていながらも、それぞれが独立した内容でこれが1人の人の人生のしかも一部分、と思うとなんと濃いーい、詰まった人生か。常々思うのは自分の10倍位は生きてるなーと。
1つのことに直向きに、誠実に、一生懸命生きている"彼"を応援したくなる。
第一部 ネトゲ編
ネトゲどころかゲームの類をを全くやらないので読み進められるか、から不安だったが、膨大な注意書きのお陰で時間はかかったけど理解しながら読むことが出来た( ̄∇ ̄)未知の世界なので面白かった。
第二部 企業編
就職を経ての企業。ゲーム関係の職場は分からないことだらけだが、コンテンツ作りをしていたことがある自分にも共感できる部分があり、一心に打ち込める仕事がある時はただひたすらに打ち込んでやる時があって、それは後からの人生に色々繋がるよね。
仕事や共に働く仲間に対する姿勢とかは著者の誠実な性格が描かれている。
第三部 裁判編
時間がかかるものとはいえ、8年は長い!
同時にいくつもの裁判を進めながら、若かりし著書が多分裁判とはどういうものか、どう対峙すべきか、或いは自分の役割などもを考え、成長(?)していって今の"彼"があるのだな。
同時に複数の裁判を進めているので必ずしも時系列で書かれていないのだが、特に重要だった部分やターニングポイント的な内容があり、先が気になって第三部は1番ハラハラして読む手が止まらなくなった。
実際の書面も著書の解説付きで裁判初心者のじぶんにも分かりやすく、興味深く読めた。
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第一部のネトゲ編は、ゲームをしないので、あまり理解出来なかったけど、起業編と裁判編は、とても興味深く読んだ。
ノンフィクションらしいけど、人を追い落とすためにここまで卑しい人間になれる人もいるんだなあと、怖くなった。
彼が裁判で争った、性根腐っている谷さんは今も起業してるみたいだけど、こんな人間についていける人間がいることも不思議だ。彼と同じように裏切られるとは思わないんだろうか?
暇空さんは、Colabo問題などで東京と戦っている姿をTwitterで拝見しているので、引き続き頑張っていただきたい。
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ネットで見かける暇空茜が都知事に立候補したっての知ってこの本も見かけたので手に取ってみた。まずね、横書きが読みにくいよ。あと、暇空茜は作中で自分のことを「彼」と書いてるんだけど、三人称視点に徹しきれていないので読みにくい。そう言うテクいことしようとせずに一人称で書いてくれたら読みやすいのになあ。「谷直史さんが」、って文の直後に「彼は」って書かれたら谷の事だと思うだろ?『彼』とかにしろよ編集者もバカなのかなあ。あ、内容については自慢と陶酔も多いけど冷静で客観的な分析もしてるのでただの自慢話ではない。けど個人的な体験の域を出てないのでブログで良かったな。本で読むほどの内容ではなく、まあよくある手記のひとつ。勧善懲悪、天網恢々で終わったのは良かった。6億は羨ましいし、ベンチャーに賭けるロマンと恐ろしさは感じられた。裁判が「裁判官わからせゲーム」なのは俺も良く知っている。